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更新日付:2023年1月11日 / ページ番号:C022997

第4回さいたま市区名選定委員会 審議結果

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第4回 審議結果

平成14年9月30日(月曜日)
浦和ロイヤルパインズホテル
(4階ロイヤルクラウン)

第4回了承事項

  • 委員長並びに委員長職務代理者との協議のもとに作成された「区名案についての委員長私案」を提示し、以下のとおり質疑した結果、次の区名案に決定し、(補足)さいたま市長に報告することとした。
    A区:西区
    B区:北区
    C区:大宮区
    D区:見沼区
    E区:中央区
    F区:桜区
    G区:浦和区
    H区:南区
    I区:緑区
  • 中央区に決定したE区において、「与野区にすべきである」との意見があった旨などを(補足)市長への報告文書に付記することとした。

1 開会

開会

2 議事

(1)区名案について

質疑要約

井原委員長

  • この私案作成にあたっては、『委員各位のご意見をなるべく尊重させていただいたこと』、『旧市名あるいは旧市名に方位を付したものは除外した。ただし、区名投票の応募数が過半数以上である場合は、旧市名を1つに限り採用したこと』、『区全体の合意が得にくい、特定地域の名称は除外したこと』、『簡素さということから、名称は‘区''を入れて3文字以内としたこと』を申し添える。
  • ご質問を伺う。

委員長私案

  • A区 西区 選定理由:地理的に市域の西に位置していることから区名案とした
  • B区 北区 選定理由:地理的に市域の北に位置していることから区名案とした
  • C区 大宮区 選定理由:応募数が過半数以上であることから区名案とした
  • D区 見沼区 選定理由:将来にわたって保全すべき、貴重な緑の空間である見沼田圃に、東、西、南の三方を囲まれていることから区名案とした
  • E区 中央区 選定理由:さいたま新都心を擁し、地理的に市域の中央に位置していることから区名案とした
  • F区 桜区 選定理由:国指定特別天然記念物のサクラソウ自生地があることに因んだ区名案とした
  • G区 浦和区 選定理由:応募数が過半数以上であることことから区名案とした
  • H区 南区 選定理由:地理的に市域の南に位置していることから区名案とした
  • I区 緑区 選定理由:貴重な緑の空間である見沼田圃や多くの平地林等がある ことから区名案とした

中村(圭)委員
質問ではないが、委員長、委員長職務代理者、いろいろな方面からご検討され、このような採用をされたのだと思う。全体的に申し上げると、各区の名称の整合性を考慮すると、委員長私案がベストと感じる。

鶴崎委員
進め方について、今、全般的な質問だが、一つずつやっていくのか。

井原委員長
今は全般的な質問で、後で一つずつやっていく。

鶴崎委員
一点だけ伺うが、旧市名を付けず単純に方位を付けたのが「西」「北」「南」とあるが、例えば、地理的に西に位置しているから「西」と書いてあるが、単純に方位しか表していないので、どのようなお考えか。

井原委員長

  • A区、西区は、後ほど具体的な問題が出ると思うが、「大宮西」や「西大宮」と、西という名前が多かったこと等があり、一応「西」とした。具体的には、後ほど、個々の名前で協議いただきたい。
  • では、委員長私案に対する意見をいただく中で、区名案の選定に入りたい。前回で委員の意向が概ね整っていると思われる区から選定させていただく。
  • C区、大宮区は、大多数の方が大宮区とお考えのようであるので、賛成の方の挙手をお願いする。((補足)挙手 大多数)
  • ほとんどの方が挙手をいただいたので、C区は大宮区とさせていただく。
  • G区は浦和区と、応募数が過半数以上を占めている。浦和区と指名したいが、賛成の方の挙手をお願いする。((補足)挙手 大多数)
  • G区は、浦和区と決定させていただく。
  • E区は、前回、中央区と与野区の論議があり、多くの委員の意見では中央区とのことだが、中央区で賛成の方の挙手をお願いする。

田代委員

  • 前回、申したが、地名は歴史的な背景があり、文化的な遺産であり、その意味で「大宮」「浦和」には賛成する。
  • 中央区については、与野という古くからの地名があり、旧与野市のほとんどがこの区域になる。馴染みのある与野の地名を、どうして中央区と、無機質的な名前に変えるのか。
  • 中央と周辺というニュアンスもあり、単に真ん中の意味だけでなく、大反対である。
  • 委員長は、投票の過半数以上を採用したとのことだが、投票総数の約49%の住民が支持しているのに、どうして無視し、尊重しないのか、大変疑問に思う。
  • 挙手をもって採決することは反対する。

