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更新日付:2019年10月16日 / ページ番号:C065529
健康科学研究センター(以下「センター」と表記します)環境科学課では、毎月センター屋上からの写真や観察時のデータをまとめた観察記録を掲載しています(観察記録は こちら をご参照ください)。
その中で、毎月の大気観察記録とは別に観察された写真を『ブレイクショット』として、不定期でご紹介しています。
ここでは、平成30年度にご紹介したブレイクショットをまとめてご覧いただけます。
平成30年4月26日 「富士山等」
山麓は雪がとけ、山頂には白い雪が残るという、
美しいコントラストの富士山を観察することができました。
足元のカタバミには黄色い花が咲き、
鳥が散歩を楽しんでいました。
平成30年5月11日 「富士山とアメリカフウロ」
降雨の翌日となった5月11日の朝、
かすんではいましたが、久しぶりに富士山を観察することができました。
足元には緑の葉が一部赤くなり、
赤と黒の果実をつけたアメリカフウロが観察されました。
根元の袋には種子が入っており、熟すと袋がはじけて自ら種子を飛ばすことができるそうです。
平成30年5月17日 「カタバミ」
先月かわいらしい黄色い花を咲かせていたカタバミには、
オクラのような形状の果実ができていました。
中には粒状の種子が見え、
少し触れるとプチプチッと種子が飛び出してきました。
カタバミの果実にも成熟すると種子をはじき出す力があるそうです。
平成30年6月28日 「ネジバナ」
梅雨の時期ならではのネジバナが、小さな花を連ねて咲いていました。
名前のとおり、
ネジバナは花がらせん状に咲くのが特徴で、
巻き数が多いもの、ほぼ直線状に咲くもの、
右巻き、左巻きなど個体差があります。
花の色は主にピンクですが、
濃い紅色や、白に近い薄い色もあります。
これらはすべて、同日にセンター敷地内で観察されたものです。
限られた範囲内でもこれだけの種類を観察することができました。
ネジバナはラン科の花で、
小さな花ひとつひとつは
雑草が生える身近な草地に自然に咲いているとは思えないほど
可憐な姿をみせてくれます。
平成30年8月17日 「富士山」
この夏は7月中旬以降、記録的な高温に見舞われました。
そのようななか、この日は朝からさわやかな風が強く吹いており、
朝8時頃は雲で視界が遮られていた富士山も、
時間の経過とともに雲は流れ、
10時頃には夏らしい雄大な富士山の全景を観察することができました。
平成30年9月28日 「富士山等」
この9月は秋雨前線や台風の影響によりぐずついた天気が多く続きましたが、
撮影を行った日は悪天候の合間をぬって久しぶりに青空が広がりました。
富士山も山頂の一部ではありますが、
久しぶりに姿を確認することができました。
屋上の植物は水滴をたずさえながら、久しぶりにたっぷりと日差しを浴びていました。
その傍ら、ウラジロチチコグサとみられる植物が、
ヘラ型の緑色の葉を地面をはうように広げていました。
裏面には白い毛が密に生えているため白く見えます。
平成30年9月24日 「中秋の名月」
すっきりとしない天気が続く中、
幸運にも当日19時頃、美しい月の様子を観察することができました。
平成30年10月9日 「マルバルコウとマメアサガオ」
敷地内の植え込みのごく一部に、
朝顔のようなハート形の葉をつけ、
赤色と白色の小さな花が咲いていました。
花の形は五角形のロート型で、
朱赤色で中心部が黄色い花がマルバルコウ、
白色の花がマメアサガオとみられます。
どちらもヒルガオ科のつる性植物で、
他の植物に巻き付いて咲いていました。
花期は7~10月とされており、
茎の一部には果実ができていました。
平成30年11月5日 「ハキダメギクとイヌホオズキの仲間」
屋上の片隅にハキダメギクが小さな花を咲かせていました。
白い舌状花と黄色い管状花から構成されており、
とてもかわいらしい姿をしています。
また、この日はもう一種、
色の濃い茎をもち、
白と黄色の花、球状の果実をつけた、
イヌホオズキの仲間とみられる植物が観察されました。
イヌホオズキの仲間はナス科の植物で、
球形の果実は一見かわいらしいですが、
熟すと黒色になり毒があるそうです。
平成30年11月15日 「富士山と東京タワー等」
寒さの増した11月15日の朝8時半頃、
すっきりとした青空を背景に
雲一つかからない美しい姿の富士山を観察することができました。
日中は雲が多くなりましたが、
夕方17時頃には雲と共演した富士山の姿を観察することができました。
さらに南側に視線をずらした先には、
ライトアップされた東京タワーとお台場の建物を観察することができました。
平成30年12月14日 「富士山」
すっきりとしない天気が多かった12月でしたが、
この日の9時頃、数日前の降雨からようやく天気が回復し、
すっきりとした青空を背にした富士山を観察することができました。
平成30年12月19日 「富士山」
雲一つかからない冬らしい富士山の全景を観察することができました。
平成30年12月27日 「太陽と虹色の光」
朝7時半から8時頃、
太陽と同じ高さに見られる虹色の光「幻日(げんじつ)」が観察されました。
平成31年2月18日及び20日 「月」
平成31年において最も大きい満月を日本で見ることができるのは、
2月20日0時54分とされていました。
しかし、事前の予報で天候不良が予想されたため、
2月18日夕方17時半頃、月の観察を行いました。
月面のクレーターの様子もはっきりと確認でき、
迫力のある美しい月の様子を観察することができました。
そして2月19日、
やはり夜から雨が降り出しましたが、
日付が変わった2月20日未明、
雨上がりで薄曇りの夜空を見上げると、
頭上にきれいな満月を観察することができました。
平成31年3月27日 「桜ともみじ」
すっきりとした青空のもと、
センター敷地内において、ほころび始めたつぼみとともに、
力強く咲き誇る桜の花が観察されました。
また、緑色のもみじの葉の中には小さな花が多数咲いていました。
もみじといえば、秋に葉が真っ赤に色づく姿が思い浮かびますが、
春である3~4月は新緑の葉とともに暗赤色の小さい花が咲きます。
そして花が終わる初夏の頃には種ができはじめますが、
撮影時に一つだけ観察することができました。
種には翼果(よくか)と呼ばれる二つの羽のようなものがついており、
種が落ちるときに風によって遠くに飛ばされやすくするための形とされています。
保健衛生局/健康科学研究センター/環境科学課 大気係
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