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更新日付:2023年5月31日 / ページ番号:C050161
(診断日集計)
(この情報は、原則毎週水曜日に更新しています。)
梅毒の患者または無症状病原体保有者(保菌者)を診断した医師は、感染症法に基づき7日以内に最寄りの保健所に届け出ることになっています。
下のグラフのとおり、梅毒の報告は2014年以降増加しており、女性の報告も多い状況です。妊娠している人が梅毒に感染すると、胎盤を通して胎児に感染します(先天梅毒、下記参照)。妊婦健診を必ず受けましょう。
2023年1月1日以降に、梅毒と診断され、さいたま市保健所に届出のあった患者等の報告数累計は63件です。
下図は、2018年以降の年次患者数推移を病型別に表したものです。
2022年の報告状況を病型別にみると、男性と女性では割合が異なることがわかります(下記グラフ参照)。
男性では早期顕症梅毒1期の割合が大きく、女性では早期顕症梅毒2期の割合が大きくなっています。
また、先天梅毒の報告数は、2006年以降では、2015年に1件、2018年に2件、2020年に4件、2021年に2件、2022年は0件でした。
2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | 2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 |
2021 年 |
2022 年※ |
|
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
報告数 |
691 (5) |
621 (1) |
827 (6) |
875 (4) |
1,228 (4) |
1,661 (10) |
2,690 (14) |
4,575 (15) |
5,826 (9) |
7,007 (17) |
6,642 (23) |
5,867 (19) |
7,978 (20) |
12,966 (20) |
国立感染症研究所ホームページ 感染症発生動向調査年報データより引用(感染症発生動向調査年別一覧表(感染症発生動向調査事業年報)。
( )は先天梅毒の報告数、再掲。
※感染症発生動向調査2022年第52週時点の集計より引用した暫定値です。
梅毒は、性的な接触(他人の粘膜や皮膚と直接接触すること)などによってうつる感染症です。原因はスピロヘータの一種である梅毒トレポネーマ(Treponema pallidum)という細菌で、「梅毒」という病名は赤い発疹が楊梅(ヤマモモ)に似ていることに由来しています。感染すると、全身に様々な症状が出ますが、経過した期間によって症状の出現する場所や内容が違います。
先天梅毒児の臨床像および母親の背景情報に関する研究報告(2016~2017年)(国立感染症研究所IASR Vol.39 2018年11月号)
梅毒の症状は、現れても消失してしまい、一見治ったかのように思ってしまいますが、体内から病原体がいなくなったわけではないため、注意が必要です。また、梅毒は1回感染して治療したとしても再度感染するので、一度治療したからといって安心はできません。
予防には、感染者、特に感染力の強い第1期及び第2期の感染者との性行為等を避けることが基本です。コンドームは予防効果がありますが、完全ではないため、感染が疑われる症状がみられた場合には、性的な接触を控え、早期に医師の診断・治療を受けましょう。
梅毒に感染したとわかった場合には、周囲で感染の可能性がある方(パートナー等)と一緒に検査を行い、必要に応じて一緒に治療を行うことが重要です。
詳細は、梅毒に関するQ&A(厚生労働省)(新しいウィンドウで開きます)をご参照ください。
保健衛生局/健康科学研究センター/保健科学課
電話番号:048-840-2250 ファックス:048-840-2267
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