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当院はさいたま市の膠原病・リウマチ疾患を担当する地域中核病院として、大学病院に次ぐ患者数を担当しており、関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、強皮症、皮膚筋炎・多発性筋炎、多発性動脈炎、シェーグレン症候群、抗リン脂質抗体症候群、成人型スチル病、ベーチェット病、リウマチ性多発筋痛、混合性結合組織病など多数の患者の診療に当たっている。
外来では常時約700例、病棟では年間約80~100例の膠原病・リウマチ性疾患を扱っており、この領域のほぼすべての疾患について研修することが可能となっている。また、病院全体が24時間対応の救急病院であることから、この分野での救急患者への対応についても十分に研修できる体制が整っている。
膠原病・リウマチ疾患の臨床研修を日本内科学会後期研修医研修カリキュラムに沿って行い、内科医として必要な膠原病分野の知識と技能の修得を目標とする。
入院患者および外来患者における膠原病・リウマチ疾患に必要な臨床能力を習得する。具体的には、膠原病・リウマチ性疾患の診断、副腎皮質ホルモン・免疫抑制剤・免疫吸着療法・抗リウマチ薬・抗サイトカイン療法等の充分な習熟と治療経験の修得を目指し、リウマチ専門医資格取得を目標とする。
当院は常時、慶応大学・東京女子医大・東京医科歯科大学・埼玉医大・自治医大・千葉大学等との情報交換を主とした交流があり、最新の診療情報を入手出来る環境にあり、それに基づき、常に最新の医療を行うよう心がけている。最近では、ステロイド治療以外に、重症膠原病・リウマチ患者に対する免疫抑制剤投与・免疫吸着療法・生物学的製剤投与なども日常的に取り組んでおり、診療内容は他の専門病院と遜色ないレベルにある。また周産期センター、産婦人科、小児科が充実しているため、妊娠合併膠原病患者の診療についても他院からの紹介患者が多く、膠原病内科としても産婦人科・小児科と連携を密にして、積極的に取り組んでいる。
氏名 | 役職 | 資格等 |
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廣瀬 立夫 | 部長 | 日本リウマチ学会指導医 日本内科学会認定総合内科認定医・専門医 |
令和3年度
・論文 1本
・学会発表 4回