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更新日付:2023年12月12日 / ページ番号:C089542

ばらエティレポート2022 特別編第3弾 「近藤区長 浦和レッズユース阿部コーチとサッカーを語る」

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中央区の区の花はバラであることをご存知ですか。
中央区役所内にはいろいろな種類のバラを植えています。
また、与野公園は、約180種類以上、約3,000株あるバラの名所です。
ここでは、中央区役所や与野公園など、バラの状況をお伝えします。
また、中央区内のおすすめスポットや区民の方のコミュニティ活動などを、ばらエティにレポートします。

今回は特別版第3弾です。

「近藤区長 浦和レッズユース阿部コーチとサッカーを語る」

市報さいたま中央区版9月号の取材のため、近藤区長と昨年(2021年)浦和レッズの選手を引退し今年(2022年)から浦和レッズユースのコーチに就任した阿部勇樹さんとの対談を行いました。

はじめに、対談が行われた「与野八王子グラウンド(八王子スポーツ施設)」について説明します。
ここはさいたま市所有のグラウンドで、土の多目的グラウンドとして使っていましたが、雨が降るとぐちゃぐちゃになり、晴天が続いて風が吹くと土埃が舞うという状態でした。
2003年に浦和レッズが人工芝と照明塔を寄贈し整備してくれたことで、それが解消され地域の人たちに大変喜ばれました。2011年にも人工芝の張替えを行ってくれています。
今は、17時以降は浦和レッズが借りてユースの練習等に使用していますが、それ以外は一般に貸出していて少年サッカーの大会が開かれたり、老人クラブによるグラウンドゴルフの大会が行われたりもします。

今回の対談は、浦和レッズが整備してくれたグラウンドが中央区にあるということや、以前から中央区の花「バラ」の普及啓発事業の推進にあたって浦和レッズが開発したバラ「レッズローズ」を提供してもらっていたというご縁もあり、自分でも今もサッカーを続けていて、少年サッカーの指導にも携わっているサッカー小僧の近藤区長と、これからユースチームの指導のために頻繁に中央区を訪れる阿部さんがサッカーについて語り合うことはできないだろうかということで、浦和レッズに打診したところ、快く承諾していただき実現したものです。

阿部さんははじめは緊張気味でしたが、近藤区長が自宅のテレビの脇に置いてあるという、頭がゆらゆら揺れる「阿部ちゃん人形」をバッグから取り出して、「地震があると阿部さんの頭が揺れるんですよ。我が家の地震計です」と見せると、阿部さんもその話に食いつき一気に場が和みました。
レッズ阿部対談4 レッズ阿部対談5 レッズ阿部対談6

雨の予報もあったので、対談の前に写真撮影をしましょうということでグラウンドに出ました。
阿部さんが区長とパス交換をしてくれるということで、区長は慌ててジャージに着替えて嬉しそうにボールを蹴っていました。
レッズ阿部対談4 レッズ阿部対談5 レッズ阿部対談6

数分パス交換をした後、表紙用の写真を何パターンか撮影させてもらいました。
レッズ阿部対談7 レッズ阿部対談8 レッズ阿部対談9

その後部屋へ戻り、対談開始です。(対談の内容は抜粋です)

