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更新日付:2013年12月24日 / ページ番号:C020474

市長の部屋 さいたま市長 清水 勇人 絆をつなぐ

“絆”ミーティング(平成24年11月15日)

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今回の“絆”ミーティングは、男性保育士の職員が参加して、「男性保育士ならではの視点から保育を考える」をテーマに開催しました。
はじめに市長から「保育士というと女性というイメージが強いですが、子育てをしていく上で男性の存在というのは大変重要だと思いますし、その重要性はより一層高まっています。今日は、男性保育士ならではの視点から保育を考えるということで、皆さんと意見交換をしたいと思います」とのあいさつがありました。

職員に囲まれる市長

職員からの主な意見

  • 男性保育士として日頃から意識している点があります。一つは、体を使ったダイナミックな遊びを行うこと。子供達に見本を見せて一緒に走り回る中で、体を使うことの楽しさや心地よさを伝えています。体の健康は心の安定も図れると思います。二つ目は、お父さん達から話しやすい存在になれるように心掛けています。他にも防犯上男性がいるといないとでは、園内外の印象が変わると思います。何かの時には直ぐに駆けつけ、子供達の安全を守る覚悟は出来ています。
    気をつけている点としては、私が自分の父親以外で出会う初めての男性という子供が多いので、親しみが持てるように心掛け、園での父親代わりとして保護者に頼られる保育士でありたいと思っています。良くも悪くも目立つ存在の男性保育士ですが、とてもやりがいがあり、誇りの持てる仕事ですので、これからも一生懸命頑張ります。
  • イクメンという言葉が生まれて、少しずつ男性の保育に対する関心、環境は変わってきたと思います。保育園はオムツ替えをしたり、おんぶをしたり、お昼寝をしたりと家庭の生活に近いので、だからこそ男性保育士が保育園にいることで、保護者の方に育児を男性がするイメージを持ってもらいたいと思います。私が子供と遊んでいる姿を見て、子供との関わり方や楽しさを感じてほしいと思っています。
    子供は小さいうちから色々な人と関わることがとても大切だと思います。色々な価値観や見た目の違いや、立ち居振る舞いの違いがあり、性の違いもその一つだと思います。仕事では自分らしい保育を目指してこれからも頑張っていきます。
  • 子供と関わる姿を見てもらうことで、自然な形で父親の育児参加につなげられたらと思います。女性の多い職場の中で、父親としての優しさや厳しさ、強さのようなものも感じ取ってもらえるように保育していきたいと日々考えています。
    また、体を使った遊びを子供達と楽しむ姿であるとか、逆に厳しさを持って指導する父親的な存在として、期待を寄せられていると感じることもあり、少しでも近づけるよう努力していきたいと思います。
  • 男性保育士と一くくりにすることは大変難しいことであるように感じます。男性保育士の中にも女性のような繊細な保育をされる方もいますが、多くの女性保育士がいる中で、数少ない男性としての存在というのは、私自身や保護者の方々にとっても意義のあるものと思います。男性保育士の理想像を持っても、元々自分が持ち合わせている気質や保育観を見失ってはならないようにも感じます。父親の代わりとなるような姿を目指しながらも、自分らしさや保育への思いを大切にしていきたいと考えています。
    これからも一保育士として職員全員と協調・共感し合いながら自分の持ち味を活かしていきたいと思います。
  • 保育園の良いところは、子供達が担任の先生だけではなく、色々な先生と関わりながら生活できることだと思います。男性ということがその多様な他者としての役割の一部を担っています。男性保育士がいることでより多くの男性の存在を知ることができ、子供達が男はこうでなければならないという狭いジェンダーの意識がなくなり、広く男性ということを捉えられ、自己形成にも影響していくのではと思います。子供達がジェンダーにとらわれず、自分らしさを磨くことができれば、自己肯定感も高まっていくはずです。
    保育園には、力が強くて体を動かすことが好きな女性保育士さんもいます。裁縫が得意な男性保育士もいます。男性保育士が必要だと思うのは、保育の現場で男性も女性もいる、若い人もベテランもいる、色々な個性の保育者がいるということが子供達にとって自然な姿であり、大切なことだと思うからです。育児は男女が協力して行うものです。その育児を支える保育園だからこそ、男も女も両方いなくてはならない存在だと思っています。
  • 男性だからこそ出来ることを女性保育士に代わって行っていくことも実に自然なことで今後大切になっていくのではないかと感じています。子供達は大人の様子を何気なく観察しているため、男性保育士と女性保育士が仲良くしている姿や協力している姿を見せられることでも人として大切な協調性を伝えられるのではないかと考えております。
    私は以前、別の保育園で臨時職員として勤めていた頃、園の夏祭りで3名の男性保育士と打合せ太鼓を行いました。男性3人が力強く叩く音は迫力のあるものとなり、男性の逞しさを子供に見せていくこともきっと良い影響を与えると思いました。男性と女性が助け合うことも大切ですが、今後は男性保育士同士で協力し合う姿も子供達に見せていけたら更に楽しい保育園になっていくのではないかと思います。
  • 前年度から父親の保育参加を呼びかける新聞を発行して、保育園を身近な存在として感じられるように心掛けています。新聞を発行することで担任クラス以外の保護者からも声を掛けていただく機会が増えました。保育園は身近な存在なのだと認識していただき、子育てはもちろん、様々なことを話し合える関係となり、共に子供を育てているパートナーとして意識してもらえるようにしていく必要があると感じています。
    男性保育士の間で保育の勉強をしていこうと、昨年度「さいたま市男性保育士会」を立ち上げ、現在精力的に活動しています。各園に分かれている男性保育士を何か所かの園に集めていただくことで、男性保育士としての良さをさらに発揮しやすくなるのではと考えています。

市長からは、「男性保育士が17名という少ない中で、大変なこともたくさんあると思いますが、だからこそ男性保育士の楽しさなどを伝えていく必要もあります。男性が子供と一緒に遊んだりする時間や機会を増やすことで、子育てに関わることの楽しさを知ってもらい、さらには家族環境も良くなりますので、とても大切だということを皆さんからも大いにアピールをしてほしいと思います。
多くの人たちに保育参加や保育士体験を呼びかけていただき、そういう人たちを増やすことで、親子の関係がより良好になり、あるいは家庭と保育士との関係も良くなっていくのだと思います。そのためにも是非、頑張ってほしいと思います」との話がありました。

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