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更新日付:2024年4月1日 / ページ番号:C113636
さいたま市では、将来にわたり子どもたちが、地域の中で、自分の興味・関心に応じてスポーツや文化活動を楽しむために、「さいたま市地域スポーツ・文化クラブ活動体制整備事業~部活動の地域移行~」を推進しています。
●本市の現状
令和3年度から学校部活動以外で活動している生徒が増加傾向にあります。また、令和3年度に全市的に行った「新しい部活動の在り方に関するアンケート調査」では、希望した種目を担当していない教員が全体の約3割いました。そして、教育委員会が配置している「部活動指導員」の数は、年々増加しており、今後も増加していくことが想定される状況です。
さらに、ここ数年、運動部活動数の減少により、近隣の中学校との合同チームで大会に出場する学校が、延べ数で50校あり、特に野球・サッカー、ソフトボールの種目において増加傾向にあります。
●本市の課題
本市の学校部活動に設置している種目は、運動部19種目、文化部32種目ありますが、これらの種目が必ずしも子どものニーズに対応できていないため、土日の地域スポーツ・文化クラブの環境を構築していくことにより、子どものニーズに応じて取り組める地域クラブを創出する必要があります。
令和5年度は、「さいたま市地域スポーツ・文化クラブ活動体制整備研究協議会」を立ち上げました。
また、モデル校3校において、土日に活動する全ての部活動を地域移行することを目指し、指導者を外部の統括団体からの派遣により運営するモデル事業を実施しました。
さらに、「研究協議会」の下部組織として3つのワーキンググループを設置しました。
○子どもの将来のスポーツ・文化環境の構築に係るビジョンを策定する「ビジョン部会」
○持続可能な財源や施設の活用について検討する「財源・施設部会」
○地域移行に向けたモデル事業について検証する「モデル校の検証部会」
○「ビジョン部会 」
地域の魅力や資源などの現状把握と分析及び、ビジョンの素案を作成しました。課題は、ビジョン策定に向けた意見やアイデアを収集し、ビジョンへ反映させていくことです。
○「財源・施設部会 」
施設や持続可能な財源、人材の確保に向けた課題の洗い出しを行いました。課題は、持続的な財源の確保及び、外部指導者の確保に向けた検討を進めていくことです。
○「モデル校による検証部会 」
まちクラブ連携型運営体制の整備、総合型地域スポーツクラブの運営体制の整備に向けた検討、統括団体連携型の運営体制の整備について取り組みました。課題は、教員・保護者・地域住民の意識改革及び、指導者の質や量の確保等について検討することです。
●「ビジョン部会 」
ビジョンの策定に向けた検討
●「財源・施設部会」
持続的な財源確保に向けた仕組みづくりの検証
●「モデル校の検証部会 」
統括団体からの指導者派遣による継続的な実践研究
教育委員会事務局/学校教育部/教育課程指導課
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