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更新日付:2017年7月10日 / ページ番号:C037863

デング熱とは:ウイルスを持った蚊(カ)に刺されることで感染します

 デング熱は、デングウイルスを持ったに刺されることで感染します。  
 
発熱・頭痛・関節痛、発疹などの症状があらわれ、通常1週間程度で回復します。
 ごくまれに出血症状(デング出血熱)など重症化することもありますが、感染しても症状がでないことも多くあります。 
 
蚊が媒介する感染症として、他に日本脳炎、チクングニア熱、ウエストナイル熱、マラリアなどがあります。

感染経路:ヒト(患者)‐蚊‐ヒト

感染環 
  デング熱は、デング熱患者、症状はないものの感染しているヒトの血を吸った蚊(ヒトスジシマカ)が、他のヒトを刺すことによって感染します。
 ヒトからヒトへの感染はありません。

 デングウイルスは、患者の血中に、発症前日から5日後までの6日間(ウイルス血症期)に出てくるため、この期間に患者を刺したヒトスジシマカがウイルスを運びます。デングウイルスはヒトスジシマカの体内に取り込まれ、7日程度で唾液腺に移動し、次にヒトを刺した時に感染させることができるようになります。すべてのヒトスジシマカがデングウイルスを保有しているわけではありません。

 
 
 デング熱を発症している患者、症状はないものの感染してるヒトは、感染を広げないためにも、蚊に刺されないようにする必要があります。   
 
 森林など自然の多い郊外で感染しやすい印象があるかもしれませんが、ヒトスジシマカはヒトの住環境で発生して、ヒトとの間で感染環を形成するため、都市部を中心に流行します。

 デングウイルスは、主にヒトスジシマカネッタイシマカによって媒介されます。ネッタイシマカは、国際空港の貨物便の機内で発見される事例が相次いでいますが 日本には常在していません。ヒトスジシマカは、青森県以南の本州に広く分布しています。日本では、デングウイルスを媒介する蚊としてヒトスジシマカの対策が重要です。
 

症状:突然の発熱など

 感染から発症までの潜伏期間は、2~14日(多くは3~7日)です。
 感染しても発症する頻度は50%以下といわれ、感染しても発症しないことも多くあります発症すると突然の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、眼窩痛(目の奥が痛い)、発疹、嘔吐などがみられますが、発熱だけの場合もあります。通常、発病後2~7日で熱が下がり、予後は比較的良好です。
 まれに重症化して、出血症状(デング出血熱)やショック症状(デングショック症候群)を発症することがあります。
 デングウイルスには4つの血清型(1~4型)が存在しているので、複数回感染する可能性があります。2回目の感染時に、1回目と異なる型のウイルスに感染した場合、重症化する確率が高くなるといわれています。

治療

 デングウイルスの特効薬はないため、対症療法が主体となります。予防のワクチンもありません。
 蚊に刺されただけでは、過度に心配する必要はありませんが、発熱などの症状がある場合は、かかりつけの医療機関などを受診しましょう。

予防:蚊が媒介する病気の予防のために!

  ヒトスジシマカはよく見られるヤブカで、成虫は、全体が黒く背中に一本の白い線があるのが特徴です。5月中旬~10月下旬が活動時期で、成虫は冬を超えて生息できないため、デング熱は通年で発生することはなく一過性となります。
 ヒトスジシマカは、小さな水たまりに80~150個位の卵を産み、ボウフラ(幼虫)になります。水が2週間位たまっていると発生源となります(小さな水たまりに発生するので、河川、湖沼、水田では発生しないといわれています)。
  

ヒトスジシマカ
ヒトスジシマカ
さいたま市健康科学研究センター撮影
幼虫 期 間 7~10日
発 生 小さな水たまり(例:植木鉢の水受、バケツなどの容器、雨水マス、古タイヤ、ビニールシートにたまった水等)
成虫 期 間 30日前後
活 動 飛ぶ高さ:1.5m位まで(高いところにはいない)
移動:50~100m(環境による)
潜伏場所 ツツジやアジサイなどの低木の葉裏や茂み
(公園、墓地等)、日陰など
吸 血 屋内でも吸血するが、屋外の方が多い

1、蚊を減らしましょう!  
  
ボウフラ(幼虫)の発生を防ぐために、小さな水たまりをつくらないようにしましょう
  ・ジョウロ、ビニールシートなどは逆さまにしてたまっている水を除去しましょう。
   また、容器などにフタをしたり、不要なものを廃棄したりして、水がたまらないようにしましょう。     
  ・
植木鉢の受け皿、お墓の花立てなどは、定期的に清掃し、1週間に1度は水を入れ替えましょう。
  古タイヤは、コップ半分ほどの塩を入れておくとヤブカの発生を抑える効果があるといわれています。
   また、電気ドリル(鉄鋼用)で穴を空けたり、シートをかぶせたりして水をためないことで、ボウフラの発生を防ぐことができます。
  庭にあるような小さな池や水生植物の容器などは、天敵であるメダカや金魚を飼育する方法もあります。
   ※殺虫剤による駆除は、蚊の発生を抑えるものではありまん。やむを得ず使うときは、使用方法、注意事項を守り、必要最低限の量に
    しましょう。

(参考)市報さいたま6月号(P.6)

2、蚊に刺されないようにしましょう!
   ・
長袖シャツ、長ズボンなどを着用して、肌の露出をしないようにしましょう
   素足やサンダル履きは、できるだけ避けましょう。
   ・ 網戸を使用したり、扉、窓の開閉時間をなるべく短くして、蚊の侵入を防ぎましょう
   虫除け剤、蚊取り線香、蚊帳などを上手に利用しましょう。    

 
 
   
虫除け対策をしよう(厚生労働省検疫所FORTH)

流行状況

 海外では、アジア、中東、アフリカ、中南米、オセアニアなど熱帯・亜熱帯地域で流行しており、年間1億人近くの患者が発生していると推計されています。特に東南アジアや中南米で患者の増加が顕著となっています。流行地域に渡航される際は、できるだけ蚊に刺されないように、服装に注意し、虫よけ剤等使用のほか、可能な限り網戸やエアコンの設置してある宿泊施設を利用しましょう。

 日本では、1942年から1945年にかけて、神戸、大阪、広島、呉、佐世保、長崎などで約20万人に上る温帯地域最大のデング熱の流行がありました。以後60年以上日本国内での感染例はなく、2007年以降は毎年100~200例前後の報告で、すべて海外の流行地で感染し帰国後に発症する輸入例でした。
 2013年にドイツ人旅行者が日本でデング熱に感染したとされる事例があり、2014年には東京都内の公園及びその周辺で蚊に刺され感染したとされる事例が多数報告されました。
 現在でも、海外では多くの患者が発生しています。国内外の人の往来も活発になっていて、今後も国内で流行する可能性があるため注意が必要です。


 海外参考情報
 ・感染症についての情報 (デング熱)(厚生労働省検疫所FORTH)
 

さいたま市感染症情報センターへ

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保健福祉局/健康科学研究センター/保健科学課 
電話番号:048-840-2250 ファックス:048-840-2267

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