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収集方針

うらわ美術館では、下記の収集方針に基づいて美術作品の収集活動を行っています。

地域ゆかりの作家

さいたま市には多くの美術家たちが住み、多種多様な活動を通じ豊かな美術文化を築いてきました。そうした地域ゆかりの美術家たちの優れた作品と、関連する国内外の作品を収集、保存、研究、展示しながら、それらを未来へと継承していきます。 

  • 主に近代から現在までのさいたま市の美術の系譜をたどる作家の作品
  • 現在活躍中の新進作家の優れた作品
  • 本市ゆかりの作家・作品を理解するための国内外の優れた作品

本をめぐるアート

アーティストによって制作された本や、本をテーマにした作品等、本をめぐる魅力あふれる美術作品を収集しています。身近でありながら、広がりと奥行きをもつ本の表現を紹介し、特色ある美術館をめざします。

  • 社会と芸術の関係を探り、芸術の立場から新しい視点をもたらす作品(美術家達の挿絵本、詩画集、アーティスト・ブック等)
  • 本を素材、テーマとした優れた美術作品(ブック・オブジェ等)
  • 美術に関連し、時代の証言となる本(雑誌、ドキュメント等)
  • 本の造形の多様さを示す作品(冊子、巻子、折本等)
  • 美術表現の可能性を探る作品(映像、音響等)

代表的なコレクション

寺内萬治郎《楽器を持てる女》
寺内萬治郎 《楽器を持てる女》 1948年頃

大阪に生まれ、東京美術学校西洋画科で学んだ寺内は、堅実かつ量感溢れる婦人像で賞賛を得ました。昭和9年、浦和にアトリエを構え、多くの後進を育てました。

《ジェフリー・チョーサー作品集》(部分)
エドワード・バーン=ジョーンズ、ウィリアム・モリス 《ジェフリー・チョーサー作品集》 1896年

アーツアンドクラフツ運動を主導したモリスが設立した印刷工房ケルムスコット・プレスの刊行書で「世界の三大美書のひとつ」とも謳われる贅を尽くした名書。87点の挿し絵はバーン=ジョーンズが担当しました。

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