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更新日付:2023年6月7日 / ページ番号:C097739

(令和5年6月7日発表)大宮北高校SSHプロジェクト 「Hamadoori Reborn」を実施します ~福島県浜通り地域の復興について考える~

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1 目的

SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校である市立大宮北高等学校が、科学的な情報収集および分析により、自治体・住民・企業などとの連携による「福島県浜通り地域の復興」を通じて、日本の未来を考える人材を育成します。

2 概要

「Hamadoori Reborn」は、福島県浜通り地域の復興を促進し、地域の人々と高校生が連携しながら“持続可能な町おこし”を実現しようとするプロジェクトです。 「HAMADOORI13」にも協力をしていただきながら、「福島県浜通り地域の8市町村」と「大宮北高等学校2学年の8クラス」がペアとなり、協働して“持続可能な町おこし”計画を策定し実行していきます。

3 内容

このプロジェクトでは地域との共生をテーマに、高校生が主体となり、地域の人々と協力して計画・実施することで、より地域に合った復興を推進します。令和5年6月から令和9年3月までの4年間、継続して本校の2学年8クラスの生徒がプロジェクトに挑戦します。該当年度の2学年の各クラスと市町村が継続的に1対1で対応し、長期的に協力、連携することによって地域のニーズや課題を見据えた具体的な活動を計画し実行します。

まずは、生徒が地域の現状を詳しく調査し、復興に向けたニーズや課題を明確にします。その上で、生徒が考えたアイデアや提案をもとにして、“町おこし”の計画を立てます。計画には観光や地域資源の活用だけでなく、他の多様なアプローチを通じて地域の魅力を最大限に引き出し、地域の課題解決や発展に貢献する取組や、地域住民と地域を訪れる人々との交流や連携を促進し、地域全体の活性化につなげる活動を取り入れる予定です。

次に、プロジェクトリーダーの生徒を中心に、地域の方々と共に計画を実行します。実際に実行して、できたこと・できなかったことを評価し改善点・修正点を検討します。そして、次年度の実行に向けて計画を作成し提案します。この計画・実行・評価のサイクルを4年間繰り返しながらより効果的な取り組みを推進します。このように高校生と地域住民が協働しながら、“町おこし”の目標を達成するとともに、日本の未来を考える人材を育成していきます。

復興の基準については、地域の声を反映させながら慎重に検討します。復興には、震災前の状態に戻すだけでなく、地域の魅力を再発見し、活性化させることも含まれます。復興の成果は、経済的な面だけでなく、地域の人々の生活や絆の回復、持続可能な社会の構築にも関わるため、地域のニーズを的確に捉え、その課題解決に向けて、地域の人々と意見交換をしながら取り組んでいきます。

4 全体スケジュール

<第1次計画作成> 2023年(令和5年度)67期生
「市町村とクラスの組合せを決定」→「地域の調査」→「復興計画の作成」→「プレゼンテーション」→「次年度への引継ぎ」
 
<第2次計画作成> 2024年(令和6年度)68期生
「(引継ぎ内容をもとに、)第1次計画実行」→「評価」→「復興計画の見直し・修正」→「プレゼンテーション」→「次年度への引継ぎ」
 
<第3次計画作成> 2025年(令和7年度)69期生
「(引継ぎ内容をもとに、)第2次計画実行」→「評価」→「復興計画の見直し・修正」→「プレゼンテーション」→「次年度への引継ぎ」
 
<今後の実施計画作成> 2026年(令和8年度)70期生
「(引継ぎ内容をもとに、)第3次計画実行」→「評価」→「復興計画の見直し・修正」→「プレゼンテーション」→「次年度への引継ぎ」

※SSH指定の継続状況によって今後の実施計画を練り上げていく

5 令和5年度の実施スケジュール

・令和5年6月9日(金曜日):オリエンテーション、プロジェクトリーダーの決定
 ↓ 市町村の情報収集、打合せのためのプレゼン資料作成
 
・令和5年7月14日(金曜日):復興に向けての情報交換  ※市町村担当者とクラスの打合せ(オンライン)
 ↓ 班ごとに第1次復興計画「素案」作成
 
・令和5年10月25日(水曜日):第1次復興計画「素案」 に関する情報交換  ※市町村担当者とクラスの打合せ(オンライン)
 ↓ 班ごとに第1次復興計画「原案」作成
 
・令和5年11月22日(水曜日):各班による復興プランのプレゼン  ※市町村担当者とクラスの打合せ(オンライン)
 ↓ 第1次復興計画(案)作成
 
・令和5年12月19日(火曜日):復興に向けての情報交換、計画の具体化  ※市町村担当者とクラスの打合せ(オンライン)
 ↓ 第1次復興計画(修正案)作成
 
・令和6年2月7日(水曜日):計画の策定  ※市町村担当者とクラスの打合せ(オンライン)
 ↓ 引継ぎ資料作成、次年度へ引継ぎ
 

6 参考

・SSH指定校 … 「SSH=スーパーサイエンスハイスクール」に指定された学校のこと。 将来国際的に活躍しうる科学技術人材の育成を図るため、先進的な理数系教育を実施する高等学校等に対して、文部科学省が指定する学校のことである。理科・数学等に重点を置いたカリキュラムの開発・実践や課題研究の推進、観察・実験等を通じた体験的・問題解決的な学習等を行うことができる。さいたま市立大宮北高等学校は、第2期の指定だけでなく、科学技術人材育成重点枠の指定も受けている学校である。
 
・HAMADOORI13 … 福島県浜通りの青年が中心となって地域連携を実現するとともに、その和(輪)を広げながら持続的な地域発展に貢献することを目指す団体。いわき市、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、葛尾村、大熊町、双葉町、浪江町、飯舘村、南相馬市、相馬市、新地町の13自治体からなる福島県浜通りの地域発展に尽力している。

7 問い合わせ先

 大宮北高等学校
 校長:根岸
 教頭:宮脇
 電話番号:663-2912
 FAX番号:663-7922
 
 ※取材を希望する場合は、各実施日の前日(17:00)までにご連絡ください。
 

この記事についてのお問い合わせ

教育委員会事務局/高校/大宮北高等学校 
電話番号:048-663-2912 ファックス:048-653-7922

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