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心臓血管外科

ご挨拶

当科では、心臓血管外科の専門医が、血管外科医、循環器内科医、麻酔科医、看護師、臨床工学技士らと連携し、心臓、大動脈疾患の外科治療や緊急手術を24時間体制で行っています。
近年の心臓大血管の手術はめざましい発展を遂げています。当院では、輸血を用いない無輸血手術、人工心肺装置を用いない心拍動下手術、手術の皮膚切開の傷を小さく手術する低侵襲手術、異物を用いない形成手術、大動脈ステントグラフト治療、積極的な術後リハビリテーションなどの新しい治療法、心臓カテーテル検査装置、高性能CT、MRIなどの検査装置をいち早く取り入れてきました、心臓、大血管疾患に関するさまざまな分野で、最新かつ先進的な手術治療に取り組んでいます。一昔前は、心臓の手術と言えば、生きるか死ぬかの大勝負、といった感がありましたが、最近は、技術や機器の進歩によって、安全かつ確実に手術が遂行されるようになりました。高齢の方でも、手術後、約1~2週間程度での退院が可能となっています。さまざまな治療法がありますが、それぞれの患者様にとって最も安全で良質の治療法を考え、わかりやすく、サービスの良い、優しい医療を目指してまいります。

診療内容

I.狭心症や心筋梗塞の外科治療

心臓の栄養血管である冠状動脈が狭くなったり、詰まったりすると、心臓の血のめぐりが悪くなり、強い胸の痛みが生じます。これらを狭心症や心筋梗塞と呼んでいます。狭心症や心筋梗塞では、通常、心臓カテーテルによる風船やステントの治療が行われますが、重症の場合、手術(冠状動脈バイパス術)が必要になります。

冠状動脈バイパス術:胸の内側を流れる内胸動脈、足の内側を流れる大伏在静脈、腕の血管(橈骨動脈)、胃の動脈(胃大網動脈)などの血管を冠状動脈に縫い付けて、新しい血液の流れを外科的に作成するものです。この手術は従来、人工心肺装置を用いて心臓を止めた状態にして行われていました。当院では人工心肺を用いず、心臓が動いたまま行う、心拍動下(オフポンプ)冠状動脈バイパス術と呼ばれる手術侵襲の低い手術を積極的に行っています。

左室形成術:心臓の壁の機能異常や心臓にできた瘤に対しては、心臓の壁に直接メスを入れる心室形成手術(バチスタ手術、ドール手術、SAVE手術)や左心室瘤切除術を行います。

II.心臓弁膜症の外科治療

心臓の中には、血液の流れを一定の方向にするための大動脈弁、僧帽弁、肺動脈弁、三尖弁の4つの弁があります。これらの弁が壊れた状態が心臓弁膜症です。体の血のめぐりが悪くなり、息切れ、動悸、胸痛、体のむくみなどの症状を生じます。心臓弁膜症は古くはリウマチ熱によるものが多かったのですが、最近は僧帽弁の変性による僧帽弁閉鎖不全症、また高齢者の大動脈弁狭窄症が増加しています。

人工弁置換術:壊れた心臓の弁を新しい人工弁に部品交換する手術です。人工弁には、金属でできた機械弁、豚や牛の心臓からできた生体弁、また異物の使用を極力減らしたステントレス生体弁などがあります。患者様の病状に応じて最適な人工弁を選択いたします。

弁形成術:人工弁置換術では手術の後に人工弁が壊れたり、血のかたまり(血栓)ができる心配があります。また血栓の予防薬(ワーファリン)の服用が必要となったり、納豆など一部の食品の摂取を控える必要があります。そこで、人工弁に取り替えないで、自分の弁を修理して使おうというのが弁形成術です。壊れ方がひどい場合は弁の交換が必要ですが、場合によっては形成術を行える場合があります。
人工弁の種類と特徴-機械弁(金属弁),生体弁,血栓,ワーファリン,選択,適応,等について-(PDF形式 456キロバイト)
ワーファリンとは?-作用,副作用,出血,歯科治療,ビタミンK,納豆,等について-(PDF形式 601キロバイト)

