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更新日付:2024年4月22日 / ページ番号:C114315

みんなで考える2050年のさいたま市 ~都市の未来像を考える市民ワークショップ~

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2050年の未来像を考える

2050年、あなたの生活はどうなっていると思いますか?
今は、VUCAの時代(※)と呼ばれテクノロジーの進化も進み、人々の価値観も変わっていく中で、私たちの未来はどのように変化しているのでしょうか。
交通を取り巻く環境をみても、100年に一度の大変革期といわれ、新たなモビリティが次々と登場し、自動運転も社会実装に向けて各地で様々な取組みが進められています。
また、コロナ禍を経て、リモートワークやリモート会議の増加、オンラインショッピングの利用拡大などにより、私たちの生活における価値観も変わりつつあります。

そのような中、これからの30年でどんな変化が起きるのか、自分の生活はどのように変化するのか、まちはどのように変わっていくのか興味ありませんか?
そんなことを市民の皆さんと一緒に考えるワークショップを開催しました。

※VUCAとは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性 )という単語の頭文字を取った単語で、先行きが不透明で、将来の予測が困難な状態を意味する言葉

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今回のワークショップには、10代から70代までの27名(令和6年2月24日、3月3日の2日間合計)の方にご参加いただきました。
4~5名のグループに分かれたグループワークを中心に、皆さんの“未来像”を聞かせていただきました。 

【ワーク1】2050年の世界でどんなことが起きているか想像してみよう!

これからの不確実な未来を予想するための手法として、ワークショップで活用したのが、シナリオプランニングという手法です。
今回のワークショップでは、まず始めに、将来の起きそうなことをまとめたトピックシートをもとに、その影響度や不確実性(※)について意見をだしてもらいました。

※不確実性とは、今後どのようになるのか分からない、将来の状態をひとつには決められないことをいう。

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影響度が高く、不確実性の低いトピックは、それを前提として計画づくりをしていく必要があります。
一方、影響度が高く、不確実性が低いトピックが非常に重要です。
それらのトピックが、将来の都市や交通にどのように影響するかを想定し、それらに備える計画にしていかなければいけません。
ワークショップでは、参加者の皆さん、それぞれが考えた影響度・不確実をマトリックスに落としながら、なぜそう思ったのかということを発表していただき、グループ内での意見交換を進めてもらいました。


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2月24日のワークショップでは、トピックシートに記載した内容をみんなでシートに落としながらそれぞれの考えを聞いていきました。


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3月3日のワークショップでは、議論を影響度に絞り、様々な角度から意見を出してもらいました。

皆さんに考えていただいた将来への影響度に関する集計結果がこちらです。

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デジタル化の進展は影響が非常に大きいと考えられた方が多かったようです。また、意外にも働き方の変化は影響度が大きいと回答した方は少なかったです。
他にも、人口の変化やインフラの閉鎖は影響が大きいと感じる人が多かった一方、カーボンニュートラルの進展などは影響が低いと感じている人が多かったようです。
以下に、いただいた意見の一部をご紹介します。

  • 情報通信技術を活用できる人とそうでない人の格差(デジタルデバイド)も大きくなるのでは?
  • 働き方の変化は業種にもよる。対面によるコミュニケーションはなくならないと思う。
  • デジタル化で移動が減れば自動運転の影響は小さいのでは?全てが自動運転化は想像できない。
  • バスがなくなっても代替手段があるため影響は小さいのではないか。 
  • クルマに乗らない人にとってはバスは重要。バス路線廃止は確実に起きるし影響も大きい。
  • クルマと分離され安全な空間ができれば自転車の利用率は伸びるのではないか。
  • 生活様式は大きく変わらないと思うのでピークレスは進まないのではないか。でも実現できれば効果は大きいと思う。
  • 公共施設がなくなると集まれる場所が減る。人との交流が減ってしまう。
  • 危険なエリアとわかっていてもそんな簡単に住居を変えられない。
  • 水害リスクは今後も変わらず残り続けるのではないか。

などなど、この他にも、たくさんの意見を交わしていただきました。
未来のことなので、正解は誰にも分かりませんが、色々な考え方を皆さんで話合うことで刺激になった、視野が広がったという感想の声もいただきました。

【ワーク2】将来、あたなはどのような暮らしを送っていたいですか?

さて、未来を想像していただいたところで、次は自分のライフスタイルを見つめなすワークです。
将来のまちの中で、自分や子どもたちが、さいたま市でどんなライフスタイルを送っていたいかというテーマで、暮らしのイメージの絵を描いてもらいました。

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皆さんに書いていただいたいくつかの絵をご紹介します。
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【ご意見】デジタル化が進展する中でも人との交流やコミュニケーションの創造をする場が今後ますます大切になるのではないか


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【ご意見】デジタル化の影響が高いからこそ、情報通信技術を使える人、使えない人の格差がないまちを目指すことで移動の不快感も緩和されるのではないか


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【ご意見】2050年には仕事もさいたま市、家族サービスもさいたまし、生活もすべてさいたまで完結できるところをイメージする


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【ご意見】自分中心に15分で移動できる都市が理想。移動の手段はすべて自動運転で移動できるといい。15分というのは、いつでも人を助けられる距離。

ここでご紹介したのはほんの一部ですが、各グループ内で自分の理想のまち、暮らし方をお話いただきたくさんのキーワードが出てきていました。
最後は、グループごとにワーク1、ワーク2の内容を報告いただき終了です。

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さいごに・・・

今回の市民ワークショップでは、シナリオプランニングという手法を使い、将来のさいたま市について考えました。
これから先、どのように変化するのかが見通せない世界になってきたからこそ、将来のありたい姿を描いていくことがとても大切だということを再認識させていただきました。
参加いただいた皆様の貴重なご意見は、さいたま市総合都市交通体系マスタープランの改定にあたって大切にさせていただきます。

ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。

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現在、皆様からいただいた意見も参考に都市と交通の未来像を作成しています。
総合都市交通体系マスタープランは、令和7年度の改定を予定しています。未来像のことや今の交通課題については、こちらのリンクからご意見募集してますので、是非ご協力お願いします。(都市と交通に関するアンケート
今後もワークショップやオープンハウスを実施しますので、奮ってご参加ください。

開催概要

開催日時・出席者
1.令和6年2月24日(土) 14:00~16:30 出席者:18名
2.令和6年3月3日(日) 14:00~16:30 出席者:9名

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都市局/都市計画部/交通政策課 
電話番号:048-829-1053 ファックス:048-829-1979

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