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更新日付:2023年7月3日 / ページ番号:C091691
開催期間:令和5年4月4日(火曜日)から5月28日(日曜日)まで
会場:さいたま市立博物館 地下1階ミニ展示コーナー
5月5日の端午(たんご)の節句は、菖蒲(しょうぶ)の節句とも呼ばれており、「尚武(しょうぶ)」に通じることから、江戸時代の武士の家などで盛んに祝っていました。後に一般の家庭にも広まり、武具や歴史上の強者(つわもの)をモチーフとした人形などを飾り、立身出世を願って鯉幟(こいのぼり)を上げるなどの習慣は、現在でも広く行われています。
今回の展示では、当館が所蔵する節句飾りや武具飾り、刀剣類など、菖蒲の節句にちなんだ資料を展示しました。
市内で撮影されたとみられる写真です。大小の幟や人形、ちまき、菖蒲などが飾られています。
鍾馗は、魔除けの神様です。元々は中国の唐(618~907年)の時代、皇帝が病にかかっていた時に夢に現れ、これを治したことから信仰されるようになったと言われています。日本でも室町時代から姿を描いた絵を飾るようになり、江戸時代には五月人形の題材に取り入れられました。
日本刀には大小様々なものがあります。現在では、刃の長さが約70~80cmのものを「太刀」、約60~70cmのものを「刀」、約30~60cmのものを「脇差」と呼んでいます。江戸時代、長さ1尺8寸(約54.5cm)までの脇差は、武士でなくても持つことができました。特に旅をするときに護身用に持つものは「道中差」と呼ばれました。
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