III.大動脈疾患の外科治療

大動脈は心臓から出た血液が流れる、体の中で最も太い動脈の血管です。この大動脈が膨らんだ状態を大動脈瘤といいます。動脈瘤は大きくなると破裂の危険性があり、また周囲の臓器を圧迫して不都合を生じます。大動脈瘤は胸部で直径が6cm、腹部で5cmを上回ると手術が必要です。
一方、大動脈の壁は3層構造をしていますが、この3層のうち中膜のレベルで外膜と内膜がはがれて裂けた状態を大動脈解離といいます。大動脈解離は薄くなった壁が破裂したり、大動脈から分かれる動脈の枝を閉塞して、脳梗塞、心筋梗塞、内臓や手足の血流障害をきたします。病状が急激に進行する場合、致死的な状態になることがあり、場合によっては緊急手術が必要です。
大動脈解離とは? -病状,原因,治療,手術,生活,等について-(PDF形式 1,098キロバイト)

人工血管置換術: 大動脈瘤にしても、大動脈解離にしても、手術では大動脈を人工血管で交換します。心臓から出た部分の大動脈の手術では、冠状動脈、脳へ行く血管、手に行く血管などの枝があり、これらの血管を修復するために、体を冷やしたり、心臓を止めたり、頭に行く血液の流れを止めたりする必要があり、手術の中では最も大きなものとなります。

ステントグラフト治療:ステントグラフトは、筒状の布にステントといわれる針金状の金属を取り付けた新型の人工血管です。足の付け根を5cm程度切開して、カテーテル手技を用いてステントグラフトを血管内に挿入し、動脈瘤の内側に留置します。この方法は、胸やお腹を大きく切開する必要はありませんので、患者様の身体にかかる負担は極めて少なくなります。複雑な動脈瘤の場合は人工血管置換術が必要ですが、場合によってはステントグラフト治療が可能です。当院は、腹部大動脈瘤と胸部大動脈瘤の両方のステントグラフト治療実施施設の認可を受け、治療を行っています。

IV.不整脈の外科治療

不整脈にはさまざまな種類があり、いくつかの不整脈は手術で治療することができます。

メイズ(Maze)手術:心房細動といって、心房といわれる部分の痙攣を生じる不整脈では、余分な電気回路を切断する治療法を行います。 

ペースメーカー治療:不整脈のうち、心臓の脈が極端に減少する徐脈では、血圧が下がって、めまいや失神を起こします。このような患者様には、体内に電気信号を送る機械を埋め込んで脈を増やす治療を行っています。

V.重症心不全の外科治療

補助人工心臓(PCPS):急激に進行した重症の心不全は薬の点滴や、通常の手術では救命が困難な場合があります。このような場合、心不全が回復するまでの間、人工心臓や、人工肺を装着する治療を行っております。
 
心臓同期療法:重症心不全では、心臓の電気信号の伝わり方が遅くなり、これによって心臓の機能が悪くなることがあります。これに対して左右両方の心室にペースメーカーを植え込む治療があります。
 

VI.その他

先天性心疾患、心臓腫瘍、心タンポナーデ、収縮性心膜炎の手術にも対応いたしております。また腹部大動脈瘤、閉塞性動脈硬化症、急性動脈閉塞症、下肢静脈瘤等の各種動静脈疾患等に対する検査・治療も行っております。

心臓手術の術後の生活に役立つ資料

心臓の手術をお受けになった患者さまへ -術後の生活について-(PDF形式 344キロバイト)
手術の後で、心臓の調子と上手に付き合い、術後の生活が快適なものとなるよう、知っておきたい資料を作成いたしました。是非、ご一読いただきたき、活用していただければ幸いです。

健康管理表 -血圧,脈拍,体重を管理しましょう-(PDF形式 588キロバイト)
ご自分の血圧や脈拍、体重やその変化を知っておくことは健康管理にとって、とても大切なことです。毎日の血圧、脈拍、体重を実際に記録していただけるよう、チェックシートをご用意いたしました。皆様の健康のために役立てていただければ幸いです。

