（平成31年3月7日記者発表）保育料の還付漏れ及び徴収漏れについて

この度、平成27年度から現在までの期間における保育施設利用者負担額（保育料）の一部について、過誤納分の還付漏れ及び未納分の徴収漏れの発生が判明しました。
対象となる皆様にご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げるとともに、今後このようなことがないよう、適切な事務処理を徹底して参ります。 

1　事案概要
平成31年2月13日（水）、保育課にて別案件でシステム業者から受領したリストを確認したところ、一部対象者の保育料について、「過誤納分の還付処理を行っていない」及び「未納分の請求を行っていない」ものが存在することが判明しました。その後、各区支援課において確認を行った結果、2月25日（月）に下記2のとおり対象世帯数及び金額が判明しました。

2　対象世帯数・金額
　　　　　　　　　【還付漏れ】　　　　　　　　【徴収漏れ】
　西区　　　　 7世帯　　110,540円　　　　　（対象事案なし）
　北区　　　　14世帯　　194,910円　　　　　2世帯　　 27,560円
大宮区　　　　10世帯　　 87,650円　　　　　1世帯　　　5,300円
見沼区　　　　13世帯　　176,910円　　　　　1世帯　　　6,000円
中央区　　　　 3世帯　　 31,800円　　　　　（対象事案なし）
　桜区　　　　 6世帯　　152,925円　　　　　1世帯　　 13,950円
浦和区　　　　21世帯　　459,730円　　　　 19世帯　　186,840円
　南区　　　　 2世帯　　 14,000円　　　　　1世帯　　　3,000円
　緑区　　　　 6世帯　　 34,500円　　　　　（対象事案なし）
岩槻区　　　　 （対象事案なし）　　　　　　（対象事案なし）

　合計　　　　82世帯　1,262,965円　　　　 25世帯　　242,650円

3　原因
保育施設の利用申込管理、入所管理等を行う保育料システムについては、平成27年度の子ども・子育て支援新制度施行に伴い、平成26年10月に新規システムを導入いたしました。その際、移行するデータ量やスケジュール上の都合から、保育料の収納・滞納管理に係る事務のみ、従前のシステム（以下、旧システムとする）により管理することといたしました。
新規システムでは各児童の保育料の決定までを行いますが、新規システムで更新された情報は、その日の夜間に自動処理により旧システムに情報連携を行っております。翌日以降に、旧システムを1件ごとに手動更新することにより、新旧システムの情報を一致させるところまでが区役所支援課における事務の流れとなっております。
本件は、旧システムの手動更新処理を失念したことにより、システム上に過誤納（または未納）が表出せず、還付（または追加徴収）の手続きが漏れてしまったものです。

4　対応
還付漏れ及び徴収漏れのいずれの案件についても、現在、各区役所支援課から対象世帯へ説明及び謝罪の連絡を進めております。
還付漏れ案件については、3月下旬から4月中旬の期間に対象世帯へ還付を行います。
徴収漏れ案件については、対象世帯へ随時納付書を送付します。

5　再発防止策
現在、新規システムに収納・滞納管理機能の構築を行っており、平成31年4月からの本稼働を予定していることから、平成31年度以降は同様の事務処理ミスは防止できる見込みですが、今後各区支援課においては日常的な保育料の変更処理等に係る確認体制の強化を図るとともに、システム上で簡易にエラーチェックを行う機能を設けることなど、適正な事務執行に取り組んでまいります。