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更新日付:2023年5月2日 / ページ番号:C094961

サクラソウ開花状況(2023年)

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サクラソウサギ

文化財キャラクター「サクラソウサギ」

田島ケ原サクラソウ自生地 サクラソウ開花状況(2023年) 

田島ケ原サクラソウ自生地は、サクラソウ自生地として唯一の国指定特別天然記念物です。
サクラソウをはじめ、多くの植物が自生し、四季を通して様々な花を見ることができます。
自生地のサクラソウは、3月下旬頃に咲き始め、4月上旬に見ごろを迎えます 

4月27日

サクラソウは二次指定地南側でわずかに開花したものが見られる以外は、ほとんどの場所で開花が終わっており、果実が成長する時期に
なっています。オギやヨシの根元を観察すると、サクラソウの葉が観察でき、成長中の果実も観察できます。
サクラソウの葉は、この後もしばらく残って根茎に栄養を供給し続けます。果実は熟すと種子を散布し、次世代につなげます。
 
サクラソウ以外の植物では、チョウジソウ、レンリソウが引き続き見頃で、しばらく開花を楽しめそうです。
ウシハコベの開花が目立つ様子も見えるようになっています。ウシハコベは、1年を通して少数は開花が見られる植物ですが、
多くの花が目立つ様子から今が開花のピークであることが感じられます。
 
サクラソウ同様、開花の時期から果実の時期になっている植物もあり、
アマドコロでは、開花した花も依然多くみられますが、若い果実が開花の終わった花被を破って膨らんでいる様子も観察されます。
ノウルシでは、果実が茶色く熟しているものが見られる他、黄色く変わった葉のものも出てきており、生育期の終わりを感じさせます。
 
今後の開花に向けて、成長する植物もあり、
バアソブはつるを伸ばして、オギに登っている様子が観察できます。バアソブのつるは、葉が4枚セットについて、毛が生えている様子が
特徴で、このあとベル型の特徴的な花を咲かせます。
 
昆虫では、引き続きジャコウアゲハの飛翔が見られる他、ハムシやカミキリムシ、ゾウムシの仲間、昼行性のガの仲間など、多くの種類が見られ、賑やかな季節が続きます。
 
2月から更新を続け、サクラソウの開花状況と自生地の様子をお伝えしてきましたが、サクラソウの開花がほぼ終了したので、
今年のサクラソウ開花状況の更新はこれまでにしたいと思います。来年も引き続きサクラソウの開花や春の植物などに出会えることを願っています。サクラソウ自生地では、この後も様々な植物の開花や昆虫などが見られるので、今後も気にかけていただけると嬉しいです。
 
050427サクラソウの花
二次指定地南側のサクラソウの花
050427サクラソウの果実
オギやヨシの根元のサクラソウの果実
050427チョウジソウの群落
チョウジソウの群落
050427レンリソウの花
レンリソウの花
050427ウシハコベの花
ウシハコベの花
050427アマドコロの果実0504
アマドコロの果実
050427ノウルシの果実
ノウルシの果実
050427ノウルシの黄葉
ノウルシの黄葉
050427バアソブのつる
バアソブのつる
 
050427ジャコウアゲハの♀
ジャコウアゲハのメス
 
 

4月20日

サクラソウの開花は終盤で、柵沿いから見える場所は数少なくなってきましたが、丈の高い草の間をよく観察すると
花を見られる場所もまだ残っています。第二次指定地南側では、引き続き開花が見られる場所があります。
サクラソウ以外の植物では、引き続きチョウジソウが見頃で、いくつか固まって開花している場所があります。開いている花が多くなり、
蕾が少なくなってきました。
その他目立つものとしては、レンリソウが見頃になってきています。レンリソウは、サクラソウやチョウジソウのように花を密集してつける植物ではありませんが、
点々と多くの花が開花している様子が観察されます。
ヘビイチゴ、ヤブヘビイチゴは開花後のものが目立つようになっていますが開花が見られ、ヘビイチゴでは赤くなり始めの果実が観察されました。
ヤエムグラは、微小な緑色の花をよく咲かせ、未熟な果実も多く見られます。ハナムグラはまだ開花しておらず、
成長中で、葉の艶めきが増していっています。この後、開花すると近縁のヤエムグラとは異なり、白い花が見られます。
ノウルシは果実が黄色くなったものが見られるようになってきました。種子の成熟が進んでいることが感じられます。
ツボスミレは、3月27日にも紹介しましたが、現在も引き続き開花中です。3月に紹介した時よりも茎が長くなり、立ち上がりながら開花を続けています。
その他、ツメクサの開花を観察できました、小さな花が園路近くに開花しています。
昆虫では、アマドコロに訪れるシロスジヒゲナガハナバチが観察されました。サクラソウにも訪花していたヒゲナガハナバチ類ですが、
アマドコロにも訪花しているようです。
他にも、花の上を観察していると、ヤブキリの幼虫が乗っている様子もよく見かけるようになってきました。写真はチョウジソウに乗っているヤブキリの幼虫です。
 
