『政令指定都市へのあゆみ』(さいたま市,平成16年3月)より本文のまま掲載しています。
2 行政区画編成にあたっての地区別の意見要望
【A区】 【B区】 【C区】 【D区】 【E区】 【F区】 【G区】 【H区】 【I区】
【A区】
- 宮前地区と日進地区は同一区にしてほしい。(宮前をB区に)
- 宮前地区と日進地区は旧町村が同一であり、自治会活動や古くはJR川越線日進駅の設置請願などでも共同で動いており、そうした経緯から同一の行政区として取り扱うことを希望する。
(見解)
大宮地域は、西部地域、中央台地の北部、中央台地の南部、東部地域に区分するという基本方針に基づき、鴨川をもって区画した。
日進・指扇駅間に新駅の設置が構想されているので、将来のまちづくりの観点から、宮前町をA区とすることが適当である。
ついては、新駅の設置の促進を市に要請する。
なお、行政区割りによって、通学区域が分断されたとしても、通学区域は従来どおりとなるものである。
- 現在、バイパスで分断されている三橋4,5,6丁目は、都市ガスの導入や下水道整備の面で1,2,3丁目と差があると感じているので、C区に編入してほしい。
(見解)
大宮地域は、西部地域、中央台地の北部、中央台地の南部、東部地域に区分するという基本方針に基づき、鴨川をもって区画したので難しい。
【B区】
- 大成町4丁目だけがB区になるのは納得できない。他と同様にC区にしてほしい。
- 盆栽町はB区からC区に編入すべきである。
- 盆栽町は日本唯一の盆栽の街で外国人も多数訪れる。旧大宮中央部に位置するC区にしてほしい。
(見解)
地域コミュニティを尊重した自治会連合会の区分に沿って区画したので難しい。
- 京浜東北線、高崎線によってB区は東西に分断されており、区としての一体性に欠けるような気がする。
※B区に京浜東北線は通っておりません。(2021年3月補記)
(見解)
大宮地域は、西部地域、中央台地の北部、中央台地の南部、東部地域に区分するという基本方針に基づき、鴨川と芝川をもって区画した。
【C区】
- 三橋地域が二つに分かれるのは残念。
(見解)
大宮地域は、西部地域、中央台地の北部、中央台地の南部、東部地域に区分するという基本方針に基づき、鴨川をもって区画した。
なお、小・中学校の通学区域については、鴨川で区分されている。
- 上落合7,8,9丁目と大原6,7丁目について、子どもの通学区等を考えて再考してほしい。
(見解)
行政区割りによって通学区域が分断されたとしても、通学区域は従来どおりである。なお、地域から通学区域変更の要請があれば、地域の実情に配慮するとともに、各小・中学校の施設・設備・通学距離等を考慮し、通学区域の調整を教育委員会で行なうこととしているので、そちらに検討を委ねることとする。
- C区とE区を合体すべきである。
(見解)
基本方針において、浦和地域、大宮地域はそれぞれ4区分、与野地域は1つとして区分していることから難しい。
- C区を分割すべきである。
(見解)
大宮地域は、西部地域、中央台地の北部、中央台地の南部、東部地域に区分するという基本方針に基づき、鴨川と芝川をもって区画したので難しい。
【D区】
- D区とC区の分割は第2産業道路を基準とし、中川、上山口新田をD区からC区に編入すべきである。
(見解)
大宮地域は、西部地域、中央台地の北部、中央台地の南部、東部地域に区分するという基本方針に基づき、芝川をもって区画し、地域のコミュニティの単位である自治会連合会の区分も尊重したので難しい。
- D区は他区に比べて広いので、東大宮をD区からB区へ移行できないか。
(見解)
大宮地域は、西部地域、中央台地の北部、中央台地の南部、東部地域に区分するという基本方針に基づき、芝川をもって区画したので難しい。
- 片柳はD区からI区にすべきである。
(見解)
旧3市の区境の地域については、基本的に現行のとおりとしているので難しい。
【E区】
- 下落合の整合化を図るべきである。
(見解)
旧市境が入り組んだ地域を是正すべきとの意見を多くいただき、その意見は傾聴に値するが、それぞれの地域において、居住する住民の大方の賛成が得られる見込みがない状況にあることから、将来の検討課題とする。
- できれば大戸は、G区としてほしかった。
(見解)
旧市境が入り組んだ地域を是正すべきとの意見を多くいただき、その意見は傾聴に値するが、それぞれの地域において、居住する住民の大方の賛成が得られる見込みがない状況にあることから、将来の検討課題とする。
