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専攻医の声

○当院小児科専攻医川本Dr.が「埼玉県専門研修プログラムNavi」のインタビューを受けました →詳しくはこちら

○当院救急科専攻医池田Dr.が「埼玉県専門研修プログラムNavi 」のインタビューを受けました →詳しくはこちら

内科

 川村 優介医師 ‐2023年3月掲載‐

皆様初めまして、さいたま市立病院で専攻医を終えようとしています内科専攻医3年目の川村と申します。このページをご覧になっている皆様は、これから内科専攻医としてご勤務される方が殆どでしょうか。どのようなキャリアを進み、どのような場所で仕事をするか悩んでいらっしゃる先生も多いかと思います。甚だ僭越ではございますが当院での私の経験と思いをお伝えし、先生方の輝かしい未来の一助となれば幸甚に存じます。
私は専攻医の3年間、内科専門医の試験資格を得るまで当院のプログラムで研修をいたしました。当院の特徴について誤解を恐れずに大いに主観交じりでお伝えします。1.1年目は各科を満遍なくローテートすること、2.地域の基幹病院としてCommon diseaseや様々な社会背景の患者さんが集まり、おおよそカンファよりも臨床といった雰囲気で総合的に内科としての力をつけることができる事、3.各科の垣根が低く、愛想のいい職員が多いため職種間での連携がスムーズであること、4.病院の立地は決してアクセスがいいとは言えない事、5.Dutyだけでは忙しすぎないことから、野戦病院を希望する場合はあまり合致しないことなどでしょうか。これらの内容にピンとこない方はそっとブラウザを閉じてください。
北浦和駅からバスに揺られ20分、北宿通りを北上した先の見沼田んぼの中に見えるのがさいたま市立病院です。私は横浜の市中病院にて初期研修を終え、縁もゆかりもないさいたま市立病院での後期研修を選択しました。選んだ理由は病院の雰囲気とスタッフのキャラクターが圧倒的に良かったからです。上記に挙げた特徴の病院を探してみたところ場所にこだわらなければ複数あったので、都市圏の病院を複数見学させていただきました。その中でも当院が先生方とスタッフさんの雰囲気が抜群によく、新設したきれいな病棟と窓から見える緑広がる景色も相まって心地よい空気感を感じました。実際に入職してからもスタッフ方への印象は変わらず、つらいときに「調子はどう?大丈夫?」と声をかけてくれる先生方、ちゃんと休んでいるか聞いてくださる医療スタッフの方、お母さんのように人生相談に乗ってくれる看護師長さん方、とにかく当院で働いた中で最も誇らしいのは、ここで働く素敵な方々に出会えたことであると今振り返っています。市中病院ではありますが、2020年度からの本格的な3次救急の導入もあり、2次救急相当の患者さんから重症患者さんまで幅広い疾患への対応を学ぶことができます。まだまだ導入間もないこともあり試行錯誤な部分もありますが、その分学ぶチャンスはそこかしこにあるなという印象です。慶應大学や東京大学などから派遣されている先生方から学術的な指導を受ける機会も豊富で、EBMに準拠した治療の実践も学ぶことができるかと思います。大学病院にはない気軽に質問ができる環境の中、内科医師として幅広い対応を身に着けることができる当院で是非、専攻医の期間をお過ごしになってみてはいかがでしょうか。このような拙い文章でお目汚し大変失礼いたしました。皆様の前途が明るくますます素晴らしい出会いに恵まれますことをお祈り申し上げます。頑張ってくださいね。

2018年3月 日本医科大学医学部医学科 卒業
2018-2019年度 横浜労災病院 初期研修
2020年4月~ さいたま市立病院 内科専門研修

 
根岸 美帆 医師 ‐2021年6月掲載‐

私はさいたま市立病院で初期研修を行い、その後も当院で専攻医として内科研修を行っています。
私が専門研修を当院で行うことを決めた理由は、ほぼ全ての科がそろっており、症例も豊富で、専門科のみでなく内科医として必要な経験を幅広く経験できると感じたからです。もちろん、初期研修の2年間でも内科診療を学びましたが、専門研修では、診断や治療に気を取られていた初期研修時代からみるとさらに一歩踏み込んだ診療、たとえば患者の家族背景やときには金銭面などの社会背景にも考慮した診療、また、患者がどのようにして自宅に帰り、その後どのように生活をしていくのかも見据えた上での外来治療、といった内科医として必要な診療経験を主治医として行うことができ、非常に勉強になりました。
当院では、入院時点で専門科に振り分けるのが難しい症例を総合内科として専攻医が担当します。中には、診断、治療に非常に難渋する症例もあり、その際には総合内科カンファレンスで各科の先生方とディスカッションをする事ができ、より内科医として幅広い知識を深める事ができます。
専門科の研修に関しても非常に充実しています。私は循環器内科志望であり、内科専攻医1年次はローテーションの2ヶ月間と、他科ローテーション中にも定期的にカテーテル手技を学ぶ時間を頂きました。2年次以降は本格的に循環器診療一般に携わり、上級医の先生方の指導の下、左心・右心カテーテル、アブレーション、ペースメーカー・ICD・CRTなど様々な手技を学ぶことができます。当院は2020年12月に救命救急センターが開設され、心疾患に伴う心肺停止などの重症症例を扱う機会も増えており、循環器診療としてさらに経験の幅を深めていく事ができると考えています。
最後になりましたが、当院の一番の魅力は、温かな雰囲気と当院で働く方々の人柄と思います。職種を超えて仲良く協力し合える環境で、全力で研修に力を注ぐことができる病院です。是非皆様にも当院の雰囲気を感じて頂けましたら幸いです。

