（令和5年6月1日発表）県内初！国指定特別天然記念物「田島ケ原サクラソウ自生地」が「未来に残したい草原の里100選」に選定されました

・美しい草原の風景を残す地域を100選として選ぶ国内初の取り組みで、2022年3月の第一回選定では、34か所の草原の里が選定されました。

・2023年3月に第2回の選定があり、全国から新たに「田島ケ原サクラソウ自生地」を含めた14か所が選定されました。埼玉県内では初めての選定となります。

・選考委員会は、湯本貴和京都大学名誉教授（委員長）、養老孟司氏などからなります。

 

全国に残る草原とその里に光を当て、人と自然とのかかわりの中、「草原の里」で培われてきた知識や技術、人々の思いを共有し、次世代へ受け継ぐことを目的としています。

 

田島ケ原サクラソウ自生地は、サクラソウがその他の植物とともに生育する原野の重要性から特別天然記念物に指定され、希少な植物の生育場所として、古くから親しまれてきたサクラソウの名所としての価値が認められています。

天然記念物指定から100年以上、特別天然記念物に指定されてから70年以上の歴史を持つサクラソウ自生地の周辺は、指定当時から大きく変化し、現在は、大都市圏の近郊で古くからの環境が残された草原としての価値も大きくなっているため、「草原」としての田島ケ原サクラソウ自生地と人々のつながりは一層重要なものになっています。今回選定されたことをきっかけに、「草原の里」としての田島ケ原サクラソウ自生地を全国の皆様に知ってもらえるようしっかり未来につなげていきます。

文化財保護課

課長：柴田

担当：姫野

電話：829-1723

内線：4138