市民の皆様へ（平成25年10月3日）

　皆さん、こんにちは。さいたま市長の清水勇人です。

　9月26日、27日の両日、世界盆栽大会を誘致するため、中国の金壇市を訪れ、第7回世界盆栽大会期間中に開催された世界盆栽友好連盟理事会に出席してきました。
　理事会では、さいたま市をアピールするプレゼンテーションを行い、全会一致で第8回世界盆栽大会がさいたま市で開催されることが決定しました。今後、“大宮盆栽”をＪＡＰＡＮブランドとして世界に向けてさらにＰＲしていくとともに、第8回世界盆栽大会の成功に向け、万全の準備を整えてまいりたいと思います。

　さて、いよいよ「さいたまクリテリウムbyツール・ド・フランス」の開催が迫ってまいりました。
　「さいたまクリテリウムbyツール・ド・フランス」には、今年のツール・ド・フランスでマイヨジョーヌ（※1）を獲得したクリストファー・フルーム選手、マイヨベール（※2）を獲得したピテール・サガン選手をはじめ、ツール・ド・フランスで活躍した選手のほか、日本からは、今年のツール・ド・フランスに唯一参加した新城幸也選手をはじめ、別府史之選手、増田成幸選手など国内外で活躍している選手の参加が決定しました。

　また、同時に「サイクルフェスタ」や「さいたまるしぇ」を開催し、多くの皆様が楽しめるようなイベントにしてまいりますので、10月26日にはご家族、お友達をお誘いの上、さいたま新都心にお出かけいただき、世界の一流選手が繰り広げるデッドヒートを生の迫力で堪能していただきたいと思います。

　最近、私も、新たに自転車を購入し、時間に余裕があるときに近所を走って楽しんでいます。
　自転車は健康増進はもとより、地球環境にも優しく、「過度に自動車に依存しない交通体系」の実現を目指すうえで、有効なツールになるものと考えています。さいたま市は、比較的平坦な地形でもあり、都心部の慢性的な渋滞を回避できる手軽な移動手段である自転車を利用しやすい環境にあると思います。今後、自転車の通行位置を明示し走行空間を確保するなど、「さいたま市自転車ネットワーク構想」を実現させてまいりたいと考えています。

　また、通行ルールを守らない自転車は歩行者の安全を脅かしており、自転車と歩行者の交通事故も多発しております。自転車が「車両」であるという意識の徹底を図るため、これまでの交通安全教室や子ども自転車運転免許制度を活用するなど、ソフト、ハードの両面からの取組を推進させ、自転車と歩行者の安全を確保していきたいと考えています。

　本格的な秋を迎え、10月13日の政令指定都市10周年記念花火大会のほか、各区で行われます区民まつりなど、これから様々なイベントが目白押しです。皆様には、健康管理に十分留意され、スポーツ、芸術、行楽などをお楽しみください。

　さいたま市長　清水　勇人

※1
　「マイヨ・ジョーヌ (maillot jaune)」とは、個人総合成績1位の選手に与えられる黄色のジャージで、最終ステージの終了時点で「マイヨ・ジョーヌ」着用の権利をもっている選手がツールの総合優勝者となる。
※2
　「マイヨ・ヴェール (maillot vert)」とは、「ポイント賞」に対して与えられる緑色のジャージで、各ステージのゴール、およびステージ途中の中間スプリント地点の通過順位に応じてスプリントポイントが加算され、スプリントポイント1位の選手が着用の権利を得る。