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更新日付:2014年12月2日 / ページ番号:C032004
健康科学研究センター環境科学課では、毎月市内の河川の水質調査を行っています。川辺では、さまざまな植物や虫、鳥などを見かけることができ、作業の合間に心を和ませてくれます。ここでは、河川調査の時に観察された川辺の風景を紹介していきたいと思います。
今回は、笹目川のさいたま市立浦和南高校脇地点で、撮影したものを紹介します。
下の写真は鴨がのんびりと泳いでいる様子を写したものです。
水の中をのぞくと、小さな魚の群れを観察することもできました。
魚には、下の写真の赤い枠で示した部分に少し曲がった線のように見える「側線」という器官があります。側線の働きは、水の流れや水圧のわずかな変化を感知するものです。
金魚すくい等で、網(ポイ)を水中に入れると金魚が逃げていくことを経験されたことのある人も多いと思います。金魚の後ろから網を入れても、わずかな水の流れの変化をこの側線で感じ取り、逃げられてしまっているのです。
この写真を撮る際も、しばらく水の中で動かず、魚が集まってくるのを待って撮影しました。
また、この場所では、淡水域に生息するカニも観察することができます。
普段は下の写真のように、川岸の岩のすき間に隠れていて、動きはとても素早いです。
右の写真は、台風が来た際に流されていたカニです。
カニは、大半の種類が海水で生活するものですが、淡水域である川や、海水と淡水の混ざった汽水域で生活している種類のものも存在しています。
さいたま市内には、今回紹介したもの以外にも、まだまだいろいろな自然があります。今後もこのサイトで紹介していきたいと思いますので、楽しみにしていてください。
保健衛生局/健康科学研究センター/環境科学課 水質係
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