区長:サッカーは何かきっかけがあって始めたのですか?
阿部コーチ:きっかけは、幼稚園の頃に仲が良い友達に誘われたのと、8歳年上の兄の影響で始めました。でも、兄は好きなスポーツが多すぎて、野球、サッカー、ゴルフを小・中・高でやっていて。学校にゴルフ部があって。
区長:すごいですね、ゴルフ部があるって。 
阿部コーチ:僕もやっていれば良かったなって、今思えば(笑)サッカー部入れないなら、ゴルフ部入っておけば良かったって思いました。
区長:ジェフユナイテッド市原には、いつから?
阿部コーチ:ジュニアユースで、中学校1年生の時からです。
区長:高校進学の際には、市立船橋からも声が掛かったとか。
阿部コーチ:はい、お声を掛けていただいたのですが、高校サッカーに対するイメージが大変そうで「僕、やれないな…」と思って、結局ユースの方に進みました。一方で、高校サッカーへの憧れというか、あんなにお客さんがいる中で注目されるなとは思っていたので。それを考えたら高校サッカーも良いなとは思いましたが、まあ「僕には合わないかな」と思って。
区長:なるほど。この間、元浦和レッズの鈴木啓太さんとのYouTubeを拝見したのですが、フリューゲルスからも声が掛かっていたとか、話されていましたが。
阿部コーチ:フリューゲルスは、小学生の時に入団テストを受けに行って。同じチームの子が受けたいからといって一緒に行きました。
区長:でも、遠いですよね。こちらからだと。
阿部コーチ:もしテストに受かっていたら、青いユニフォームを着ていた可能性もあります!(笑)
区長:その後、ジェフユナイテッド市原​に入団し、選手としてのキャリアをスタートされ、現在は指導者になられた阿部さんですが、まず選手時代について伺わせてください。今まで多くの指導者のもとご活躍されていますが、印象に残っている指導者は?
阿部コーチ:イビチャ・オシム監督です。トレーニングも厳しかったですし、同じ練習を決して行わず選手に考えさせるような指導で、本当に選手をあきさせない方でした。最初の印象は、190センチメートル近く身長があるので大きいな、と思いました。韓国でちょうどキャンプがあった時で。
区長:確か監督が直前まで決まってなかった?
阿部コーチ:決まってなかったですね。そのキャンプ地に来て、言葉を発するわけではないのですが、食事の時に各選手のテーブルを“コンコン”って叩いて周って、それが最初の“挨拶”でした。その時点から発するオーラが「すごいな」って感じましたし、トレーニングも厳しかったので。
区長:サッカーは「“走る”ことが基本」という指導をされていたと聞いていますが…。
阿部コーチ:そうですね。「走らないことには、サッカーは成り立たない」という事は良くおっしゃっていました。それを言うということは、当時のチームがよほど走れていなかったな、と思います。
区長:オシム監督は、来日されてすぐにナビスコ杯でチームを優勝へ導いていますよね。
阿部コーチ:2~3年かかりましたけど。2003年に来日されて、その年に、結構当時のチームメンバーも大分若返った時期で。
区長:その時に、キャプテンに指名されたのですよね。びっくりされたのではないですか?
阿部コーチ:いや、びっくりですね。一つの試合の直前に、アップの時にコーチから言われて。直接、オシム監督からは言われてないんですよね。それからずっとキャプテンをやらせていただいて。
区長:ジェフユナイテッド市原​にいたときは、ずっとキャプテンだったのですか?
阿部コーチ:はい、2003年から浦和レッズに移籍するまでは、キャプテンをやらせていただきました。
区長:先輩もいるし、苦労されたのではないですか。
阿部コーチ:やりづらかったです。最初は、上の年齢の方や、キャプテンをやっていた方も多かったもので。でも、当時、チームにいたレジェンドである先輩たち、中西永輔さんなどに色々サポートいただいて、なんとかやらせていただきました。
区長:それは、オシム監督のどういう狙いだったと思われますか。
阿部コーチ:僕も直接言われた訳ではないですし、オシム監督の著書で後々知ったのですが。当時、自分には責任感がないから「責任感を持たせたい」、つまり「変わらなければいけない」という事だったと思います。デビューも高校生でしたので、「ここまでやればいい」というような甘えがあって。不思議なのは、キャプテンマークを付けるだけで、意識が変わるものなのだなと実感しましたし、自分自身もびっくりしました。
区長:そういう意味では、まんまと…。
阿部コーチ:罠にはまっちゃいましたね、オシム監督の罠に(笑)
区長:オシム監督の指導で有名なのは、ビブスの練習と聞いていますが。どんな練習ですか?
阿部コーチ:すごいんですよ。普通、ビブスって言ったら3色とか少ないことが多いですが、当時は10色近くありました。ルールが色々あって、「同じ色のビブスを着ている選手にはボールが出せない」とか「出す順番の色が決まっている」とか様々でした。また、ビブスの色がたくさんあるので、「見なきゃいけない」「認知していかないといけない」部分のトレーニングも入っていたのかなと。
区長:日々ルールが変わるとか?
阿部コーチ:はい。だから、同じ練習って本当になかったなと思います。似たようなのはありますが、少しルールが違ったりビブスの色が違ったり。選手をあきさせない方でした。
区長:選手にとって楽しいという感じでしたか?
阿部コーチ:楽しい、新しい練習って「何やるのかな」って思うので、そういうことを考えてくれたのだなと思います。
区長:怖いイメージありますけど、それだけじゃない。
阿部コーチ:いや、怖いですよ(笑)いや、そんなことはないですけど。やっぱりサッカーに真剣に取り組まないとやっぱり怒られるし、サッカー選手であるならばサッカーに集中しろ、ということは常に言われていたので、少しでも道を外してしまったり違う方向を向いたりした時は、お叱りを受けましたね。
区長:では、褒められると、その分嬉しいですよね。
阿部コーチ:いや、褒めることはめったにないので。だから、それを言われたいがためにみんな頑張っていましたね、当時は。
区長:「先生」のような「監督」という感じですね。