スタッフ

島村 良衛 しまむらよしえい
役職 部長
資格

日本胸部外科学会認定医・指導医

心臓血管外科専門医認定機構認定専門医・修練指導者

日本外科学会専門医・指導医

循環器専門医
専門分野 虚血性心疾患、心臓弁膜症、大血管疾患
所属学会 日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本外科学会、日本循環器学会、日本冠動脈外科学会、アメリカ胸部外科学会、ヨーロッパ心臓胸部外科学会、アジア心臓血管外科学会
遠藤 祐輝 えんどうゆうき
役職 医長
資格 日本外科学会専門医
心臓血管外科専門医認定機構認定専門医
専門分野 虚血性心疾患、心臓弁膜症、大血管疾患
所属学会 日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本外科学会、日本循環器学会、日本冠動脈外科学会

臨床実績

I. 手術数推移
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II. 冠状動脈バイパス術成績
2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023
症例(n) 14 22 8 4 4 11 12
うち緊急症例(n) 3 1 1 0 0 0 1
オフポンプ(%) 92.9 72.7 37.5 50.0 100 45 83.3
バイパス本数平均値 2.5 2.7 2.8 2.8 2.5 2.3 2.8
III. 弁膜症手術成績 (冠状動脈バイパス術CABGとの合併手術を含む)
2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023
症例(n) 19 22 11 10 14 11 18
うち緊急症例(n) 0 0 0 2 1 1 2
CABG手術との合併手術(n) 2 2 2 2 3 2 0
IV. 胸部大血管手術成績(大動脈基部手術を含む)
2017 2018 2019 2020 2021 2022 2023
症例(n) 7 12 15 14 5 10 19
うち緊急症例(n) 5 5 2 1 1 6 10
真性動脈瘤(n) 1 1 9 6 2 1 4
解離性大動脈瘤(n) 6 5 6 8 3 9 15
ステントグラフト治療 2 6 11 9 2 3 3

学会関連データベースへの参加について

日本国内で行われている外科手術の症例のデータを全国集計し、データベースを作成、分析、評価することにより、日本の外科医療の現状を把握し、適正な医療の提供や医療の質の向上を目指す目的で、データベースの機構が発足しています。当科では2009年から、心臓血管外科手術のデータベース機構である日本心臓血管外科データベース機構Japan Cardiovascular Surgery Database Organaization (JCVSD)に、また2011年から一般外科手術の機構であるNational Clinical Database (NCD)に参加登録を行い、当科で外科治療をお受けになられた患者さんのデータを登録しております。どうかデータベース機構の趣旨をお汲み取りいただき,データベースへのご協力をお願い申し上げます。
日本心臓血管外科データベース機構Japan Cardiovascular Surgery Database Organaization JCVSDについて(PDF形式 172キロバイト)
National Clinical Databese (NCD)について(PDF形式 1,153キロバイト)

研究業績(2009年~)

