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更新日付:2013年12月24日 / ページ番号:C018132
平成24年6月6日、金星が太陽を通り過ぎる「金星の太陽面通過」を保健所屋上で観察しました。平成16年6月8日以来の8年ぶりの現象です。
台風3号が太平洋側を通過していたため、朝から雨が降り観察は難しいと思っていましたが、短い時間ですが昼過ぎに雲の隙間から「金星の太陽面通過」を観察することができました。
12時10分に観察したときは、金星の影は太陽の2時の方向に確認できました。5月の金環日食の月の影と比べて、金星の影はだいぶ小さいのですが、見かけ上の大きさは太陽の32分の1なので、日食グラスからも直接確認できました。
「金星の太陽面通過」は、金環日食と同様に地球・金星・太陽が一直線上に並んだときに見られる現象です。地球と金星は、太陽の周りを回転(公転)していますが、地球の公転軌道に対して、金星の公転軌道は少し傾いているため、地球・金星・太陽が一直線上に並ぶことは稀な現象です。実際、次回の「金星の太陽面通過」は、105年後の2117年12月11日です。
保健衛生局/健康科学研究センター/環境科学課 大気係
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