阿部コーチ:そうですね。サッカーも、もちろん教えていただいたけれど、「考えて行動する」「考えて走れ」と当時言われていたので、その“考える”ということが、サッカー以外の生活の部分でも大事だと気付かせてくれたので、本当に「先生」のようでした。聞いたところ、オシム監督は、数学の教授だったらしくて。
区長:そうみたいですね。そういわれると「あ、なるほどな」って思っちゃいますよね。
阿部コーチ:そうですよね、思っちゃいますよね。
区長:浦和レッズに来てからは、いかがですか?
阿部コーチ:2012年からミシャ(ミハイロ・ペトロヴィッチ)監督でしたが、大変感謝していますし、影響を受けました。かつて、オシム監督とミシャ監督は一緒にサッカーをやっていた時期もあったと聞いています。
区長:ミシャ監督体制では、超攻撃的スタイルで、私もいちファンとして選手の方々が楽しくサッカーをしているなと感じました。
阿部コーチ:その様にサッカーの楽しさがファンの方に伝わることが、本当に嬉しいです。選手としては、当時、見ていただいている方に「楽しいな」「また見に来たいな」と思われることが嬉しいので。なかなか、そういった実際の意見を選手たちが聞く機会がないので、引退した後ですが、そういうことを言っていただけるのは本当に嬉しいです。
区長:当時のミシャ体制で、是非優勝してほしかったと思っていました。
阿部コーチ:ルヴァンカップは優勝できたのですが、リーグでは優勝できなかったので。
区長:いつも、あと一歩という感じで。本市としても、優勝するかもしれないという段階で、パレードの準備などをするのですが、なかなか…大変だなと実感しました。
阿部コーチ:大原の練習場に、2006年に優勝した時のパレードの写真が飾られているのですが、そういうのを見ると、何年か経ってまた実現できたらいいだろうなと、今思います。
区長:かつて中央区にお住まいだったと聞いていますが、さいたま市の印象は?
阿部コーチ:もちろん、街中にJリーグチームの応援フラッグがあるなど「サッカーのまち」だなと思いましたし、サッカーに限らずスポーツが盛んな街だなと感じています。
区長:私が仕事でスポーツに携わった時に、他の市町村の方から言われたのは「なんでサッカーなのか」というところから始めないといけないが、さいたま市は元々「サッカー」というスポーツが根付いていてうらやましい、ということでした。サッカーがある街にJリーグチームが設立されて、それを応援するのは当たり前という地域性があったと思いますし、街に感謝しています(笑)
阿部コーチ:僕自身さいたま市に来てから、スポーツが盛んな街だなと年々感じることが多くなりました。それはどうしてかというと、もちろんサッカーを通じて、色々なかかわりの方がたくさんいて、そういった方たちと関わることによって知ることもできましたし、実際、埼玉というと「野球」もありますし、大宮アルディージャもありますし、そういったプロチームがあって街が盛り上がっているなと思っています。今現在も更に増えていますし、楽しいですよね、サッカーだけに限らず。街を歩くとサッカーを盛り上げる景観ですし、フラッグなどを見ると支えていただいていると感じています。ありがたいし、ありがたい環境でサッカーをさせていただいているなと感じています。
区長:現役を退くと、また違う立場から、例えばファンの方とかと接することが出来るのではないですか?
阿部コーチ:そうですね。クラブを良くしたいという気持ちは皆さん一緒だと思っています。また違った立場で考えることもできますし、「ここが足りなかったな」と知ることにつながったりすると思います。また、サッカーをやることだけではなくて、クラブに期待されていることとか、ユースの選手たちにも伝えていけたら良いなと思っています。
区長:行政側としてですが、スポーツってトップの選手ばかりではないですよね。誰もが気軽に参加できる「スポーツによるまちづくり」も中央区の大きなテーマの一つですが、阿部さんが抱くイメージはありますか?
阿部コーチ:もちろんサッカーをもっと多くの人に知って欲しいし、実際にやってみて楽しいなと思って欲しいし、サッカーをはじめとするスポーツが身近にあって、子どもからお年寄りまで誰もが楽しみながら関わり、地域のコミュニティを作れたら楽しいだろうなと思います。日本のスポーツって何?となったら、まだまだ「サッカー」とはならないと思っていて、国技となったら相撲とか野球とか、柔道とか。「サッカー」となるためには、まだまだ足らないことも多いのかなと思うので、それが少しでも近づくようにして行かないといけないなと感じています。そのために、やれることは何だろうと。昨シーズン引退して、指導者をさせていただく中で、サッカーの「面白さ」「楽しさ」を伝えて行けたら良いなと思っています。でも、サッカーだけではなくて、スポーツ全体として体を動かすという視点も含めて伝えていけることもある。浦和レッズとしても色々な取組をしていただいている中で、サッカーだけではなく「体を動かす楽しさ」「スポーツをする面白さ」を浦和レッズがクラブとしての取組を広げていく、ということが大事かなと。そういった部分で、浦和レッズが率先して実践し貢献していく役目もあるのではないかと考えています。
区長:そうですね。非常に、期待している部分でもあるし、行政として我々も協力していかなくてはならないなと思います。
阿部コーチ:全体が一つになってやるということができたらすごいんじゃないかなと。なかなか、クラブが一つになるということも難しいと思っていて、じゃあ応援していただいている、地域の方々も更に一つになって一緒にやるとなったらすごいことだと思いますし、Jリーグも含めなかなかない取組になるのではないかなと。そういう取組を、浦和レッズが一番初めにやってもらいたいなと思いますよね。
区長:そういう意味では、浦和レッズが常にリーディングチームだった気がしていて、この八王子スポーツ施設サッカー場も、土地は市所有で人工芝を浦和レッズからの寄付で整備しています。以前は雨が降ると水はけが悪い土地でしたが、整備されたことによって問題なく利用できる場所になりましたし、サッカーだけではなく地域の様々なスポーツ団体が利用する施設となっています。このような取組や仕組みづくりを浦和レッズが率先して実施してくれていると思っているので、更にやっていただいて(笑)