2017年3月 杏林大学医学部卒業
2017-2018年度 さいたま市立病院 初期研修
2019年4月~ さいたま市立病院 内科専門研修

外科

菅野 正紀 医師 ‐2021年5月掲載‐

私は大学病院で初期臨床研修を行い、現在さいたま市立病院の外科専攻医3年目として働いています。当院の外科専門研修プログラムでは、外科専門医を取得するための十分な症例を経験できます。NCDに登録されている私の手術経験症例数は2019年4月から2020年12月までで術者222例、助手292例です。2019年12月に新病院への引っ越しがあったため、通常であればさらに多くなると考えられます。それ以外にも、中心静脈ポート造設や、切開排膿などの小処置も多数経験できます。
当院には一般・消化器外科、末梢血管外科、呼吸器外科、心臓血管外科、小児外科があり、それぞれの科で助手や術者として経験を積めます。乳腺外科については連携施設であるJCHO埼玉メディカルセンターで多くの症例を経験できます。サブスぺ領域の志望科があれば、年次が進むにつれその志望科の症例を多く経験できるように配慮も頂けます。
消化器外科、呼吸器外科ではダ・ヴィンチによるロボット支援下手術も導入され、市中病院ではありますが、日々の手術の方法や機器のアップデートが行われています。私もダ・ヴィンチの助手の資格を取得させて頂きました。
また、学会発表については、規模は大きくありませんが臨床研究や、希少な症例の報告を全国学会(外科学会学術集会、がん治療学会など)で発表の機会を頂きました。当院外科プログラムでは大学病院での研修がなく、学会発表の機会について懸念される方もいらっしゃるかもしれませんが、この点も心配は要らないかと考えます。
当院では外科に限らず、これまで多くの後期研修医・専攻医を指導してきた歴史や風土があると感じます。日常診療で困ったり迷ったりした時には、相談しやすい雰囲気があります。手術症例数や手技の研鑽についても十分な機会がありますので、外科専門研修プログラムの選択に迷われていれば、是非当院の見学にいらして下さい。

2017年3月 旭川医科大学卒業
2017年4月 東北大学病院 初期臨床研修(石巻赤十字病院、栗原市立栗原中央病院)
2019年4月 さいたま市立病院 外科専門研修
2020年4月 JCHO埼玉メディカルセンター 外科専門研修
2021年4月 さいたま市立病院 外科専門研修

小児科

○当院小児科専攻医川本Dr.が「埼玉県専門研修プログラム」のインタビューを受けました →詳しくはこちら
 

柴山晃司 医師 ‐2023年1月掲載‐

私は市中病院で初期研修を行い、さいたま市立病院の小児科専攻医として研修を開始しました。もともと、小児科医になることは決めていたのですが、どこの病院にするかは全く決めないまま、就職活動を迎えました。当時の恩師に相談したところ、一般小児科医としての経験を積むのであれば、まずはさいたま市立病院が一番いいと言われ、流れに身を任せて就職しました。結論から言うと、その選択は大正解だったと思っています。
1年目は、今までやってきた初期研修での知識がほぼ役に立たず絶望していましたが、上級医の先生方の丁寧な指導があり、なんとか夏には1人で救急外来をこなせるようになりました。2年目になる頃には、小児科医として知識やできることも少しずつ増えていきました。国立病院機構埼玉病院での研修も経て、自分の知識や経験が自施設以外でも通用することを経験し、自信になりました。3年目には、埼玉県立小児医療センターのPICUで研修させていただき、重症の患者さんに対しても臆せず対応することができるようになりました。今後の小児科人生の土台はしっかりと作れた3年間だったと思います。
当院での研修の良さは、症例の豊富さや充実したNICU研修、各専門分野の指導医が充実していることは言わずもがなですが、1番は専攻医に任せられている仕事の裁量の多さだと思っています。自分の外来枠で長期のフォローが必要な小児特有の疾患を経験したり、入院患者さんの治療方針を自身で立てたりすることは、非常に勉強になりました。また、毎日チーム内のカンファレンスがあり、外来の振り返りや治療方針の相談ができるため、自分の治療が間違っていないか確かめながら診療を進めることができました。忙しい日々も多いですが、休みの日にはしっかりとリレッシュする時間もあり、メリハリのついた生活を送れたこともよかったと思います。
もし小児科の研修先を探しているのであれば、当院での研修は損することはないはずです。