I. 学会発表

A). 国際学会

  1. Shimamura Y, Hayashi I. A Simple and Safe Technique for Positioning a Bipolar Radiofrequency Device for Pulmonary Vein Isolation. The 17th Annual Meeting of Asian Society for Cardiovascular and Thoracic Surgery. March 5-8, 2009 at the Taipei International Convention Center, Taipei, Taiwan.
  2. Maisawa K, Takebayashi T, Isshiki S, kanou M, Tominaga T, Ishitoya H, Hiratani K, Hori T. The effect of landiolol for treatment of atrial fibrillation and tachycardia after coronary artery bypass graft surgery. The 17th Annual Meeting of Asian Society for Cardiovascular and Thoracic Surgery. March, 5-8, 2009 at the Taipei International Convention Center, Taipei, Taiwan.
  3. Shimamura Y, Hayashi I. Impact of graft fixation using an end graft holder and a side graft holder in coronary artery bypass surgery. The 19th Biennial Congress of Association of Thoracic and Cardiovascular Surgeons of Asia, October , 25-28, 2009 at Sheraton Grande Wakerhill, Seoul, Korea.
  4. Shimamura Y, Hayashi I. Does Graft Fixation Affect Outcomes After Coronary Artery Bypass Grafting? The 19th World Congress of World Society of Cardio-thoracic Surgeons. November, 4-6, 2009 at Panamericano Buenos Aires Hotel and Resort, Buenos Aires, Argentina
  5. Shimamura Y, Hayashi I. Initial Results of Bipolar Radiofrequency Ablation for Atrial Fibrillation with a Simple Way. The 18th Annual Meeting of the Asian Society for Cardiovascular and Thoracic Surgery & the 56th Annual meeting of the Indian Association of Cardiovascular and Thoracic Surgeons. February, 26 – March, 1st, 2010 at the Ashok, New Dehli, India
  6. Shimamura Y, Hayashi I. A Novel Looping and Knotting Device for Making Artificial Chordae in Mitral Valve Repair. The 20th Annual Congress of the Association of Thoracic and Cardiovascular Surgeons in Asia. October, 28-31, 2010 at Beijing International Convention Center, Beijing, China.
  7. Maisawa K, Yamazaki K, Ishitoya H, Shimamura Y. The effect of Landiolol (ultra short acting β-blocker) for treatment of atrial fibrillation after aortic valve replacement. Joint meeting of The 19th Annual Meeting of Asian Society for Cardiovascular and Thoracic Surgery and 21st Association of Thoracic and Cardiovascular Surgeons of Asia, May, 26 – 29, 2011 Phuket, Thailand
  8. Shimamura Y, Maisawa K. Mitral Valve Repair with A Novel Looping and Knotting Device. The 21st World Congress of World Society of Cardio-thoracic Surgeons. June, 12-15, 2011 at Hotel InterContinental Berlin. Berlin, Germany
  9. Shimamura Y, Maisawa K. Anomalous Cardiac Vein Draining into the Left Brachiocephalic Vein. The 20th Annual Meeting of Asian Society for Cardiovascular and Thoracic Surgery, March, 8 – 11, 2012 at Bali International Convention Center, Bali, Indonesia.
  10. Shimamura Y, Maisawa K. A Novel Heart Retracting System for Off-pump Coronary Artery Bypass Surgery. The 61st Annual meeting of European Society for Cardiovascular Surgery, April, 25-28, 2012 at Valmar Lacroma Dubrovnik, Dubrovnik, Croatia.
  11. Shimamura Y, Maisawa K. A positioning wire for adjusting the length of artificial chordae in mitral valve repair.The 22nd World Congress of World Society of Cardio-thoracic Surgeons. September, 9-12, 2012 at The Westin Bayshore. Vancouver, Canada.