阿部コーチ:そうですね!更に更にやっていただいて!(笑)注目されるチームではあると思いますので、率先して取り組んでいきたいです。
区長:浦和レッズがそうあるべきチームだと思いますし、そうでなければ日本のサッカーも衰退してしまうというくらい影響力のあるチームだと思いますので、是非一緒に取り組んでいければと思います。
阿部コーチ:そうおっしゃっていただいて、嬉しいです。むしろこういった声を現役の選手たちに聞かせたいし、知ってほしいですよね。正直、色々な「思い」というか、浦和レッズに対して皆さんが色々な期待をしているということを、今、選手たちが感じてプレイできているのかなというのはあるので、そういう風に思ってくださる方がたくさんいるんだよということを、もう一度クラブとして意識して取り組んでいければ、叶わないことではないのかなと思います。
区長:先日、この施設で、老人会のグラウンドゴルフ大会がありまして。
阿部コーチ:たまにやっていますよね!3回くらい見たことがありますが、皆さんすごいですよね!
区長:その大会でご挨拶させていただいた時に、この施設が浦和レッズの寄付のもと整備されていることをお伝えして、今シーズンは浦和レッズが出だしで苦戦しているので皆さん是非応援してくださいって言ったら、拍手喝さいをいただきました(笑)
阿部コーチ:ありがたいことです。そうやって、違うスポーツの方にも浦和レッズの取組を知っていただいて興味を持っていただく機会になって嬉しいです。そのうち、浦和レッズのエンブレムがついたグラウンドゴルフのグッズができる…決まりましたね!(笑)新製品!
区長:新製品!(笑)いいですね。
阿部コーチ:いやでも、本当に!スポーツをされている方が多いので、いいと思います。
区長:最近、「走らないサッカー」というのが少しずつ普及してきて注目しているのですが、中央区としても介護予防の取組の一環として取り入れられないかと思っているのです。そうすると、大きな施設を整備しなくても実施できることから街にもなじみやすいし、それこそ先駆けになるかなと思っているので、是非一緒にやっていただけたら。
阿部コーチ:いいですね。
区長:レッズランドでもフットゴルフとか色々な競技やっていますしね。
阿部コーチ:フットゴルフやられたこと、あります?
区長:いや、フットゴルフは動画で見たことしかありません。
阿部コーチ:僕はあるんですよ。本当のゴルフ場に行って、一回だけやらせていただいたんですけれど。グリーンの近くに、ゴール用の穴があって。息子と二人で行って、絶対に負けられない戦いがそこにはある、っていう(笑)
区長:(笑)勝敗は、どちらだったのですか?
阿部コーチ:いや、グリーン周りは僕が上手かったので、勝ちましたけど(笑)飛距離とかではもう勝てないかもしれない、今はもう蹴らないので。この間、初めて腕相撲も負けました(笑)「もうやらない」って思いました。昔は、良く「やろうぜ、やろうぜ」って言っていましたけど、まだ大丈夫だろうと思っていたのですが。 
区長:息子さん、頼もしいですね!
区長:今指導者になられて、ゆくゆくは監督という立場を目指されている中で、やはり先ほどの両監督の存在は大きいですか?
阿部コーチ: はい、間違いなく。教えていただいたことはもちろん自分の中に残っていますし、活かしていきたいです。でも、どう頑張ってもオシム監督、ミシャ監督にはなれないので、教えていただいたことは大事にしたい、そして自分なりにアレンジというか自分なりのサッカーを作っていかないといけないのかなと思っているので。誰かの真似をするのではなくて、自分の考えをしっかり持って進んでいきたいと思っています。
区長:ここが、主に浦和レッズユースの練習場になっているということで、中央区としても大変ありがたいことだと思っていますけれども、ユースの選手はどの様な選手が多いですか?やっぱり貪欲な子が多いのでしょうか。
阿部コーチ:いや、もっと貪欲でいいと思っています。もっともっと、やれるのではないかなと思っていますし、やって欲しいなって思います。
区長:ユースの選手たちに、何を一番伝えていきたいですか?
阿部コーチ: サッカーの違った“面白さ”を伝えていきたいです。「楽しいだけじゃない厳しさ」や「勝っていかないとプロの道には進めない」ことなど、僕個人が若い時に感じたこと、経験したことをもっと早くからやっていたら、自分の人生が変わったのかなと振り返ってみると思うこともあります。今の選手たちに話すことによってつながっていくと思いますし、両監督に教えていただいたことを伝えていく役目、使命かなという風には感じています。言われてないですけどね(笑)
区長:きっとその様なメッセージを込めて、両監督も指導されたと思います。
阿部コーチ:そう感じてはいるので、実現できればと思います。
区長:最後に、サッカーから一番学んだなと思うことは何ですか。
阿部コーチ:サッカーは、一人ではできないスポーツで、色々な“つながり”があって出来ること。「人とのつながり」「チームの中でのつながり」「ライバルチームとのつながり」、そして「応援していただいている方々とのつながり」。サッカーを通じて“つながり”を学ばせてもらったと感じています。若い時には気づかなかったけれど、引退する数年前から、このようなことを感じながらサッカーを続けてきました。そのつながりを意識することで、自分への問いかけにもなると思っています。
区長:益々のご活躍をお祈りして、阿部“監督”が誕生する日を夢見ています。今後の抱負をお聞かせください。
阿部コーチ:「サッカー選手になる」という目標があって、長く選手をやらせていただいた。引退しましたけれど、また新たな目標を自分で見つけていかないといけない中で、色々な監督に教えていただいたので、「指導者の道に進んで監督をやる」という道に進まないと、今まで指導していただいた監督に申し訳ないなと。それが実現できるように、努力していきたいと思っています。

