（令和5年12月19日発表）食中毒事件の発生について

1 事件発生の探知

令和5年12月13日(水曜日)、さいたま市内の飲食店利用者から市保健所に「12月10日(日曜日)に33名で当該店舗を利用し、12月11日(月曜日)から24名が腹痛、嘔吐、下痢の症状を呈している。」という旨の通報があり、調査を開始しました。

2 調査結果（発表日現在）

• 喫食者数：5グループ53名
• 患者数　：38名
• 喫食日時：令和5年12月10日(日曜日)12時頃から18時30分頃
• 発症日時：令和5年12月11日(月曜日)2時頃から令和5年12月12日(火曜日)20時頃
• 主な症状：下痢、腹痛、嘔吐、発熱　※患者は回復に向かっています。
• 病因物質：ノロウイルス
• 原因食品：令和5年12月10日(日曜日)に当該飲食店が調理、提供した食事
• 原因施設：飲食店（大宮区）

3 上記施設を原因施設と断定した理由

• 令和5年12月10日(日曜日)に当該施設で食事をした5グループ38名が、令和5年12月11日(月曜日)2時から令和5年12月12日(火曜日)20時にかけて発症していること。
• 発症者38名の共通食が当該施設で提供された食事に限定されたこと。
• 発症者25名からノロウイルスが検出されたこと。
• 潜伏時間、症状等の疫学的事項がノロウイルスによる食中毒と一致したこと。
• 患者を診察した医師から食中毒の届出が提出されたこと。

4 行政処分の内容

さいたま市保健所は、食品衛生法に基づき、原因施設に対して以下の行政処分を行いました。

• 処分年月日：令和5年12月19日(火曜日)
• 営業停止　：2日間（令和5年12月19日から令和5年12月20日まで）

5 指導内容

さいたま市保健所では、食中毒の再発防止を目的として、営業者、従業員に対する衛生教育等を行います。

6 その他

さいたま市保健所では、引き続き市内の飲食店等に対し衛生管理の徹底を喚起していきます。

7 問い合わせ先

生活衛生課
課長：小島
担当：小澤、岡崎
電話：048-829-1300
内線：2930、2943、2944