井原委員長
田代委員だけが与野区と言っており、与野から選定された委員はすべて中央区と言っている。大多数の意見をもって決めると私は申しているので、大多数が与野区ならば変えるが賛成いたしかねる。

田代委員

  • 前回、中央区か与野区か議論になり、歴史的な地名を大事にすべきとの立場で与野区を主張したが、何人かが反対意見を出された。その中に、『知名度が低い』『他からどこかわからない』と言われたが、『与野の知名度が低い』の裏返しが中央区とはどういうことか。
  • 前回、中央区に反対は、私と茂木委員。30数人のごく一部が、強く中央区を主張されたが、皆ではなかったはずで、それをもって委員会の総意と見なすのか。

井原委員長
前回、このことは十分論議したはずである。

鶴崎委員

  • 全般的な質問は、今、受け付け、一つずつは精査するという話だったが、一つ一つについて、深い説明もなく、いきなり意見を聞くのは、先の私の質問に対するものと違う。
  • B区は「盆栽」を主張させていただいたが、地理的な盆栽を言ったのでなく、大宮のさいたま文化、世界に発信できる文化として盆栽を言った。B区で『北区に賛成か』と言われても意見を出せずに採決されては、どこで意見を出せば良いのか。

井原委員長
一応撤回し、時間をおき議論させていただくので、先に進めさせていただく。

中村(圭)委員

  • 委員長の進め方が合っている。前回、意見を集約し委員長私案を出し、大方の意見で決めていくとしていた。
  • 田代委員から与野区の話がされると、論理的に中央区を主張している私も発言させてもらわないと、採決や議事進行上、不公平なので、そういう場を与えてくれるのか。

井原委員長

  • もう少しE区の論議を続けたいので、後回しにさせていただく。
  • 前回、論議を尽くしたと言っては言い過ぎかもしれないが、ほとんどの委員に考え方を述べていただき、その結果、私が案をまとめさせていただいた。田代委員が反対ということはわかるが、大方の意見で決めていくので、その点ご理解いただきたい。

田代委員
最初素案が提示され、それについて議論するという話で、委員長の素案に意見を言おうとしている人だっている。

井原委員長
それは十分拝聴するが、最終的には決定まで持ち込むつもりである。田代委員からいろいろ問題があったので後に譲らせていただき、次にA区に入らさせていただく。

田代委員
素案に対し議論をし、その上で挙手するのではないか。やり方がおかしい。

田中委員
委員長の進め方は若干おかしい。素案に対し、全般的な議論と各区の議論を一つずつ行うべき。委員長は多数決で決めないと言われており、挙手を求める必要はない。

井原委員長
では、一つずつ決めていく。E区の中央区については、十分論議が尽くされたと思っているが、さらに論議していただきたい。

田代委員
一人一人の意見を伺い、その上で集約されてはいかがか。

井原委員長
さいたま市は来年4月1日の政令市移行を目指しており、区の名前も早急に決めねばならないので、十分論議して決めていただきたい。

茂木委員

  • 前回、中央区か与野区かが会議のメインテーマになっている、と話をさせていただいたが、やはり「中央」は好ましくないと考える方もいるんではないか。
  • これが良いと決めていくのも大切だが、これは好ましくないという案があっても良い。
  • 「中央」は、自分のところの方が中央に近いと思う人がいた場合、好ましくないイメージになり、そういうネーミングは避けるべき。
  • 30数名いる中の10名弱の意見しか出ておらず、議論を尽くしたとは思えないが、もし間に合わなければ、今日出さなくても良いのではないか。

井原委員長

  • 3市合併は7年間を要し、その中でどのように地名を決めていこうかとの論議もされ、市民にも公表された。その中に、旧大宮・旧浦和は大宮区・浦和区にするとされ、旧与野、新都心の西側は与野区に入れるべきとの結論が出された。これは、まさに新都心によるものである。
  • 与野に在住する人たちは与野の名前を何とか残したいが、新都心に移ってくる人たちのことを考えれば、それに相応しい名前にすべきとのことから、合併協議会においては、与野区ではなく中央区にすべき、との結論が出て、3市の合併が達成できた。
  • 名前が非常に大切なことはわかっているが、私の立場上、今、与野区に引っ繰り返すことはできない。

田代委員

  • 中央区は、はじめから決まっていたような話ではないか。この選定委員会は丸きり隠れ蓑に使われているだけであり、市民の意向調査も隠れ蓑であって、はじめからE区は中央区にするということを告白したのではないか。
  • 中央区にしなければ新都心に来る人がどうのと話があったが、新都心に通勤する人のための区ではなく、ここに住む人たちの区名ではないのか。

