昭和61年2月22日(土曜日)から昭和61年3月30日(日曜日)
旧大宮市内には約450か所もの遺跡があります。開発とともにこれらの遺跡に対する発掘調査も進められ、大昔の人々の生活が少しずつ明らかにされています。それらを紹介すべく、調査成果の中から5か所の遺跡を対象に展示を企画しました。
展示構成
深作東部(ふかさくとうぶ)遺跡群
所在地:大宮市大字深作(現・見沼区深作)
調査年月:昭和47年(1972)(第1次)~昭和57年(1982)(第11次)
遺跡の概要:縄文時代前期の貝塚・集落跡、縄文時代中~後期の集落跡、弥生時代後期の環濠集落跡、平安時代の住居跡。特に縄文時代前期の貝崎貝塚は著名。
展示資料数:102点
宮ケ谷塔(みやがやとう)遺跡群
所在地:大宮市大字宮ケ谷塔・大字小深作(現・見沼区宮ケ谷塔・小深作)
調査年月:昭和55年(1980)6月~8月・昭和57年(1982)12月・昭和58年(1983)11月~昭和59年(1984)2月・昭和59年(1984)7月~8月
遺跡の概要:縄文時代早期の炉穴・縄文時代前期の貝塚・縄文時代中期の集落跡・古墳時代前期の集落跡・平安時代の集落跡。綾瀬川右岸に立地。
展示資料数:30点
東北原(ひがしきたはら)遺跡
所在地:大宮市東大宮4丁目(現・見沼区東大宮4丁目)
調査年月:昭和55年(1980)1月~3月(第5次)・昭和57年(1982)10月~12月(第6次)
遺跡の概要:縄文時代早期の土器、縄文時代後期~晩期の集落跡、平安時代の土坑。特に縄文時代晩期の優品が多い。
展示資料数:30点
原(はら)遺跡
所在地:大宮市大字水判土(みずはた)・大字佐知川(さちがわ)(現・西区水判土・佐知川)
調査年月:昭和58年(1983)2月~4月・8月~9月
遺跡の概要:縄文時代前期の住居跡、弥生時代後期の集落跡、5世紀~7世紀の古墳。特に古墳からは勾玉・ガラス玉・直刀・鉄鏃などが出土している。
展示資料数:34点
大宮公園内(おおみやこうえんない)遺跡
所在地:大宮市高鼻町4丁目(現・大宮区高鼻町4丁目)
調査年月:昭和57年(1982)8月~10月
遺跡の概要:縄文時代中期、弥生時代後期、古墳時代前期集落跡。
展示資料数:14点(ほか参考資料12点)
関連講座(終了しました)
講演会「大むかしの大宮あれこれ」
講師:安岡路洋氏(大宮市立博物館協議会委員長・大宮市文化財専門委員会委員長)
日時:昭和61年3月16日(日曜日)午後2時~3時30分
定員:60名(先着順)
展示パンフレット
大きさ B5版 6ページ
※配布は終了しました。