なお、行政区割りによって通学区域が分断されたとしても、通学区域は従来どおりである。
また、地域から通学区域変更の要請があれば、地域の実情に配慮するとともに、各小・中学校の施設・設備・通学距離等を考慮し、通学区域の調整を教育委員会で行なうこととしているので、そちらに検討を委ねることとする。
- 大宮バイパスより西の上峰や八王子はF区の方がいい。
- 上落合はE区からC区にすべきである。
(見解)
旧3市の区境の地域については、基本的に現行のとおりとしているので難しい。
【F区】
- 田島地域は日常生活圏が「武蔵浦和」と一体となっているので、H区としてほしい。
- これまでの関係を考えると、田島1から10丁目は、H区に区分する方が自然である。
(見解)
浦和地域は、基本方針に基づき検討した結果、旧町村を基本として区分したところである。さらに、武蔵浦和駅及び西浦和駅の駅勢圏も考慮しF区とした。
- 生活行動範囲や交通利便性から、白鍬は与野地域(E区)に入れられるべきである。
- 白鍬の北部は、E区とすべきである。
(見解)
旧市境が入り組んだ地域を是正すべきとの意見を多くいただき、その意見は傾聴に値するが、それぞれの地域において、居住する住民の大方の賛成が得られる見込みがない状況にあることから、将来の検討課題とする。
なお、行政区割りによって通学区域が分断されたとしても、通学区域は従来どおりである。
また、地域から通学区域変更の要請があれば、地域の実情に配慮するとともに、各小・中学校の施設・設備・通学距離等を考慮し、通学区域の調整を教育委員会で行なうこととしているので、そちらに検討を委ねることとする。
- 別所地区についてはG区にしてほしい。新しい区役所位置が現浦和総合行政センターよりも遠い場所になることには納得がいかない。
(見解)
浦和地域は、基本方針に基づき検討した結果、旧町村を基本として区分したので難しい。
なお、区役所業務は、今後、市において検討されることとなるが、市民サービスの観点から、日常生活に深く関連する業務について、できる限り居住地にとらわれずに行なうよう検討されたい。
- 田島地区を全て同一区にしなくてもよい。例えば田島の1から5丁目はH区に、6から10丁目はF区になるような行政区でもよい。
(見解)
基本方針において、既成の町字はこれを尊重し、やむを得ない事情のない限り分断し、変更することのないよう考慮したので難しい。
- 白鍬、神田がE区になることで、隣接するE区の通学路問題が解決される。
(見解)
行政区割りによって通学区域が分断されたとしても、通学区域は従来どおりである。なお、地域から通学区域変更の要請があれば、地域の実情に配慮するとともに、各小・中学校の施設・設備・通学距離等を考慮し、通学区域の調整を教育委員会で行なうこととしているので、そちらに検討を委ねることとする。
- JRの駅や生活圏などの実態を考えれば山久保2丁目はE区に編入されることの方が自然である。
(見解)
旧市境が入り組んだ地域を是正すべきとの意見を多くいただき、その意見は傾聴に値するが、それぞれの地域において、居住する住民の大方の賛成が得られる見込みがない状況にあることから、将来の検討課題とする。
【G区】
- 生活圏が大宮中心である大原6,7丁目をC区に編入してほしい。
(見解)
地元住民の大方の意向が早期にまとまった場合にはC区とする。
- 岸町1,2丁目と神明1,2丁目は同通学区域であり、自治会活動でも協力関係にあるので、これを分断することは避けてほしい。
- 南自治会として神明はG区の岸町と地域の祭礼や交通安全運動などの自治会活動を運営しており、今回の案による当自治会地区内の分断(学校区の分断)には納得できない。神明をG区に編入させるべきである。
- 南自治会(岸町1,2丁目/神明)は分断しない。
(見解)
町内自治会の区域を尊重すると町字が分断され、町字を尊重すると町内自治会が分断されることとなるが、地元住民の大方の意向であり、現区域を基本として道路等により区画線を明確に引くことが可能であれば、南自治会の区域はG区とする。
なお、近隣住民の理解を得ることも必要である。
- G区からの飛び地のようになっている上木崎一丁目付近については、E区の方に編入してはどうか。
- 日本信号与野事業所を中心とする地区をE区に編入してほしい。
(見解)
