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更新日付:2024年2月5日 / ページ番号:C085486

岩槻郷土資料館展示web解説(その8)

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岩槻郷土資料館展示解説(時の鐘の露盤と宝珠)

本町六丁目の渋江口にある「時の鐘」は、江戸時代初期の寛文11年(1671)岩槻藩主・阿部正春が渡辺正次に命じ鋳造し、鐘楼に設置されました。その後、音響が不調になったため享保5年(1720)同藩主永井直陳が小幡勝行に命じ改鋳しました。
これが現在の「時の鐘」で、昭和31年(1956)市の有形文化財(工芸品)に指定されています。
機械式になりましたが、現在も朝夕6時と昼12時の3回撞かれ、時を告げています。

岩槻郷土資料館の奥、演武場の前に展示されている「時の鐘の露盤と宝珠」は、鐘楼の屋根の頂上部分に葺かれていたものです。
平成元年(1989)に鐘楼の修理が行われた際、瓦が新調され、葺き替えられたため、岩槻郷土資料館に一部が保存されることになりました。
これらの他に隅鬼、廻隅などが保存されています。

「露盤」は四つの部分が組合される形となっていて、全体で一辺約76センチメートルの正方形を示し、高さ約31センチメートルとなります。
「宝珠」は直径約34センチメートルの円筒状の部分にのる形となり、全体の高さは約70センチメートルとなっています。

「時の鐘」は、大正12年(1923)9月1日に起こった関東大震災によって鐘楼部分が大きな被害を受け、その際に改修が行われたとされています。
この「露盤と宝珠」はその時改修されたものと思われますが、瓦の中には、摩滅の具合などからそれ以前にさかのぼるものもあったようで、使えるものはそのまま使い、改修が行われたようです。

  時の鐘宝珠
時の鐘の露盤と宝珠

※「時の鐘」については文化財保護課の詳しい解説がありますので、こちらもあわせてご覧ください。


その7 古式土俵入りまわし


その9 地蔵図像板碑

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