  12. Shimamura Y, Maisawa K, Okamoto N, Yamafuji K. Postoperative diaphragmatic hernia after right gastroepiploic artery coronary artery bypass surgery. The 10th International Congress on Coronary Artery Disease. October, 13-16, 2013 at Palazzo degli Affari, Florence, Italy.
  13. Shimamura Y, Maisawa K. A Novel Technique to Reinforce Double-Barrel Distal Aortic Anastomosis in the Repair of Aortic Dissection. The 22nd Annual Meeting of Asian Society for Cardiovascular and Thoracic Surgery, April, 3- 6, 2014 at Istanbul Convention Center, Istanbul, Turkey.
  14. Shimamura Y, Maisawa K. Clinical results of sutureless surgical repair for oozing type left ventricular free wall rupture. The 24th Annual Congress of the Association of Thoracic and Cardiovascular Surgeons in Asia. November, 5-8, 2014 at Melia Hanoi, Hanoi, Vietnam.
  15. Shimamura Y, Maisawa K. A Novel Device for Creating Multiple Artificial Chordae in Mitral Valve Repair. The 23rd Annual Meeting of Asian Society for Cardiovascular and Thoracic Surgery. May, 11-14, 2015 at Hong Kong Convention and Exhibition Centre, Hong Kong, China.
  16. Shimamura Y, Maisawa K. A new method to adjust neochordal length in mitral valve repair using a rubber tube stopper. The 25th Annual Congress of the Association of Thoracic and Cardiovascular Surgeons in Asia. November, 12-15, 2015 at Shangri-La's Mactan Resort and Spa, Cebu, Philippines.
  17. Shimamura Y, Maisawa K. Midterm results of sutureless surgical repair for oozing type left ventricular free wall rupture. World Congress of Cardiology & cardiovascular Health 2016. June 4-7, 2016 at Centro Banamex, Mexico City, Mexico.
  18. Shimamura Y, Maisawa K. Bilateral Coronary to Bronchial Artery Fistulas Accompanied by multiple Bronchial Artery varices. The 25th Annual Meeting of Asian Society for Cardiovascular and Thoracic Surgery,. March, 23-26, 2017 at Intercontinental Seoul COEX, Seoul, Korea.
  19. Shimamura Y, Maisawa K. Is Double-Barreled Distal Anastomosis in Chronic Descending Aortic Dissection with Reinforcement of Aortic Edge Justified? The 27th Annual Congress of the Association of Thoracic and Cardiovascular Surgeons in Asia. November, 16-19, 2017 at Melbourne Convention and Exhibition Centre, Melbourne, Australia.
  20. Shimamura Y, Maisawa K. Single-knot lock procedure for adjustment of the length of artificial chordae in mitral valve repair. The 67th Annual Meeting of European Society for Cardiovascular Surgery, April, 12-14, 2018 at Hotel du Department du Bas Rhin, Strasbourg, France.
  21. Shimamura Y, Maisawa K. Single-knot lock procedure for adjustment of the length of artificial chordae in mitral valve repair. The 28th World Congress of World Society of Cardio-thoracic Surgeons. September, 14-15, 2018 at Cankarjev Dom. Ljubljana, Slovenia.
  22. Shimamura Y, Maisawa K. Primary intimal sarcoma of the left atrium. The 27th Annual Meeting of Asian Society for Cardiovascular and Thoracic Surgery. February, 21-24, 2019 at Hotel ITC Grand Chola, Chennai, India.
  23. Shimamura Y, Maisawa K. Artificial Chordae Replacement with Anchor Loop and Single-knot Lock Procedure In Mitral Valve Repair. Annual Meeting of Heart valve Society. April, 11-13, 2019 at Melia Sitges, Sitges, Spain.


