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更新日付:2023年3月17日 / ページ番号:C035771
健康科学研究センター(以下「センター」と表記します)環境科学課では、毎月センター屋上で有害大気汚染物質等モニタリング調査を行っています。センター屋上からは遠くの景色を見渡すことができ、天候や大気の状態によって約100キロメートル離れた富士山を望むことができることもあれば、近くのさいたま新都心ビル群すらかすんで見えることもあります。ここではモニタリング調査に合わせて屋上からの写真や観察時のデータを観察記録として掲載します。
掲載内容の詳細説明はこちらをご参照ください。
撮影日時 | 令和5年2月2日 14時頃 | |||
撮影時天気 | 曇り | |||
測定値(速報) | SPM | 5 μg/m3 | Ox | 41 ppb |
風向 | NNW | 風速 | 7.9 m/s | |
観察結果 | 濃淡のある白い雲が空全体に広がっており、雲の切れ間からは青空が観察されました。上空の一部には、長く伸びた雲が波のように等間隔に並んでいる様子が観察されました。冷たい風がかなり強く吹いていました。 さいたま新都心ビル群は曇り空を背景にしっかりと観察されました。東京スカイツリーはかすみながらも、全形を確認することができました。富士山は姿をとらえることができませんでした。 |
2月2日9時から3日9時までの24時間の気温と湿度の変化です。
調査開始日の天気は晴れのち曇りで、調査開始時は青空が広がっており、冷たい風が強く吹いて厳しい寒さが感じられました。開始時から昼頃まで気温は上昇、湿度は低下しました。午後から雲が多くなり、風は強く吹き続けました。午後から翌朝にかけて気温は低下、湿度は上昇しました。翌日の天気は曇りで、日の出後気温は徐々に上昇、湿度は低下し始めました。
2月2日から3日にかけて、センター屋上で大気中の粉じんを24時間採取したろ紙です。
採取後のろ紙は薄い灰色でした。調査期間中に降雨はなく、風が強く吹いており、目視で確認できる粗大粒子が偏在していました。
ここでは、毎月の大気観察記録とは別に観察された写真をご紹介します(不定期掲載)。
今回は、2月2日に観察された雲の写真です。
2月2日午後2時頃、
定例の屋上からの大気観察を行った際、
上空の一部に長く伸びた雲が波のように等間隔に並んでいる様子が観察されました。
その雲の様子をご紹介させていただきます。
このような雲は「波状雲」または「うね雲」と呼ばれます。
これは大気の波によって、
空気が上昇するところでは雲が発生し、
空気が下降するところでは雲が消えることによって、
波状の形になるそうです。
波状雲は天気が下り坂になるサインともいわれています。
まさにこの日も、
朝は上空に雲のない青空が広がっていましたが、
午後には写真のとおり雲が広く空を覆う状況となり、
翌日にかけて日差しの少ない曇り空となりました。
平成25年度から令和3年度の大気観察記録については
こちら 〔資料館 > 専門科学情報 〕
をご覧ください。
令和4年度の過去の大気観察記録については、以下の関連ダウンロードファイルをご参照ください。
保健福祉局/健康科学研究センター/環境科学課 大気係
電話番号:048-840-2265 ファックス:048-840-2267