福島委員

  • 中央区・与野区の議論は、中央区は『未来』に向かって、与野区は『歴史』で付けようということで、同じテーブル価値ではない。
  • 私たち浦和・大宮の者は、浦和区・大宮区で十分なので、与野選出の委員が中央区と付けたいならば、暖かく結構と申し上げるのが、私たちの姿勢だと思う。

田代委員
事前に談合があったみたいではないか。

中村(圭)委員

  • 別に事前に決まっていたわけではない。
  • 私はさいたま市建設に向かった立場で多くの市民と接する中で、与野区、中央区という意見が確かにあったが、与野発祥の人たち、本町の人たち、地元の方と会ったときに、ほとんどの人が中央区でいいと言っていた。
  • 与野と名乗ったまちは、本町の東西だけであり、その周りは、小村田村・上落合村・鈴谷村・大戸村・円阿弥村・八王子村・中里村・上峰村である。大戸や八王子、上落合は、それぞれ住居表示で残る。
  • 与野の名前を残してほしいという人たちも、中央区は未来に向かっていいことだと、決して将来に発展する中央区に異論はない、という思いもいただいた。
  • 私たちは、3市合併した与野が、孫の代、将来に残していける、純粋な気持ちから中央区を主張している。
  • 12政令市のうち5の政令市が中央区を使っているが、さいたま新都心や芸術劇場、また地理的にもほぼ中央に位置していることからも、中央区は相応しいものであり、区名選定にあたっての基本方針に違えた決定ではないと思う。

田代委員

  • 中村委員の話では、自分の周辺の人たちに聞いたところ『中央区でもいい』とのことだったが、さいたま市全体の区名選定委員会であり、自分の周辺の人たちがそうだから、というのはおかしい。意向調査では、与野区は過半数ではないとしても48.99%であり、これを尊重せずに、自分の周辺だけを尊重するのはおかしい。
  • 昔の与野という地名はごく一部であったかもしれないが、それは浦和も同じで、中世あたりの浦和は浦和宿でありごく一部である。だが、それが浦和市であり、今度も浦和区とされている。であれば与野だって同じことである。
  • 施設の名称に与野が残るなんていう問題ではなく、地名、区名の問題である。

中村(圭)委員

  • 私は、隣組・近所の人がいいと言ったからと、そんな小さな考えではない。
  • 与野の歴史を紐解くと、旧与野本町(本町東・本町西)は大字与野であり、この地域が、一番強く与野の名前を残してほしいといった地域であり、大字与野のそれぞれの階層の人が集まった中で、そういう意見があった。
  • 中央区ということが、民意も、今回の基本方針とも違えておらず、かえって今は激論があって決めても、必ずや後世の人たちに良かったと言われるのではないかと思う。

井原委員長

  • 皆さんに報告申し上げるが、新都心地域は大宮区に入ることになっていたが、浦和・与野の住民は猛反発し、合併がまとまらないかもしれないということもあり、最終的に新都心は与野の行政区とすべきとの結論に至った。
  • 新都心が与野に入ると決まったときに、『与野という名前は困る』『新都心が入るんだから中央区にすべき』といろいろ論議の末、与野の行政区に属することに決まった。そんな様々な経緯がある。

田代委員

  • 合併のときの経緯を言われても仕方がない。我々から見れば今の話は裏取引であり、そのように受け止めざるを得ない。
  • 委員長は公正であるべきで、中央区の方にリードしていく議事の進め方には断固抗議する。

田中委員

  • 私は前回、区名を決めるときは、歴史・過去とその区の実態・現在と将来を見据えて選定いただきたいと申し上げたが、E区については、強くどちらの区名がいいという意見は持っていなかった。
  • 委員長の話を聞き、委員長及び行政サイドは、はなから中央区に誘導する意図があるような印象を受けた。大宮区・C区が、新都心地区をE区に組み込むことを了とする代わりに、与野区と名乗らせないといった趣旨の裏取引があったかのように聞こえる委員長の議事進行に大変疑問を感じる。
  • 私は中央区がダメだとは思っていなかったが、委員長の議事進行ぶりを見て、与野区にすべきと、さもなくば新都心区とでもすればいいと思った。もし中央区と答申するのであれば、私や田代委員の意見を付帯意見として付けていただくよう要望する。
  • 当新聞社には、交通標記などで、『さいたま市〇〇』ではわからないので、『(旧浦和)』のように入れてほしいという電話や投書がかなりあったが、行政サイドが名前を残す、残さないで議論されるのとは別に、生活する人たちが生活の利便のために、旧市名にこだわっているということは申し添える。

