与野中央公園に“するスポーツの拠点”にふさわしい新与野体育館建設等に関する要望書

件名

　与野中央公園に“するスポーツの拠点”にふさわしい新与野体育館建設等に関する要望書

受理日

　令和6年2月6日

要望の趣旨、要望事項

【要請の趣旨】
　日頃より公共の体育施設の拡充等に尽力されていることに敬意を表します。
　さて、現在の与野体育館ですが、『利用の手引き』概要では、競技場は30m×36mでバレーボールだとコート2面、バドミントンだとコート6面がとれ、卓球だと20台置けるとしています。また、付帯施設として第1・2和室（24畳）、第1集会室（80名定員）、第2集会室（120名定員）、更衣室・シャワー室を紹介しています。
　この与野体育館の利用状況は、競技場の稼働率が96%と非常に利用度が高く、抽選もれで利用できないケースも多く、過密状態が続いています。利用者をはじめ、多くの方から、過密状態の解消のためにも、老朽化している与野体育館の代替え施設として、与野中央公園に現与野体育館より競技場の床面積が広く、設備の整った新体育館の設置を望む声が非常に強くなってきています。市においても2020年までは、地権者との約束をおよそ守りつつ、住民要望におおむね沿うような体育施設を与野中央公園に建設の意向でした。
　ところが、市は、2022年に突然、それまでとは異質の体育施設建設計画として、（仮称）次世代型スポーツ施設基本計画を公表しました。中心は、興行用の5000人収容のメインアリーナですが、合わせて与野体育館の代替施設としてサブアリーナ建設も計画されています。このサブアリーナは、与野体育館の面積と同じで、大きく違うのは、観覧席が設置されることとしています。しかし、これでは、過密状態は解消されないし、（仮称）次世代型スポーツ施設基本計画でうたっている「地域の”するスポーツ”の拠点」、「市民の健康増進及び域内のスポーツ振興など」とも、かけ離れており、あまりにも物足りないスポーツ施設だと言わざるを得ません。
　これらの状況を踏まえ、市におかれましては、現体育館より広めで”するスポーツ”の拠点に名実ともにふさわしい設備が整い、緊急避難所・交流憩いの場など多目的で、誰もが利用しやすい新与野体育館を建設してくださるようお願いします。
　同時に、地権者から約束が違うと指弾されているメインアリーナ計画については、原っぱの大幅削減などの弊害があまりにも大きく、しかも莫大な建設費と運営費が見込まれ、市民に多大な負担がかかることなどを鑑み、市におかれましては、5000人興行用メインアリーナ建設計画は見送るようお願いします。
　また、みどりと水辺が豊かな与野中央公園の整備にあたっては、緑の拠点の強化（マスタープラン）をめざし、自然遺産・文化遺産として価値ある公園を創出してください。そのためには、緑地を十分確保するようにしてください。

　下記要望につきまして、2月末までに文書回答提示のうえ、懇談という形で市の見解をお聞かせください。

【要望事項】
　1．市のバリアフリーの基本方針をふまえ、与野中央公園に、現与野体育館より床面積が広く、設備の整った誰もが利用しやすい、”するスポ
　　  ーツの拠点”にふさわしい多目的な新与野体育館を建設してください。
　2．与野中央公園を緑の拠点強化エリアとし、原っぱを十分確保し、公園としての機能を保つため、メインアリーナと結節空間については、
　　  白紙に戻してください。
　3．新体育館建設工事にあたっては、地盤を強化するとともに、現地で、事前に住民に説明してください。
　4．工事中、振動や騒音の対策を講じると同時に、家屋に破損などが生じた場合には、損害補償してください。

対応結果（回答内容）