本町通り交通社会実験

　平成27年度に策定した与野本町駅周辺地区まちづくりマスタープランにおいて、地域と協働でまちの将来像の実現に向けて、6つのプロジェクトを位置付けました。本町通りについては、リーディングプロジェクト3「歴史を伝える本町通りのまちづくり」として位置付けられ、“本町通りの歴史や魅力の保全・形成〟や“安心して歩ける環境の形成〟などをまちづくりのテーマに取り組んでいます。
　そこで、安心して歩ける歩行空間の形成に向けた取組として、本町通りで交通社会実験を実施しました。現状の本町通りにおいて、安心して歩ける歩行空間の形成に向けた検証を行い、本実験の結果を踏まえ、今後のまちづくりに反映していきます。

本町通り交通社会実験

実施期間

令和元年10月1日(火曜日)から 令和2年3月31日(火曜日)

実施区間

本町通りのうち、赤山通り交差点から庚申堂交差点の約1．0kmの区間

実施内容

現状の交通規制を維持したまま、
・現状の歩行空間約1．0～1．5mを実験区間西側の歩行空間を0．5m拡幅
・交差点部の滞留空間の明示
・自転車の進行方向等のピクトグラムの設置

実験イメージ

本町通り交通社会実験住民説明会

　本町通り交通社会実験を実施するにあたり、令和元年8月3日(土曜日)に近隣自治会を対象に住民説明会を行いました。併せて、『歴史を伝える本町通りのまちづくり』を協働で進めております、与野本町駅周辺地区まちづくり推進協議会から、本町通りのまちづくりにおける協議会の取り組みについても説明を行いました。
開催日時 令和元年8月3日(土曜日)10時から12時
開催場所 与野本町公民館 ホール
※説明会資料は以下のとおりです。
1.次第（PDF形式 24キロバイト）
2.本町通り交通社会実験の実施内容について（PDF形式 1,124キロバイト）3.与野本町駅周辺地区まちづくり推進協議会の取組について（PDF形式 198キロバイト）

実験の結果報告

　本町通り交通社会実験の効果・検証として、定量的調査（自動車類交通量調査、歩行者類交通量調査、自動車走行速度調査）と定性的調査（沿道住民アンケート調査、沿道利用者（歩行者・自転車・自動車）聞き取り調査）を実施しました。
　調査結果は、以下のとおりです。

※本町通り交通社会実験の結果報告の資料は、以下のとおりです。
本町通り交通社会実験 結果報告チラシ（PDF形式 1,771キロバイト）
本町通り交通社会実験 結果報告（詳細版）（PDF形式 6,061キロバイト）

実験を踏まえての取組み

　沿道住民のアンケート調査結果を踏まえ、令和2年3月以降も実験の形態を継続し、区画線の在り方について、関係機関と協議を行いました。
　協議の結果、実験の形態を継続するための区画線引き直し工事を令和3年3月に実施しました。

区画線引き直し工事の内容

・「社会実験実施中」のピクトグラムの消去
・センターラインを黄色実線から白破線に変更
（白破線の変更区間は、実験区間だけでなく、八幡通り交差点からたつみ通り交差点の区間とする）

本町通りの区画線の遍歴

　今後は、更なる安心して歩ける歩行空間の形成、また、沿道のにぎわい創出・回遊性の向上に向けた取り組みを沿道のお住まいの方々と協議を重ねながら、検討していきます。