中村(圭)委員

  • 委員長が誘導しているとは思っていないが、そうとらえられては私たちも不本意である。
  • 他の委員の方たちにもお願いしたいのだが、地元選出の委員の意見をなるべく尊重していただきたい。与野の地元の委員は、熟慮に熟慮した結果、中央区ということである。

平沼委員

  • 全国を周ると、浦和、大宮はほとんどの人が知っているが、与野は知られておらず、知名度が全然違う。
  • 与野という名前は、非常に浪漫があり、地元としては非常に懐かしく、絶対に崩したくない気持ちもあるが、将来を考えた場合に、あまり与野だけのことを考えてやっていくのではいけないのではないかと考える。
  • E区の名前を決めるときには、やはり早く全国の人たちが取っ掛かり易いような名前に変えるのが一番いいのではないかと思う。私は将来を考えると、やはり大きな広い意味で見た場合には、「与野」じゃなく「中央」が本当じゃないかという気がする。

井原委員長
私は、与野の市長を務めており、与野の名前を残したいという田代委員の意見は本当に有難く、涙が出るほど嬉しい。しかし、今までの過去の過程、物事をまとめていく上では、しなければならないことがあり、自分さえ良ければいいとは、なかなか言えない。

田代委員

  • 先ほど、与野は知名度が低いと発言された方がいたが、そのコンプレックスの裏返しが中央区では、あまりにも情けない。
  • 「中央」という名称が、未来に向かって、明るい未来をイメージできるだろうか。与野という長い間培ってきた地名に愛着を持って、初めて未来に向かって行けるのではないか。旧来の地名を捨てることが未来に向かっていくことではない。
  • 中村委員から、与野選出の委員の立場を考えてほしいといった趣旨の発言があったが、それはおかしい。一与野の問題でなく、さいたま市全体として区名をどうするかということで、そのため我々が委員になっているわけである。
  • この区の名称をどうするかというのは与野の問題ではなく、さいたま市全体でどうするかという問題で、また、地名で云々するならば、これからのさいたま市がどうなっていくか、市としての知名度を上げていくのが大事ではないか。

井原委員長
しばらく休憩を取りたいと思う。

井原委員長

  • 会議を再開させていただく。
  • 前回、今回と話を伺っているが、全員の方の意見が必要なので、まだ発言していない方は、十分に意見を拝聴させていただきたい。

中村(利)委員

  • 歴史的な見方も非常に大事であるが、やはり要件の中の一つの見方であると思う。
  • 大宮、浦和のように区がいくつかあれば「浦和」「大宮」という名前を残せるが、与野が単独、一つであることが、非常にもめる原因ではないか。
  • 投票については、有権者・大人が何人いるかわからないが、その中で投票しない人はどちらでもいいと、とらざるを得ない。
  • 12政令指定都市の区の名称には『中区』が3つ、『中央区』が5つあり、東西南北も非常に多い。これは単純に地域がわかりやすいという一般的、常識ある考え方で多いのではないかと理解している。
  • 他に意見が出なければ、この辺で採決で決定してはいかがか、提案申し上げる。

茂木委員

  • 先ほど田代委員も言われたように、我々は一地区の代表で来ているのではなく、さいたま市の委員として、全体にバランスのとれたネーミングを考えなければいけない。
  • E区が「中央」か「与野」かではなく、中央区と付けることが是か非かということが先ず大事である。その意味では中央区というのはセンスが悪すぎるというのが私の考えであり、与野の中でもそのように考える方がきっといるのではないか。
  • さいたま市の市の名前がイマイチと言われているのであれば、せめて区の名前で、他の政令市にない独自性のある名前を付けていこうではないかと、前回お願いしたはずである。
  • 先ず各論に入るのではなく、9つの区の名前の中に「中央」という名前が是か非か、同時に単独の東西南北が是か非かと、その議論から入らなければ進まないと思う。

徳永委員

  • 今日この素案をいただき、実は非常にがっかりした。東西南北は実にシンプルだが、前回議論に出たいろいろな名前が全部抜けており、また単純な東西南北の中に「東」はない。
  • この委員会が、名前に東西南北、上中下、左右といった名前を付けないでいこうといった意思決定がされていたものと勝手に思い込んだのかもしれないが、「西」「北」「南」といった名前が付いたのが残念でならない。その意味では、同じ理屈で中央区も否定しなければいけないが、ジレンマを感じる。案を見たとき、「西」や「北」と平凡な名前できていたので、あわせて中央区も否定してしまいたいと思った。