2018年3月 日本大学医学部卒業
2018-2019年度 上尾中央総合病院 初期研修
2020年度- さいたま市立病院 小児科専門研修

岩井 奈緒 医師 ‐2022年4月掲載‐

私はさいたま市立病院で初期研修を行い、その後も当院で専攻医として小児科研修を行っています。私が専門研修を当院で行うことを決めた理由は、小児科の第一歩として、まずは市中病院でcommon deseaseを多く経験したいと考えていたからです。初期研修後の進路として大学病院やこども病院など専門性の高い病院にするべきか、あるいは当院のような市中病院にするべきか、どちらから経験をするべきか大変迷いましたが、市中病院での研修を選択し、当院で主体性の高い研修をさせて頂いていることに大変満足しています。
当院の小児科専門研修では、2次救急をメインとして、救急外来や入院診療を経験することができます。主治医として主体的に治療方針を決めていきますが、毎朝のチーム回診で治療方針についてチェック、相談をしながら決定していきます。肺炎、川崎病、気管支喘息など小児のcommon deseaseはもちろんのこと、当院には小児外科の先生もいらっしゃるため、虫垂炎や精巣捻転など外科疾患が疑われる場合にも相談をしながら診療できます。1年目の最初の数ヶ月は、救急外来、当直についても指導医の先生にご指導を頂きながら、自立できるまでの期間を安心して研修することができます。また、1年目から外来診療の枠も頂き、入院患者さんの引き続きのフォローや初診患者さんの診療を主治医として担当をすることもできます。当院は周産期医療も充実しており、NICUでは市中病院としては幅広い新生児医療を経験することができます。基礎的な新生児蘇生から低出生体重児や先天性疾患等、主治医として幅広く症例を経験することができます。また、チーム医として、より管理の難しい症例の診療にも一緒に携わることができます。
最後になりましたが、当院での研修を3年間経験し、当院はコメディカルの方々を含めスタッフの雰囲気がとても良く、それを決め手に集まってくる方が多い印象です。当院での研修をご検討されている方々は、ぜひ見学に来て頂き雰囲気を感じて頂ければと思います。

2019年3月 岩手医科大学医学部卒業
2019-2020年度 さいたま市立病院 初期研修
2021年4月~ さいたま市立病院 小児科専門研修

麻酔科

富澤 佳子医師 ‐2023年4月掲載‐

私は、さいたま市内の市中病院で初期研修を終え、現在さいたま市立病院の麻酔科専攻医2年目として勤務しています。
当院の研修では、まず、1,2年目はさいたま市立病院にて多くの手術麻酔を経験することができます。初めは指導医の先生方が一緒についてくださるので、自分の麻酔経験にあまり自信がなくても安心して臨むことができます。慣れてきた1年目の10月頃から、予定手術においては特定の症例を除いて一人で麻酔をかけ始めます。10月というのは他の病院に比べて早いのではと最初は不安に感じましたが、困ったときはすぐに上級医の先生方が来てくださる日中のうちに、一人で麻酔をかけるという経験を多く積めたのは良い点だったと思います。一通りの麻酔を学んだ3年目になってからは大学病院や専門性の高い病院で研修を行うので、小児の心臓外科や臓器移植等、当院では足りない部分を補うことができます。個人の希望次第で4年目の前半も外病院での研修が可能です。
私は元々、後期研修といったら大学病院、のイメージが何となく強かったこともあり、埼玉や都内の大学病院を中心に研修先を探していました。情報を集めていくにつれ、大学病院の中でも、専門医になるまで上級医が傍にいてくれる病院から、1年目から研修医のバックについて挿管抜管のサポートに回る病院までかなり幅があると知り、大学病院間でもこんなに違うなら市中病院という選択肢もあるのでは…と思ったのがきっかけです。当院は、大学のようなカンファレンスはありませんが、その分何でも個人的に相談することができます。複数の先生に聞くとそれぞれ違う意見が帰ってきたりして面白いですし、基本的すぎて聞きにくいなと思うようなことも確認できたりします。また、慣れていない1・2年目は自施設での麻酔に専念でき、外病院は3年目以降であるのも個人的には良い点でした。大学・市中それぞれ長所・短所あるかと思いますが、当院くらいの規模でアットホームに学べる環境が、自分には合っていたと思います。
他の病院のプログラムを知らない者の意見ですので非常に主観的であるとは思いますが、今のところ、研修先をさいたま市立病院にしたことに後悔はなく、もう一度選ぶとしてもこの病院を選ぶと思います。是非後期研修探しは情報が少なくて大変だと思いますが、いろいろな病院を見学してみてください。ご縁があれば是非一緒に働きましょう。

2020年3月  山形大学医学部卒業
2020-2021年度  彩の国東大宮メディカルセンター 初期研修
2022年4月~  さいたま市立病院 麻酔科専門研修

救急科

○当院救急科専攻医池田Dr.が「埼玉県専門研修プログラム」のインタビューを受けました →詳しくはこちら

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