レッズ阿部対談10 レッズ阿部対談10 レッズ阿部対談10

対談終了後、阿部さんからサインボールをいただきました。(サインボールは、中央区役所1階ロビーのレッズコーナーに展示中です)
また、市報さいたま中央区版の読者プレゼント用に色紙にサインをしていただきました。
レッズ阿部対談10 レッズ阿部対談10 レッズ阿部対談10
レッズ阿部対談23 レッズ阿部対談25

17時からは浦和レッズユースの練習風景を見学、撮影させていただきました。
レッズ阿部対談19 レッズ阿部対談19 レッズ阿部対談19 
レッズ阿部対談19 レッズ阿部対談20 レッズ阿部対談21
練習の序盤では動きの指示をしたり、ボールを出したりしていましたが、実戦形式の練習になると阿部さんもビブスを着て一緒にプレーしていました。
引退して間もないこともあり動きも鋭く、名選手の実際のプレーを見ながら一緒に練習し、指導を受けられるユースの選手たちは幸せだなと感じました。

※市報さいたま中央区版9月号の表紙写真の撮影は、1月号で彩の国さいたま芸術劇場の近藤芸術監督の撮影もしていただいたカメラマンの佐藤良さんにお願いしました。(このホームページの写真は、職員が撮影したものです。)
レッズ阿部対談22

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中央区役所/区民生活部/コミュニティ課 
電話番号:048-840-6020 ファックス:048-840-6161

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