野崎委員

  • 私としてはこの私案に賛成せざるを得ない。
  • 3市合併のときに中心になったのは新都心であり、与野に入れた方がいいということで与野に入ったわけであり、「中央」がまずいということではない。将来、新都心が、さいたま市の中心になると思うので、与野の人には悪いが、やはり中央区が妥当と思う。
  • 各区でも、大宮とか、浦和とか言うので、「大宮~」「浦和~」と付けていたが、それではいつまでたっても、さいたま市が一本化しない。お互い仲間同士であり、大宮だ、浦和だと言っていたのではまずいわけで、そういう名前はない方がいい。「大宮~」「浦和~」というものを取ったことは、良いことではないかと思う。
  • D区は『東』という名前が投票では多かったが、私は見沼でもいいと思う。

稲垣委員

  • E区の問題をやっているが、個々の意見が通る、通らないという問題ではなく、総体の中で決定していくべきと考える。
  • C区・G区は、「大宮」「浦和」という歴史を生かした名前が付けられ、その中で、将来へ向かっていったときに、100万都市の政令指定都市に中央的な名前がない方がいいのか、あった方がいいのか。私はあるべきだと思う。総体から見たときには、新都心が与野に入っており、「中央」が相応しいと思う。
  • 合併の話し合いの中では、与野は卵の黄身、中心と言われ、いろいろな問題で、しっかり音頭をとってくれということもあり、この「中央」というのは、やはり必要である。

樋爪委員

  • 私は議事運営について、委員長は『多数決で決めるわけではない』と言われたが、議論を拝聴していると、それぞれに真剣な立場で意見を述べられているが、必ずしも決め手のある議論にはなかなかならない。この議論を一つにまとめ上げるというのは、至難なことと考える。
  • 委員長の方針に逆らうようで恐縮だが、今日中に結論を出すのであれば、一つ一つについて、ある程度論点が出揃った段階で、多数決でもって議を決していただければ有り難い。

井原委員長

  • 大多数の方の意見は拝聴させていただいたと思う。時間の経過もあるので、お諮り申し上げたいと思う。
  • 中央区でよろしい方、挙手をお願いする。((補足)挙手18名)
  • 与野区がよろしい方、挙手をお願いする。((補足)挙手7名)
  • どちらとも言えないという方、挙手をお願いする。((補足)挙手7名)
  • 半数以上の方が中央区とお考えであるので、E区は中央区と決定させていただく。
  • 次にA区。地理的に市域の西に位置していることから西区と考えたが、これに対して意見を伺う。

田代委員

  • さいたま市の西に位置するから西区であれば、F区も西であり、単純な「西」とすることは反対する。
  • 前回申し上げたが、地名は歴史的な背景、文化的な遺産として、尊重するのが大事。
  • A区は、指扇が中世以来の古い地名であり、A区のほぼ半分から北が、かつての指扇領18カ村である。
  • 区割りは、かなり人為的な区割りであることから、その区全体をカバーする地名はほとんどない。
  • 歴史的な地名である「指扇」という区名を私は提案する。

福島委員

  • 地名は難しいという前提で、議論を進めているのではないかと理解している。例えば指扇以外の人たちは複雑な感情になるわけで、東西南北や「緑」「桜」といった抽象的な名前にならざるを得ない。
  • 「指扇」は地名であり無理。「西大宮」は最初から外れる名前。「鴨川」は地域の真ん中、境界線なので少し偏る。「西」か「緑」かであるが、I区に「緑」があり、「西」なら理解いただける範囲かと思うので、委員長私案でよろしいと思う。

井原委員長

  • 他に意見がある方は。
  • では、A区については西区と決めさせていただきたいと思うが、賛成の方の挙手をお願いする。
  • A区は西区と決定させていただく。

田代委員
委員長、今、手を挙げた方は何人か。委員長は数えたふうに見えなかったが。

井原委員長

  • 大体6割の方が賛成していた。
  • では、もう一度、西区に賛成の方、挙手をお願いする。((補足)挙手22名)
  • 指扇区、西区、どちらでもよろしい方はおられるか。
  • では、指扇区にしたい方、挙手をお願いする。((補足)挙手6名)
  • 22対6で、西区と決めさせていただく。
  • 次にB区。B区は、地理的に市域の北に位置していることから北区と決めさせていただいたが、これについて意見をお願いする。

