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更新日付:2024年1月26日 / ページ番号:C069308
薬局に処方箋を持って行ったとき、「処方箋に書かれているくすりを集めるだけじゃないの?」「なぜ待たされるの?」「そんなに時間がかかるの?」と思ったことはありませんか。
薬剤師の行う調剤は、患者さんから処方箋を受け付けた時に始まります。
もし、処方箋に書かれている内容に疑義が生じた場合は、処方医に確認します。
確認しなければ調剤ができないため、処方医が他の患者さんを診察している場合などは、終わるまで待つ必要があります。
調剤室では、シート等で包装されたくすりを集めているだけではありません。
赤ちゃんや子どもは、体重によって、くすりの量が変わります。また、年輩の方や、腎機能・肝機能の低下した方は、その方に合わせたくすりの量になっています。そのため、体重等に合わせて細かく計算し、くすりを量り取っています。
複数のくすりを、朝、昼、晩など服用するタイミングに合わせてまとめる(一包化)という作業も行っています。薬剤師はシートから必要数を1錠1錠プチプチと取り出し、機械でひとつの袋にまとめます。この時、1日3回・1回2錠が14日分であれば、84錠をプチプチと取り出すことになります。一包化は、飲み間違いや錠剤の紛失を防ぐことができ、また、手が不自由で薬を取り出すことが難しいという方に便利です。
取り集めたくすりや、一包化したくすりに、間違いがないかを確認しています。
シートごとのくすりであればシートの柄などから確認はしやすいですが、一包化されたくすりは、ひとつの袋の中に白い錠剤が何種類も入っている場合などがあり、入れ間違いがないかを確認するためには時間がかかります。
くすりをもらう時に、早く帰りたいのに説明が長いなという時はありませんか。
くすりを渡すとき、薬剤師は、事前に集めた情報も踏まえて、安全にくすりを使うことができるように説明をします。
例えば、仕事でよく運転する方に眠くなりやすいくすりが出ている時など生活に合わせたくすりの飲み方や、服薬に関係する食事や運動などのアドバイスをしています。
病院によっては、FAXコーナーを設けているところがあります。かかりつけ薬局にFAXで処方箋を送付しておくと、患者さんが薬局に着く前から薬剤師は調剤を行うことができるため、待ち時間の短縮につながります。
ただし、くすりの受け取り時には処方箋の原本が必要になるため、必ず処方箋の原本を持って行きましょう。
保健衛生局/保健部/生活衛生課 食品・医薬品安全係
電話番号:048-829-1300 ファックス:048-829-1967