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更新日付:2019年11月29日 / ページ番号:C068013

【報告】性暴力防止セミナー 「にんしん」にまつわる全てのSOSに寄り添うために~誰にも言えない 妊娠相談の現場から~

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日時 令和元年7月24日(水) 14時00分~16時00分
会場 With You さいたま 4階 セミナー室
講師 中島 かおりさん(NPO法人ピッコラーレ 代表理事)

講演内容

 性暴力防止セミナー

埼玉県と共催で、NPO法人ピッコラーレ代表理事の中島かおりさんをお迎えし、「「にんしん」にまつわる全てのSOSに寄り添うために~誰にも言えない 妊娠相談の現場から~」と題し、性暴力防止セミナーを開催しました。妊娠相談の現場に寄せられるSOSやその支援について、実際に寄せられた相談事例に触れながら語っていただきました。その一部をご紹介いたします。

孤立状態にある妊婦への支援
 NPO法人ピッコラーレが運営する「にんしんSOS東京」では、「にんしんにまつわるすべての困った・どうしように寄り添います」というキャッチフレーズのもと、「生理が来なくて怖い」「避妊に失敗したかもしれない」「妊娠したかもしれない」など、妊娠にまつわる葛藤についての相談をメールや電話で受け付けています。思いがけない妊娠には、人工妊娠中絶や、産後鬱による自殺、妊娠がわかってすぐの自殺、児童虐待死など様々な問題があります。その中でも、生まれたその日に亡くなってしまう児童虐待死の母親は、厚生労働省の報告によると母子手帳が未交付・妊婦検診が未受診の場合がほどんどであり、妊婦が孤立状態にあるとわかります。どんどん大きくなるお腹を抱えて、「どうしよう」「病院に行った方が良いだろうな」と思いつつも、「怒られたらどうしよう」など、いろいろな思いを抱えて臨月を迎えてしまうのです。妊娠すると生理が止まることを知らないなど性に関する知識がない子や、自分の身体のことを親から教えてもらえない家庭環境で育つ子、家庭内に性暴力がある子などがおり、安心で安全な居場所がないまま漂流しています。そのような子たちと繋がるためには、「妊娠したかもしれない」「生理が遅れているかもしれない」と思う段階から繋がることが必要です。

妊娠葛藤相談の役割
 相談者は誰にも言えない大きな不安を抱えています。相談者に「ここには相談しても良い場所だ」「秘密を守ってもらえる場所だ」と思ってもらうことができれば、相談員がキーパーソンになることができるかもしれません。その先の支援に繋がり、社会に対する信頼や、居場所があると思ったりできれば、相談者は小さな希望を持つことができます。その入口のところを私たち「にんしんSOS東京」が担えないかと活動しています。私たちは、相談をしてくれた人に「連絡をくださりありがとうございます。今まで1人で抱えて大変だったね」と伝えています。相談者の中には、すでに色々なところに助けを求めていたもののそこで傷つき、うまく支援に繋がらなかったという経験をして無力感を感じている人もいます。「中絶したいと言ってはいけないのではないか」という思いを持っている人もいます。どんな相談もまずは相談者の話を聞き、何を大事にしているのかを聞かせてもらえるよう関係性を作ることを大事にしています。そうすることで、相談者に必要な情報を選び渡し、関係機関に繋いでいくことができます。また、相談者が確実に安心してつながれるように関係機関とのネットワークを私たち自身も持ち、相談者が抱えている問題を共有しています。

妊娠葛藤相談のこれから
 「にんしんSOS東京」では、10代の相談者が全体の3割を占めており、これは少しずつ増えています。一番多いのは妊娠しやすい20代です。男性の相談も16%程あり、男性も誰かに相談したいという思いを抱えていると感じます。未婚者ばかりではなく、既婚者やDVが背景にある人からの相談もあります。相談内容は、6割の方が妊娠確認前の妊娠不安など。特に高校生からの「妊娠したかもしれない」という相談が多くなっています。20~30代になると実際に妊娠している人からの相談が多いです。逆に、15歳未満は妊娠している超ハイリスクな人からの相談が多く、ほとんどの状況で親や友達、先生以外の相談先がありません。
 SOSを出してくれた方の多くは妊娠だけが問題ではなく、衣食住の問題を抱えており、キーパーソンがいない、自分の居場所がないなど、安心安全な居場所がありません。そのため、私たちの新しいチャレンジとして、漂流妊婦のための居場所づくりを運営していく準備をしています。誰もが妊娠をきっかけに幸せに生きていくことができる社会、それがたとえ産んだとしても、産まなかったとしても、妊娠をしたことによって社会と緩くでもどこかつながりができて、彼女とその赤ちゃんがキーパーソンを得ながら、血の繋がりがなかったとしても皆の手を借りながら子育てをしていけるよう活動していきます。

参加者の声

・望まない妊娠に対して、悪いことというような考えがあったので、悩んでいる人に対して相談できる場所があることが大事ということが分かりました。
・活動はすごく難しいかと思いきや、やることは明確化されており、聞いていて取り組みに興味がわいた。看護師、保健師、助産師の経験がある方がお話しされていて、説得力があった。
・緊急対応はすごいなぁと思いました。ここまでやってくれる人・場所は困っている人にとっては本当にありがたいと思います。でもやはり望まない妊娠を減らしたいと思いました。

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この記事についてのお問い合わせ

市民局/人権政策・男女共同参画課/男女共同参画推進センター 
電話番号:048-643-5816 ファックス:048-643-5801

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