鶴崎委員

  • A・B・H区は連動するのであるが、先ほど、委員長の話の中で、大方の意見を集約し、委員長私案を出したと伺った。前回、B区については若干議論になり、その中で北区を主張した方は私は聞いていないが((補足)『「北」と主張した』と言う委員有り。)、強く盆栽区を主張した人が2名おり、その経過から、大方の意見を集約し北区にしたというのは若干問題が残っているのではないか。
  • 今日の選出基準の中で、特定地域の名称は除外するようなことを委員長は話されたが、はたして盆栽というイメージが、盆栽町をイメージするのかどうか。一特定地域の盆栽ではなく、旧大宮がもっていた文化、世界に発信できる個性豊かな全国にない盆栽という町を主張したのだが、これが消えて北区になったという明確な話を伺いたい。
  • 前回、市域のことで若干述べたが、上尾・伊奈の問題は、近い将来、再燃すると私は思っている。北の上に他の区名があるのは合理的ではなく、単純に方位で北区というのには若干意見を述べたいと思う。

田代委員

  • 前回、私はB区について、北区という案を出したが、本当は東西南北の単純な名前を付けたくなかったのだが、やむを得ず北区とした。ただ、上尾・伊奈の合併問題を考えた場合に、「北」があったら困るという意見があるなら、単純に北区というのは避けたい。
  • 意向調査の二番目の宮原区も一つの案である。宮原という地名は、加茂宮の『宮』と吉野原の『原』をくっ付けた、言うならば合併地名である。

福島委員

  • とにかく地名を付けるのは、それ以外の人の反発がものすごいわけである。
  • 抽象的にならざるを得ないのは、全国を見ても、そういう東西南北があり、決して推薦するような名前ではないが、それしかないという意味で、「北」以外ないのかと思う。

今宮委員
鶴崎委員、田中委員から出たが、「盆栽」は、一つの村や町を指すというふうには考えられないと思う。さいたま市が全国に、全世界に発信する日本の文化だと思うので、私は強く「盆栽」を推す。

田中委員
全く同意見で、さいたま市は特徴が少ないと言われており、少なくとも盆栽に関しては世界にさいたま市が発信できる大きな文化だと思う。

井原委員長

  • B区を見ると、昔からの古い町と言えば日進町、宮原町、土呂町、それぞれ人口が増えてきたが、そんな関係で、盆栽町は非常に小さな面積だが、大正大震災によって東京から移ってこられた方が盆栽村を作られたということはご承知のとおりである。
  • それぞれの町が区分的にバランスのいい、どこの地名をとってもいいと考えられるが、やはり北区とせざるを得ないということで、北区と決めさせていただいた。
  • ご意見がなければ、お諮り申し上げる。
  • 北区に賛成の方の挙手をお願いする。((補足)挙手17名)

田代委員
数を言っていただきたい。

井原委員長
今、数えさせていただき、17である。どちらでもいいという方もおられることから、はっきりとこういう名前というのは出てこない。17の方が挙手されたので、決めさせていただいた。

田代委員
今、「宮原」「北」「盆栽」の区名があり、17が過半数かわからないが、数をはっきりすべきと思うが、いかがか。

事務局
今日の出席者は35人で、過半数は17.5である。

井原委員長
私は何も過半数で決めるのでなく、大多数の意見で決めようと思っているが、どちらでもいいとお考えの方もおり、最初から挙手されない方もおられる。

茂木委員
真剣にやっており、何て付いてもいいと思っている人はいないのではないか。

井原委員長
なかなか難しい。私も言い難いが、報道関係の方とか、いろいろ難しいようである。

田代委員
報道関係の方は、やはり意見を言えないのか。先ほど、田中委員とか意見を言われたのだから、委員長が勝手に判断されてはダメだと思う。

土屋委員
「北」「盆栽」「宮原」と出たので、一つ一つ、手を挙げてもらったらどうか。大方の意見の多い方となれば、どこがどうなるか、はっきりするし、皆の意見も尊重したことになると思う。

田代委員
大方の意見は、委員長の恣意が入る。

井原委員長
議事を進めさせていただく。次にD区。

田代委員
やはり、委員長の議事進行、問題ではないか。

井原委員長

  • では、戻らさせていただく。
  • B区について、盆栽区がよろしい方の挙手をお願いする。((補足)挙手9名)
  • 宮原区がよろしい方の挙手をお願いする。((補足)挙手5名)
  • 北区がよろしい方の挙手をお願いする。((補足)挙手17名)
  • いろいろあろうかと思うが、大方の意見は北区であるので、B区は北区とさせていただく。
  • 次にD区。D区は前回、いろいろ論議されたが、私は見沼区と決めさせていただいたので、意見を伺いたい。

