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更新日付:2019年8月16日 / ページ番号:C064814
インフルエンザウイルスは、急性呼吸器感染症の一つであるインフルエンザの原因となるウイルスです。通常インフルエンザは、毎年冬季を中心に流行する4種類の季節性インフルエンザウイルスがあります。
インフルエンザウイルスに対しては、医薬品として主に処方される抗インフルエンザウイルス薬が大きく2種類あります。ヒトの細胞内で複製されたウイルスが細胞外へ遊離することを阻害するノイラミニダーゼ阻害薬と、ヒトの細胞内でウイルスが複製されることを阻害するキャップ依存性エンドヌクレアーゼ阻害薬です。
以下の写真は、ノイラミニダーゼ阻害薬であるオセルタミビルおよびペラミビルに耐性のあったインフルエンザウイルスA型H1pdmを細胞で分離培養した後に電子顕微鏡で撮影したものです。電子顕微鏡の観察ではインフルエンザウイルスの薬剤耐性の有無を区別することはできませんが、参考までに載せておきます。倍率40,000倍で観察しています。
保健衛生局/健康科学研究センター/保健科学課 臨床微生物係
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