B). 国内学会

  1. 米沢数馬, 竹林孝晃, 一色真吾, 加納正志, 富永崇司, 石戸谷浩, 平谷勝彦, 堀隆樹.Landiololの冠動脈バイパス術後における心房細動、頻脈性不整脈に対する有用性.第39回日本心臓血管外科学会総会.富山.2009.4.24.
  2. 米沢数馬, 竹林孝晃, 一色真吾, 加納正志, 富永崇司, 石戸谷浩, 平谷勝彦, 堀隆樹.真菌性心内膜炎の再発により三尖弁置換術を施行した1例.第52回関西胸部外科学会学術総会.岡山.2009.6.5.
  3. 島村吉衛,林一郎.SequentialまたComposite Graft吻合のための新しいグラフト把持装置.第14回日本冠動脈外科学会学術大会.熊本.2009.7. 17.
  4. 米沢数馬, 中山泰介, 竹林孝晃, 富永崇司, 加納正志, 石戸谷浩, 堀隆樹.OPCAB後の低用量オノアクト使用の有用性.第14回日本冠動脈外科学会学術大会.熊本.2009.7.17.
  5. 米沢数馬, 中山泰介, 一色真吾, 加納正志, 富永崇司, 石戸谷浩, 平谷勝彦, 堀隆樹.冠動脈バイパス術後におけるLandiolol(オノアクト)の有用性 .第57回日本心臓病学会学術集会,札幌,2009.9.18.
  6. 島村吉衛,林一郎,石川士郎,神吉秀明,影山智己,村山晃,秋間崇:グラフトの固定は冠状動脈バイパス手術の臨床成績に影響するか?第47回埼玉県医学会総会,さいたま,2010.1.24.
  7. 米沢数馬, 山崎健二, 冨岡秀行, 東隆, 市原有起, 加久雄史:胸腹部大動脈瘤に対しhybrid治療を施行した2例 .第38回日本血管外科学会総会,大宮,2010.5.21.
  8. 島村吉衛:当院での冠状動脈バイパス手術の工夫.第7回浦和循環器勉強会,浦和,2010.11.12.
  9. 島村吉衛,林一郎,石川士郎,神吉秀明,長友祐司,影山智己,木村舞,村山晃,秋間崇:右胃大網動脈を用いた冠状動脈バイパス術後遠隔期に腸管壊死を伴った横隔膜ヘルニアを生じた1例.第218回日本循環器学会関東甲信越地方会,東京,2010.12.4.
  10. 米沢数馬,島村吉衛:弓部置換術における大口径人工血管トリプレックスの使用経験.第21回日本血管外科学会,那覇,2011.4.21.
  11. 島村吉衛,米沢数馬,石川士郎,神吉秀明,長友祐司,影山智己,木村舞,村山晃,秋間崇:心臓静脈走行異常の1例.第220回日本循環器学会関東甲信越地方会,東京,2011.6.4.
  12. 米沢数馬,島村吉衛,石川士郎,神吉秀明,秋間崇,長友祐司,影山智己,木村舞,村山晃:右冠動脈閉塞により後中隔基部に心室中隔穿孔を生じた1例.第222回日本循環器学会関東甲信越地方会,東京,2011.12.3.
  13. 島村吉衛,米沢数馬:肋骨弓離断を用いた拡大胸部大動脈瘤手術の1例.第159回日本胸部外科学会関東甲信越地方会,大宮,2012.6.2.
  14. 島村吉衛,芳賀佳之,辻忠男:シンクライアントシステムを用いた院内インターネット閲覧システムの構築.第50回日本医療・病院管理学会学術総会,東京,2012.10.19.
  15. 島村吉衛,芳賀佳之,大熊一成,柴山重信,飯島裕也,窪地淳,辻忠男,村山晃:シンクライアントシステムを用いた院内インターネット閲覧システムの構築.第50回埼玉県医学会総会,さいたま,2013.2.24.
  16. 島村吉衛,米沢数馬:大動脈解離におけるダブルバレル法吻合補強の工夫.第28回日本胸部外科学会教育施設協議会学術総会,佐久,2015年6月19日-21
  17. .米沢数馬,島村吉衛,石川士郎,神吉秀明,秋間崇,:宗形昌儒:右冠動脈閉塞による心筋梗塞後の後中隔の心室中隔穿孔に対し二重パッチ法施行した1例.第29回日本冠疾患学会学術集会,札幌,2015.11.20.
  18. 阿瀬孝治,島村吉衛,米沢数馬,石川士郎,神吉秀明,秋間崇,宗形昌儒,宮本和享,小山卓史,野村耕司:成人心房中隔欠損症,部分肺静脈還流異常症に対するWarden変法の1例.第248回日本循環器学会関東甲信越地方会,東京,2018.06.09.
  19. 島村吉衛,米沢数馬:単結紮ロック手技による僧帽弁人工腱索長の調整.第10回日本心臓弁膜症学会,東京,2019年11月29日-30.
  20. 渡邊冴基,島村吉衛,米沢数馬,神吉秀明,秋間崇,宗形昌儒,宮本和享,中嶋一晶,小山卓史:下肢動脈閉塞を契機に発見された左室内血栓に対して胸腔鏡補助下でスネアを使用し外科的切除を行った1例.第255回日本循環器学会関東甲信越地方会,東京,2020.02.22.
  21. 遠藤祐輝,服部将司,森田耕三,道本智,市原有起,浜崎安純,新浪博士:Long term result of off-pump coronary artery bypass grafting with in situ all arterial graft.第27回日本冠動脈外科学会学術集会.東京.2023.07.14.
  22. 遠藤 祐輝,島村 吉衛:分散型多方向性ハートポジショナーとpig tail型フックを用いたOPCAB遠隔期成績.第76回日本胸部外科学会定期学術集会.仙台.2023.10.19.
  23. 遠藤 祐輝,島村 吉衛:Original pig-tail hook and Tentacles enabled excellent results of OPCAB in long-term periods. 第36回日本冠疾患学会学術総会.金沢.2023.11.24.
  24. 岩渕 拓哉,遠藤 祐輝,島村 吉衛,川村 陽大,勝木 俊臣,中澤 直美,藤澤 大志,中嶋 一晶,神吉 秀明:高齢者における肺動脈四尖弁とASDに伴う無症候性severe PSと肺動脈瘤に対し、外科的介入を行った一例.第270回日本循環器学会関東甲信越地方会,東京,2023.12.12.
  25. 宮川 洋平,遠藤 祐輝,島村 吉衛,川村 陽大,小山 卓史,神吉 秀明,中嶋 一晶,藤澤 大志,勝木 俊臣,中澤 直美:低心機能に伴う両心室内血栓に対して内視鏡を用いた外科的血栓除去術を施行した症例.第270回日本循環器学会関東甲信越地方会,東京,2023.12.12.
  26. 遠藤 祐輝,島村 吉衛: OPCABで安定した視野展開および心臓脱転を行うには.第1回 JATS-NEXT Annual Conference.大阪.2024.01.27.
 