田代委員

  • 私は前回、見沼というのは、見沼田圃・見沼代用水・見沼通船堀と、一つの歴史的な言葉、地域であるということで、見沼という区名を残すべき、とした。
  • ただ、I区について、ここは国指定史跡の見沼通船堀もあり、I区を「見沼」としてはどうかと申し上げたが、D区の方にもかなり広く見沼田圃が広がっていることから、私は図らずとも委員長と同意見で、「見沼」でも結構だと思う。
  • ただ、それならば、「西」「北」「南」があって、なぜ、ここを東区にしなかったのかということを伺いたい。

井原委員長
全部、東西南北を使ってしまうのは、絵画ではないが、完成しているということは、あまり望ましくないのではないかと思う。やはり使わないところも残しておく必要もあるだろう。なるべくその地域の名前を使っていただきたいとの意見もあったので、見沼区を入れさせていただいた。

吉野委員

  • 私は、見沼竜神祭りという祭りの会長を務めており、この竜神祭りは、そもそも見沼の竜神祭りとしてスタートし、将来に渡り、さいたま市の祭りになっていくものと思っている。
  • 見沼は首都圏にも例のない大きな緑地圏であるが、D区・I区にまたがっており、これを半分だけ見沼区というのは賛成いたしかねる。I区が見沼区で、D区が見沼でないということではない。見沼という地名を残すべきとの意見には賛成であるが、いずれかを「見沼」とするのは賛成いたしかねる。
  • 見沼というのは地名・字名で、小字か大字か知れないが、I区にある。
  • I区には美園という美しい名前もあるし、D区は『緑と人の調和する人間都市』と相川市長のキャッチフレーズであるから、緑区に変えても良かったのではないかと、なぜこうなったのか、原案を見て若干がっかりした。

土屋委員
東大宮はD区に入り、向こうの方の商店街の人たちの話では、「大宮東」だと『さいたま市大宮東区東大宮』と舌を噛んでしまうのでまずい、といった意見があり、「見沼」とか「緑」ならよろしいだろう、という意見があったので、参考までに申し上げる。

宮田委員

  • D区とI区の関係だが、吉野委員の話にあったように、見沼竜神、見沼の伝説の発祥は確かにI区である。女体神社や通船堀とかが、見沼伝説や竜神祭りの発祥地であることは間違いない。そうなると、見沼区と緑区にしていいのか、例えば、『北見沼』や『南見沼』と、そういう名称をどちらかに使ってもいい気がする。
  • 緑区というのは、どこにでもある区名でやはり考えた方がいい気がする。

井原委員長

  • 「見沼」は、I区の場合5%、D区の場合11%であり、『北見沼』『南見沼』と付けるのは、いろいろな意味でわかりにくく、見沼は見沼区一つでよろしいのではないだろうか。
  • 見沼区に賛成の方の挙手をお願いする。((補足)挙手17名)
  • 緑区と付けたい方は、何名おられるか。((補足)挙手10名)
  • D区は、見沼区と決めさせていただく。
  • 次にF区。F区は、旧浦和の西に当たり、天然記念物のサクラソウの自生地であることで、桜区と決めたいと思うが、意見をお伺いする。

田代委員

  • さいたま市の西にあるので、何でここも「西」にしないのかと思うが、「西」が上に決まってしまった。
  • 桜とサクラソウは全然別物。国の天然記念物サクラソウを象徴するのであれば、サクラソウ区とすれば納得がいく。桜区と言ったら、桜の名所があるというイメージではないか。きわめて安易な桜区という名称を聞いて、サクラソウをイメージするだろうか。 桜とサクラソウは区別していただきたい。
  • 前回申し上げたが、この地区の西側は荒川の左岸になり、要するに秋ヶ瀬である。むしろ秋ヶ瀬区の方が相応しいのではないか。秋ヶ瀬という名前は少し爽やかな感じもする。

中村(圭)委員

  • サクラソウだから桜区という提案理由が引っかかるが、浦和に西・東を付けることを基本的にしないとすれば、秋ヶ瀬区か桜区になるかと思う。
  • 秋ヶ瀬の由来は、秋ヶ瀬の原というのがあり、一つの地名・地域の固有名称ということになると、「宮原」「指扇」「盆栽」というところとの整合性が、全体でなくなるのではないかと感じる。
  • 桜というのは、決して桜の名所がないとは言わないが、市民のさいたま市の花にもなっており、明るく、合理性を得た名前で、将来的にいいのではないか。桜区に賛成する。

井原委員長
田代委員、申し訳ないが、市民の側から受けた6つの名前の中に、サクラソウはない。

田代委員
サクラソウ区がいいと言っているのではなく、サクラソウをイメージする言い方はおかしいと、「桜」という区の名称は反対だということである。

徳永委員
単純な話だが、サクラソウを連想して桜区ができたなら、先ほど何で盆栽区がなかったのか。盆栽も一つの芸術作品、サクラソウも天然記念物と考えた場合に、同じ考え方で、北区は盆栽区でも良かったのではないか。

