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更新日付:2023年7月13日 / ページ番号:C098324

【報告】令和5年度男女共同参画週間記念事業

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講師

6月1日(木)

~30日(金)

国内外の取材を通して考えるジェンダー平等

安田 菜津紀さん

(認定NPO法人Dialogue for People副代表)

講義内容

・最初に、国内外で出会った方々の写真を見てもらいながら、ジェンダー・人権・これから目指したい社会について一緒に考えていきたいということが語られた。

・講師の簡単な自己紹介。フォトジャーナリストとは、いま世界で何が起きているのか、そこに生きる人は何を考えて生きているのかを、写真を通して伝えていくことが主な仕事。原点は高校2年生の時に国境なき子どもたちというNPO法人の活動でカンボジアに赴き、女の子が人権を踏みにじられることに驚きや怒りを覚え、自分に何ができるか考えたこと。

・世界の様々なジェンダーに基づく問題について(グアテマラ、ウクライナ、シリア難民キャンプについて)

・最後に日本のメディアのジェンダーバランスの不均衡について。
メディアは市民とともにあるもの。メディア側がこんな風に変わるべきではないかという声から内部から新たな風が吹き、社会が不平等から解消され誰もが生きやすい尊厳が守られる社会を目指したい。自分自身のジェンダーや性的なマイノリティや民族で命の線引きがなされる社会ではなく、誰しもが安心安全のなかで暮らすことができる社会を、そうしたところから少しずつ積み重ねて築いていければと思う、と締めくくられた。

受講者の声

・国外の問題は決して遠いものではなく日本にも存在するものであることやジェンダーの不均衡さが招く問題などをとてもわかりやすく教えていただきました。女性だからというバイアスの解消したいという思いやひとつひとつ積み重ねていくことの大切さを改めて感じました。

・女性自体に、長年に渡ってジェンダーバイアスが染み付いてしまっている。 幼少期からの周りからの教え、性的役割分担を決めつけられている環境の中では、個人の思いだけで、自分の生き方を決めるのは困難。 自信や自己決定権を手放す仕組みが宗教上で国全体でできている。 社会からの無言の脅迫には、まず女性達のエンパワーメントが最優先事項だと思った。 誰かの庇護のもとでなければ生きていけない、強いられた我慢を女性は選ばざるを得ない人生。 早い妊娠、出産は、母親になった少女達の教育のチャンスを奪うことにも繋がることがよく分かった。

・国外での取材を通してのお話と日本のジェンダー不平等の状況とがリンクする部分があり、間接的に日本の状況を考えることができました。 若い女性の出産が、貧困の再生産を生む、その循環がよく分かり、性と生殖の権利、家事労働負担の不均衡、男性の優位性、これは日本にも共通する問題と思いました。 ジェンダー平等の社会は、性別問わず誰もが生きやすい社会と思います。そういう社会であるように、市民として役割を担いたいと思いました。

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電話番号:048-643-5816 ファックス:048-643-5801

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