II. 論文

A)英文

  1. Shimamura Y, Mochizuki Y, Yamada Y, Shibasaki I, Miyoshi S. Prosthetic mitral valve leaflets jammed by a balloon catheter. Gen Thorac Cardiovasc Surg 2009;57:153-154.
  2. Shimamura Y, Hayashi I. A novel side graft holder for coronary artery bypass grafting. Ann Thorac Surg. 2009;87:1628-1629.
  3. Shimamura Y, Hayashi I. A simple and safe technique for positioning a bipolar radio-frequency device for pulmonary vein isolation. Eur J Cardiothorac Surg. 2009;36:407-409.
  4. Shimamura Y, Hayashi I. Graft fixation with a side graft holder for sequential and composite graft anastomosis in coronary artery bypass surgery. Interact Cardiovasc Thorac Surg. 2009;9:939-942.
  5. Hayashi I, Shimamura Y, Maehara M. Paraplegia Due to Epidural Hematoma after Mitral Valve Surgery: Report of a Case. Surg Today. 2011;41:704-706.
  6. Shimamura Y, Maisawa K, Okamoto N, Yamafuji K. Diaphragmatic hernia following coronary artery bypass surgery with the right gastroepiploic artery: case report and literature review. Gen Thorac Cardiovasc Surg 2012;60: 431-434.
  7. Maisawa K, Yamazaki K, Ishitoya H, Shimamura Y. Effect of landiolol hydrochroride after off-pump coronary artery bypass. Asian Cardiovasc Thorac Ann 2013;21:170-175.
  8. Kanki H, Shimamura Y, Kageyama T, Nagatomo Y, Akima T, Ishikawa S, Maisawa K, Murayama A. Acute aortic regurgitation due to aortic dissection confined to the sinus of Valsalva. J Ecocardiographhy 2013;11時72分-74.
  9. Shimamura Y, Ishikawa S, Maisawa K. Anomalous cardiac venous system. Asian Cardiovasc Thorac Ann 2016:24:398, first published on October 20, 2014 

B)邦文

  1. 木村舞,秋間崇,西村貴絵,石川徹,村岡直人,影山智己,長友祐司,神吉秀明,島村吉衛,林一郎,石川士郎,村山晃:両側冠動脈起始部にステント留置して救命しえたA型急性大動脈解離の1例.心臓 2012;44:333-338
  2. 米沢数馬,高英成:左血胸を呈した気管支動脈瘤破裂の1例.胸部外科 2012;65:419-422
  3. 島村吉衛,芳賀佳之,辻忠男,窪地淳.シンクライアントシステムを用いた病院内インターネット閲覧システムの構築.日本医療・病院管理学会雑誌 2014;51時5分-13.
  4. 島村吉衛,米沢数馬:僧帽弁形成術における新しい人工腱索ループ作成器.胸部外科2017;70:759-761
  5. 島村吉衛,米沢数馬:大動脈解離におけるダブルバレル遠位側吻合補強法の工夫.胸部外科2017;70:937-939
  6. 島村吉衛,米沢数馬,田中佐登司:単結紮ロック手技による僧帽弁人工腱索長の調整.胸部外科2018;71:908-910
  7. 島村吉衛,米沢数馬:静脈洞型心房中隔欠損を伴う成人部分肺静脈還流異常に対するWarden変法.胸部外科2020;73:978-981
  8. 米沢数馬,島村吉衛:下壁梗塞に合併した心室中隔穿孔に対する右室アプローチサンドイッチ法の1例.胸部外科2020;73:1097-1100

III.著書

  1. 島村吉衛:End Graft Holder and Side Graft Holder, 川副浩平編:我が国で生まれた心臓血管外科手術―先達の創意工夫に学ぶ― .第1版,Medical View社,2013

IV.受賞

  1. Shimamura Y. Outstanding oral presentation award with a topic entitled “A new method to adjust neochordal length in mitral valve repair using a rubber tube stopper.” The 25th Annual Congress of the Association of Thoracic and Cardiovascular Surgeons in Asia. November, 12-15, 2015 at Shangri-La's Mactan Resort and Spa, Cebu, Philippines.

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