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更新日付:2023年12月4日 / ページ番号:C075887

岩槻郷土資料館展示web解説(その1)

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岩槻郷土資料館展示解説(岩槻郷土資料館の建物)

岩槻郷土資料館は昭和5年(1930)に建設された旧岩槻警察署の建物を利用して、岩槻城の模型や真福寺貝塚出土資料など岩槻に関わる資料の展示や講座などの事業を行っています。

岩槻警察署は、明治6年(1873)、警察付属屯所として設置され、明治10年(1877)に岩槻分署となり、明治15年(1882)には岩槻警察署と改称されました。
岩槻分署の庁舎は、民有地を借用して明治7年(1874)新築されました。
その後、土地を買い上げ、明治17年(1884)に新庁舎が完成しましたが、老朽化し、狭隘になったため、昭和5年(1930)8月、新築されたのが、この建物です。

総工費31,900円(現在の1億5千万円ほどと考えられます)、工期245日をかけ、昭和5年8月に竣工し、8月28日に竣工式が行われました。
その時の様子は、当時の『東京朝日新聞』に「県下一のモダン警察 岩槻署けふ落成式」と題し掲載されました。
掲載した写真は、かつて岩槻警察の署長を勤められた方のご遺族から寄贈されたもので、これまであまり見ることがなかった写真です。
塔屋にある避雷針からは万国旗のような飾りが、北側、東側などいくつかの方向に付けられていることなどから竣工した際に撮影されたものと考えられます。

建物は、鉄筋コンクリート造2階建てで、外観は簡素なものですが、丸窓や庇などのアールデコ装飾があり、昭和初期の特徴を随所に見ることができます。
また木造平屋建ての附属庁舎、演武場が付設されています。
このように昭和初期の木造の演武場が残るものは希少な例とされています。
また、掲示板は、本来正面入り口前にあったものですが、平成21年に道路拡幅によって、駐車場に移設されました。
建物と掲示場は、平成28年に「二 造形の規範となっているもの」という登録基準によって、国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。

岩槻郷土資料館


その2 岩槻城の模型

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