独自の歩みを続ける
「地域密着型」本屋さん!

喫茶店で「いつもの」と言って注文が通るように、お客さんの本の好みを把握してくれている本屋さん。タイトルもうろ覚えな中古本や、ついでに冷蔵庫とレコードまで取り寄せてくれる本屋さん。長い付き合いの中で来店するお客さんの役に立ちたいと、代表が終活カウンセラーの資格を取ってしまう本屋さん。

そんな地域密着を強みに、独自の歩みを続けるのが「まちの本屋さん」一清堂。全国の街から書店が次々と消えゆく中、地元のたくさんの人が笑顔で訪れるお店の秘密を、清宮代表と堀江店長に聞いてみました。

「地域の方のお役に立ちたい」とユニークかつきめ細かなサービスを提供し続け70年、さらに活気を増していく一清堂
終活カウンセラーの資格を持つ代表の清宮久美子さん(左)と、店長の堀江健司さん(右)

多彩な本のイベントに
「終活セミナー」まで…!?

一清堂で毎月開催の「本屋ままのおはなし会」はぜひとも子ども連れで行きたいイベントの1つです。「子どもが寝付かない時、トイレトレーニングしている時、イヤイヤ期、絵本には幾度となく助けてもらいました」と言う児童書担当が厳選する絵本は、毎回バリエーション豊か。「子どもたちの成長を見届けられるのが本当に嬉しい」と語る担当者の愛が溢れる時間を、親子で過ごせます。

過去には講師を招いた英語の読み聞かせや笑いヨガ、小学生を対象としたプログラミング教室や辞書引き体験会、一清堂キャラクターの公募など、多種多様なイベントが催されています。「お客様のお役に立てるツールがいくつもあれば」という清宮代表の想いが、地域住民の交流の場をつくることにもつながっています。

また、終活セミナー「エンディングノートを書こう」の店内ポスターは、本屋さんという空間では殊更に目を引きます。「元気なうちに」「大切な人と自分自身のために…」と、ご年配の方だけでなく40代で受講する方もいるそう!

読み聞かせイベント"本屋ままのお話し会"

「ごはんは体の栄養、本は心の栄養」をモットーに毎月開催

 

本だけじゃない「特別」な何かを
みなさんに

「今後もイベントや文房具担当のコアなSNS情報発信、本や本以外の取り寄せなど、大手書店にはできない積極的なサービスをしていきたい」と語る堀江店長。70年間、地域住民の生活に溶け込みながらも日常にちょっとした「特別」を提供し続けてきた一清堂。輝き続けるまちの本屋さんから、今後も目が離せません。

おかいもの練習レジ

目指すのは子どもだけでも安心して来られるお店

 
ISSEIDO CHARACTER

公募のマスコットキャラクターは現在4代目。投票期間中、応募作品は全て店内掲示されるため、小学生以下のチャレンジや思い出づくりにも最適!