050420サクラソウの花
サクラソウの花
050420サクラソウの花
草の間に見えるサクラソウの群落
050420チョウジソウの花
チョウジソウの花
050420レンリソウの花
レンリソウの花
050420ヘビイチゴの果実
ヘビイチゴの果実
050420ヤブヘビイチゴの花
ヤブヘビイチゴの花
050420 ヤエムグラの花
ヤエムグラの花
050420 ハナムグラ
成長中のハナムグラ
050420ノウルシの果実
ノウルシの果実
050420 ツボスミレの花
ツボスミレの花
050420 ツメクサの花
ツメクサ
050420 シロスジヒゲナガハナバチの訪花
アマドコロに訪花するシロスジヒゲナガハナバチ
050420 ヤブキリ
チョウジソウの上に乗るヤブキリ
 
 

4月16日

4月16日は「さくら草まつり’23」が開催され、多くの人が自生地に訪れていました。
サクラソウは開花終盤で、伸長するスイバやコバギボウシなどの陰になりながら点々と開花するものが見られる他、
少数の固まって開花する群落がみられました。
二次指定地南側では、サクラソウも開花したものがまだあり、しばらく楽しめそうです。
サクラソウ以外の植物では、チョウジソウの開花が盛んで、自生地内の複数の場所で見ることができます。まだ開花前の蕾も多く、
まだまだ開花を楽しめそうです。エキサイゼリも成長の早いもので開花が始まった様子で、白く細かい花が見られました。
ウシハコベの開花も見られ、大きく育った茎の先端に小さな花をつけています。
その他、自生地内では、初夏から夏に向けての植物の成長が盛んで、オニユリも大きく成長している様子が見られました。
昆虫の活動は引き続き活発で、引き続きヒゲナガガの一種も見られました。今回は触角の短いメスも確認できました。
飛翔する昆虫以外にも、今回はマルクビツチハンミョウが観察路を歩いている様子が確認できました。
ツチハンミョウの仲間は有毒な分泌液を出しますが、触らない限り害がなく、また埼玉県のレッドリストにも挙げられている生物なので、
大きな腹部を引きずって歩く姿を見守っていただけると嬉しいです。
また、飛ぶことができないので、踏まないように注意していただけると幸いです。
 
050416 さくら草祭り開催中の様子
「さくら草まつり’23」開催中の自生地の様子
050416サクラソウの花
コバギボウシなどの間から開花するサクラソウ
050416サクラソウ群落
まだ固まって開花が見られるサクラソウ群落
050416二次指定地南側のサクラソウの群落
二次指定地南側のサクラソウ群落
050416チョウジソウの花
チョウジソウの花
050416エキサイゼリの花
エキサイゼリの花
050416 ウシハコベの花
ウシハコベの花
050416 オニユリ
成長中のオニユリ
050416 ヒゲナガガの一種
ヒゲナガガの一種(♀)
040516 マルクビツチハンミョウ
マルクビツチハンミョウ
 
 

4月11日~12日

サクラソウは、強風で傷んだ花や、すでに散っている花が見られるようになってきましたが、
新たに開いた花もあり、群落がみられる場所も残っています。周囲の植物の伸長も進んでおり、
陰になっている花が目立ちます。一方、白いサクラソウは蕾もあるような状態で、もうしばらく楽しめそうです。
自生地全体は、スイバの穂が一面に広がって薄っすら赤色を帯びていて、ノウルシの黄緑色一面の様子から移り変わったことが
感じられます。
ハナムグラや、ノジトラノオ、オカトラノオなどの初夏に開花する植物も大きくなってきており、次の季節の兆しも
感じることができます。
早い時期から姿を見せていたヒロハハナヤスリは、胞子葉が成長し、胞子を飛ばす時期も近いようです。
チョウジソウは開花を始めており、青っぽい花の群落がみられる場所も多くなってきました。
11日~12日は、汗ばむような陽気で、昆虫の活動が活発にみられました。日差しの中、ジャコウアゲハが飛翔する様子も見られました。
ジャコウアゲハはウマノスズクサという植物に産卵するので、自生地内の芽吹きだしたウマノスズクサを探しに来ている
のかもしれません。
足元あたりの低い場所では昼間活動するガの一種であるヒゲナガガの仲間も見られました。ヒゲナガガはごく小さい昆虫ですが、
羽は光沢のある鱗粉でおおわれており、日の光を受けて輝きます。体長よりはるかに長い触角を広げて飛翔する様子はとても特徴的で、
浮遊しているような錯覚を覚えます。
 
