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更新日付:2024年5月1日 / ページ番号:C054083

犬の熱中症に注意しましょう

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犬の熱中症に注意しましょう

犬の熱中症に注意しましょう

夏は熱中症の患者さんが急増しますが、熱中症は人だけでなく犬でもよくみられる病気です。
犬は暑さに非常に弱い動物であるため人よりもずっと熱中症にかかりやすく、毎年熱中症で亡くなる犬がいます。
犬の熱中症について正しい知識と対処法を知っておきましょう。

犬の体温

犬の体温は成犬で約38~39度です。しかし体温が42~43度に上昇した状態が数時間続くと、死亡する危険が高くなります。

飲水量は一日で体重1キログラムあたり20~90mlが目安です。例えば、体重が2キログラムの犬は一日に180mlの水を飲みます。犬は暑くなるといつも以上の水を飲みたがります。十分に水が飲めるよういつも以上に気を付けましょう。逆に犬が水を大量に飲むのは熱中症になりかかっているサインでもあります。すぐに涼しい場所に移しましょう。

犬と水 

犬の体温調節の方法

犬は人と違い、汗をかいて体温を調節できません。汗腺は肉球にありますが、ここから出る汗は、あくまでも滑り止めの役割にとどまり体温を下げる程ではありません。その代り、口を開けて舌を出し、浅く速く呼吸する浅速呼吸(パンティング)をして熱を逃がしています。パンティングは熱中症の危険信号です。すぐに日陰で休ませて水分補給をしましょう。

夏の散歩

猛暑の日のアスファルトは50度以上になります。高温多湿の環境は、熱中症の原因です。また、犬の肉球は角質が厚くなったもので皮膚よりも熱に強いですが、熱い地面を歩くと火傷する危険があります。

出来るだけ日中ではなく、比較的気温の低い早朝や、夕方に行くか、散歩コースはアスファルトや砂利の道を避けて、土や草の多いコースを選びましょう。ただし、草むらはノミ、マダニが潜んでいることがあるので予防を忘れずにしましょう。さらに散歩の時間を短くすることも熱中症を防ぐことにつながります。

飼い主さんは、水分補給用、熱中症の応急処置用としてペットボトルに水を入れて携帯してください。

犬と太陽

犬にお留守番させるときは

犬にとって28度以上の室温は暑くて過ごしづらい環境です。室温は25度に保ちましょう。また飼い主さんが出かけるときは、クーラーなどで部屋の温度管理をし、水を多めに準備して犬が快適に過ごせる環境を作りましょう。もし、網戸にする場合は、鳴き声の対策を行うなど近隣へのご配慮をお願いします。

犬と一緒に車でお出かけするときは

車の中は狭いため気温が上がりやすく、特に注意が必要です。クーラーをつけるか、窓を開け空気の入れ替えをし、こまめに水分補給をさせましょう。また、飼い主さんは長時間車を離れず、犬の様子に気を配ってください。

もしも熱中症になってしまったら

犬の身体が熱い、元気がない、よだれを垂らしているなど、熱中症を疑う症状が見られたら水を飲ませ、濡れたタオルなどで身体を冷やしましょう。少し落ち着いたら動物病院で診察を受けましょう。

熱中症による症状は脱水の他に食欲不振、嘔吐、下痢、血尿などがあります。

もしも散歩中に熱中症になったら近くの民家にお願いして犬の全身にホースで水をかけてもらいましょう。民家がない散歩コースではペットボトルに水を入れて持ち歩き身体、特に脇を濡らしてください。

その後はやはり動物病院に行き、診察を受けましょう。いったん回復したように見えても、脱水で腎臓に深刻なダメージが及んでいることがあるためです。

 犬と獣医

この記事についてのお問い合わせ

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電話番号:048-840-4150 ファックス:048-840-4159

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