旧市境が入り組んだ地域を是正すべきとの意見を多くいただき、その意見は傾聴に値するが、それぞれの地域において、居住する住民の大方の賛成が得られる見込みがない状況にあることから、将来の検討課題とする。
- 岸町、東岸町、前地をH区に組み込んでほしい。
(見解)
浦和地域は、基本方針に基づき検討した結果、旧町村を基本として区分したので難しい。
- 太田窪・原山地区では大谷場中学、原山中学の学校区が入り組んでいるため、できれば同一の区として扱ってほしい。
- G区に道祖土、原山、太田窪1丁目を入れることにより、学区が安定する。
(見解)
地域コミュニティの単位である自治会連合会を尊重したので難しい。
【H区】
- 旧谷田地区(太田窪、円正寺、大谷口、広ヶ谷戸、原山、大谷場)を分断せず、I区に編入してほしい。
- 旧谷田地域(大谷口、円正寺、広ヶ谷戸、太田窪)を尾間木地域(I区)に編入してほしい。
(見解)
浦和地域は、基本方針に基づき検討した結果、旧町村を基本として区分したところである。また、JR武蔵野線南浦和駅と東浦和駅の間に新駅を設置する構想があることから、地域の将来性も考慮し、武蔵野線沿線を中心とするH区とすることが適当である。
ついては、新駅の設置の促進と谷田市民の窓口の拡充等について、市に要請する。
- 旧土合村である田島・関・鹿手袋・四谷はF区になるように編成してもらうことを望む。
(見解)
浦和地域は、基本方針に基づき検討した結果、旧町村を基本として区分したところであるが、この地域は武蔵浦和駅の駅勢圏を考慮し、H区とすることが適当である。
- 田島一丁目と四谷一丁目を同じ区にしてほしい。
- 別所1丁目と2から4丁目は国道17号で分断されており、別区でもよい。
(見解)
基本方針において、既成の町字はこれを尊重し、やむを得ない事情のない限り分断し、変更することのないよう考慮したので難しい。
- 太田窪、広ヶ谷戸、大谷口、円正寺をH区から除き、田島、岸町、高砂、東高砂、東岸町、前地を編入するべきである。
- 大谷場は生活実態でもH区よりもG区との関係が深いのでG区に編入するべき。
- 別所・南本町・南浦和・神明・原山は、H区ではなく、G区に編入するべきである。
- 松本・堤外をF区にしてほしい。
(見解)
浦和地域は、基本方針に基づき検討した結果、旧町村を基本として区分したので難しい。
- 京浜東北線をはさんで、西側との関連は薄いため、広ヶ谷戸は、H区ではなくI区に編入するべきである。
(見解)
浦和地域は、基本方針に基づき検討した結果、旧町村を基本として区分したところである。また、JR武蔵野線南浦和駅と東浦和駅の間に新駅を設置する構想があることから、地域の将来性も考慮し、武蔵野線沿線を中心とするH区とすることが適当である。
ついては、新駅の設置の促進と谷田市民の窓口の拡充等について、市に要請する。
- 太田窪を2つの区に分断しないでほしい。
(見解)
地域コミュニティの単位である自治会連合会を尊重したので難しい。
【I区】
- 中丸団地自治会のエリアを分断している。
(見解)
町内自治会の区域を尊重すると町字が分断され、町字を尊重すると町内自治会が分断されることとなるが、地元住民の大方の意向であり、現区域を基本として道路等により区画線を明確に引くことが可能であれば、中丸団地自治会の区域はI区とする。
なお、近隣住民の理解を得ることも必要である。
- 山崎をG区に編入してほしい。
- イーストシティの中でかつら街だけ別の地区になっていることに反対。
- 道祖土地区が木崎、大東、瀬ヶ崎と分かれることに反対。
(見解)
浦和地域は、基本方針に基づき検討した結果、旧町村を基本として区分したので難しい。
- G区に道祖土、原山、太田窪が入り、中尾、三室がI区となるべきである。
- 太田窪はすべてH区にしてほしい。
- I区は将来の人口増が見込まれるため、面積を少なくしておく方が良い。(道祖土、原山、太田窪はG区へ)
(見解)
地域コミュニティの単位である自治会連合会を尊重したので難しい。
- G区とI区の境は、川口・大宮線(地方道)※としてほしい。
※さいたま市発足と同時に「さいたま川口線」に名称変更しています。(2021年3月補記)
(見解)
地域コミュニティの単位である町字や自治会連合会を尊重したので難しい。
- 三浦地区についてはI区からD区へ編入してほしい。
- 三室は、上山口新田や西山新田との交流が深いため、D区とすることが自然である。
(見解)
旧3市の区境の地域については、基本的に現行のとおりとしているので難しい。