050411サクラソウの花
伸長中の植物の間から見えるサクラソウ
050411サクラソウ群落
開花中のサクラソウ群落
050411白いサクラソウ
開花中の白いサクラソウ
050411 スイバ
スイバ群落
050411 ハナムグラ
ハナムグラ
050411 ノジトラノオ
ノジトラノオ
050411 ヒロハハナヤスリ
ヒロハハナヤスリ
050411 チョウジソウ
チョウジソウの花
050411 ジャコウアゲハ
ジャコウアゲハ
050411 ヒゲナガガの一種
ヒゲナガガの一種
050411 ヒゲナガガの飛翔
ヒゲナガガの一種が飛翔している様子
 

4月5日~6日

5日は、日差しがまぶしい陽気で、6日は、にわか雨が降っていましたが日差しが差すタイミングも多くありました。
サクラソウは満開の状態で、密集したサクラソウ群落がいくつかの場所で見られます!
しかし、オギやスイバなどの植物の伸長が進んでおり、サクラソウが陰になっている場所が目立ってきました。
サクラソウのピンク色が一見してわからないような場所でも、陰を観察するとしっかりと開花したサクラソウが
見られるかもしれません。
サクラソウ以外の植物では、アマドコロの開花が始まっていて、垂れ下がるようにして開花する、白と緑色の花が観察できます。
また、トダスゲも開花している様子が観察され、茶色いおしべが見えます。
小さな花では、ハナイバナやヘビイチゴが開花していて、足元をよく見ると観察できます。
昆虫の活動も引き続き活発で、ベニシジミなどの蝶の仲間が飛翔する様子が見られたり、サクラソウにヒゲナガハナバチ類が訪れる
様子も確認できました
 
050406サクラソウ群落
密集したサクラソウ群落
050405サクラソウ群落
オギやスイバの陰のサクラソウ
050405アマドコロの花
アマドコロの花
050405 トダスゲ
トダスゲの花
050405 ハナイバナ
ハナイバナの花
050405 ヘビイチゴの花
ヘビイチゴの花
050405 ベニシジミ
ベニシジミ
050405 ヒゲナガハナバチ類
サクラソウに訪れるヒゲナガハナバチ類

3月27日

サクラソウが群れて開花する場所が目立ってきました!
まだ蕾のものもあり、もう少し開花する範囲は広がりますが、開花が進んでいるところが目立つように
なってきています。
サクラソウ以外の植物では、アマドコロの出芽が目立つようになってきています、まだ蕾は葉の中です。
また、ツボスミレ、アリアケスミレが見られるようになってきました。通路沿いに開花している場所が多いので、足元を探すと小さな花が見つかります。
足元から頭上に視線を移すと、樹木の変化も見られます。
自生地内では、クヌギの開花が始まっています。黄緑色の垂れ下がった花が特徴的な雄花が目立ちます。雌花は小さく見つけにくいですが、実ると大きなどんぐりになります。
桜草公園の桜も開花し、自生地内の景色と合わせて春特有の景色を見ることができます。
植物以外の活動も活発になり、ノウルシなどにはハチなどの昆虫が訪れる様子が目立つようになっています。
050327サクラソウの群落
サクラソウの群落
050327サクラソウの花
サクラソウの花
050327アマドコロの出芽
アマドコロの出芽
050327ツボスミレの花
ツボスミレの花
050327アリアケスミレの花
アリアケスミレの花
050327クヌギの花
クヌギの花
050327サクラの花と自生地
サクラの花と自生地
050327ノウルシの花と訪花昆虫
ノウルシの花に訪れる昆虫
 