井原委員長

  • 他に意見がなければ、決めさせていただく。
  • F区について桜区に決めたいと思うが、賛成の方の挙手をお願いする。((補足)挙手18名)
  • 秋ヶ瀬区と決めたい方、挙手を。((補足)挙手11名)
  • F区は、桜区と決定させていただく。
  • 次にH区。H区は、さいたま市の南にあるということで、南区と決めさせていただきたいと思うが、意見をお願いする。

清宮委員
H区は幅広く設定されており、本当に南に属していることから、南区というのはいいと思う。

井原委員長

  • 他に意見がなければ、南区に賛成の発言があったので、南区でご了承いただける方の挙手をお願いする。((補足)挙手30名)
  • 大多数の方にご了承いただいたので、南区と決めさせていただく。
  • 次にI区。I区は先ほど見沼区の話も出たが、緑区と決めさせていただきたいと思う。これについてご意見を伺う。

田代委員

  • 私はI区について見沼区を主張したが、見沼区がD区ということになった。
  • I区を緑区というのは、あまりにも芸がなさすぎる。緑区は一体どこを指すのか。A・B・D・F区に「緑」、そしてI区にも「緑」と、すべて候補に挙がっている。どこをイメージするのかわからない。
  • 「緑」という言葉は爽やかかもしれないが、安易な区名の付け方に反対する。

井原委員長
田代委員は、何区であれば推薦されるのか。

田代委員

  • 先ほど申し上げたように、やはり「見沼」が一番適切と思うが、そうでないとすれば、候補に挙がっている中からならば、やむを得ず、美園区にせざるを得ない。
  • 「美園」は、美しい園と書いて字面は結構であるが、本来、美園の地名は、大門村、野田村、戸塚村の3つの村が合併して、3という数字を『美』しいという字に変えただけである。それから、緑豊かな田園地帯というので『園』。
  • 戸塚は川口に編入されてしまっていることから、私は「美園」という区名は付けたくない。
  • この間の意見に美園という駅の話が出てきたが、本来、地名があって地名にちなんで駅名なりを付けるのが筋であって、駅名があるからそれを地区の名称にするのは本末転倒である。
  • 選択肢がなく、やむを得ず美園区とせざるを得ない。

福島委員

  • 「美園」というのは地区の名前だと思っている人たちがおり、全体の合意をとるのに「美園」という名前だと、なかなか難しい。
  • 「美園」が難しいと、「東」か「緑」しか残らないので、東西南北の「東」でもいいのであろうが、それも能がないという意見もあった。
  • 将来、あの地区は、緑が間違いなく一つのシンボルになっていくので、緑区がよろしいかと思う。

田代委員

  • 私は「美園」をやむを得ず入れてきたが、今、福島委員の発言を聞き、若干、考えが変わった。「緑」というのは反対。
  • 「西」「北」「南」があるのだから、東区にしたらいかがか。東西南北の整合性が、単純だが付くのではないか。

井原委員長

  • 意見も出尽くしているようなので、お諮りしたい。
  • I区を緑区とすることに賛成の方の挙手をお願いする。((補足)挙手17名)
  • 東区とすることに賛成の方の挙手をお願いする。((補足)挙手6名)
  • 美園区とすることに賛成の方の挙手をお願いする。((補足)挙手7名)
  • I区は、緑区と決定させていただく。
  • A区からI区までの協議が整ったので、事務局から区名案の朗読をお願いする。

事務局
A区は、西区。B区は、北区。C区は、大宮区。D区は、見沼区。E区は、中央区。F区は、桜区。G区は、浦和区。H区は、南区。I区は、緑区。

井原委員長

  • 区名案については、事務局から朗読のあったとおりとさせていただく。
  • 本来、この場で区名案を記載した報告書を作成し、委員の前で市長に報告させていただくべきものと思うが、区名案を記載した報告書は、私が責任をもって作成し、後日、職務代理の中村委員とともに、市長に報告することで了承いただきたい。

3.その他

井原委員長
最後に、その他、何かご意見のある方。

田中委員
私がE区の議論の中で、この場合、与野区ということだが、たとえ中央区に決まったとしても、少数意見もあった、ということなどを、市長への報告文書に付記していただきたい。当委員会の決定に異議を差し挟むつもりはないが、総意であると誤解されては、委員の一人としても大変残念であるので、付帯意見を付けていただくことを提案する。

井原委員長
そのことについて、事務局、配慮をお願いする。

4 閉会

閉会

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