3月22日

サクラソウの開花が進んできています。
開花した株が集まった場所も見られるようになってきました。
ノウルシは見頃を迎えており、自生地全体を黄色く染めています。
3月14日時点ではまだ見頃のものも多かったアマナですが、開花はそろそろ終わりになっており、散り始めから開花終わりの花が目立つようになりました。
一方で、前回開花が確認できたジロボウエンゴサクは、開花の確認できる場所が増え、今回は、ヒキノカサ、ミツバツチグリの開花が
新たに確認できるなど、季節の移り変わりを感じることができます。
その他にも、カキドオシの花や、ヒロハハナヤスリ、エキサイゼリの成長などが観察されるなど、ほかの植物でも変化がわかりやすいものが増えてきました。
050322サクラソウの花
サクラソウの花
050322サクラソウの群落
サクラソウの群落
050322ノウルシで黄色く染まる自生地
ノウルシが開花して黄色い自生地
050322ジロボウエンゴサクの花
ジロボウエンゴサクの花
050322ヒキノカサの花
ヒキノカサの花
050322ミツバツチグリの花
ミツバツチグリの花
050322カキドオシの花
カキドオシの花
050322ヒロハハナヤスリ
ヒロハハナヤスリ
050322エキサイゼリ
エキサイゼリ
 
 

3月14日

サクラソウの開花が始まりました!
多くはまだ出芽中ですが、しっかりと開花したものも見られます。
自生地全体ではノウルシの開花が広がっており、黄緑色を帯びてきています。春風の中にノウルシの独特の香りを感じられるようになってきました。
アマナは引き続き開花中で、開花終盤に差し掛かったものもありますが、しっかり開花しているものも多くみられます。
その他、カントウタンポポ、シロバナタンポポ、ノジスミレ、ジロボウエンゴサクなど、
開花がみられる植物の種類も多くなってきました。

050314サクラソウの花
サクラソウの花
050314黄緑色を帯びる自生地
黄緑色を帯びる自生地
050314ノウルシの花
ノウルシの花
050314アマナの花
アマナの花
050314カントウタンポポの花
カントウタンポポの花
050314シロバナタンポポの花
シロバナタンポポの花
050314ノジスミレの花

ノジスミレの花

050314ジロボウエンゴサクの花

ジロボウエンゴサクの花



 

3月2日

自生地の広い場所で、開花したアマナの群落がみられるようになってきました。
天気の良い日にはよく開いた花がご覧いただけます。一緒にヒロハノアマナも開花しているようです。
ノウルシも早いものは開花が始まっています。この時期は茎の先に花が密集していますが、次第に枝が広がっていきます。
サクラソウの開花はまだ先ですが、自生地各地で芽吹いたり、葉が伸びてきている様子が見られます。

050302アマナ群落

アマナの群落

050302アマナ

アマナの花

050302ヒロハノアマナ

ヒロハノアマナの花

050302ノウルシ

ノウルシの花

0503サクラソウ

サクラソウの芽吹き

2月21日

今年も開花期に向けてサクラソウ自生地の様子をお知らせしてまいります。
多くのノウルシが芽吹きを始め、サクラソウもあちらこちらで芽吹きを見られるようになってきました。
ヒロハノアマナや、フキなど、開花の早い植物はすでに咲き出しているものがあります。

050221サクラソウの芽吹き

サクラソウの芽吹き

050221ノウルシ芽吹き

ノウルシの芽吹き

050221ヒロハノアマナの花

ヒロハノアマナの開花

050221フキ開花

フキの開花

交通案内

  • バス JR浦和駅西口から:国際興業バス「志木駅東口」行き、「さくら草公園」下車すぐ。
  • バス 東武東上線志木駅東口から:「浦和駅西口」行き、「さくら草公園」下車すぐ。
  • 電車:JR武蔵野線西浦和駅下車、徒歩約20分。
  • 車:国道17号(新大宮バイパス)田島交差点から志木方面へ約1.5km、秋ヶ瀬橋手前の信号を右折。ヘリポート駐車場の看板の先を左折。
  • 桜草公園住所:さいたま市桜区大字田島3542-1

見学の際のお願い

  • 自生地の動植物は採取しないでください。
  • 柵に上がったり、中に入るのはやめましょう。三脚などの機材も柵の中に入れないでください。
  • ごみは持ち帰りましょう。
  • 観察路へのバイク・自転車などの乗り入れや、ペット同伴での立入りはご遠慮ください。
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