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放射線治療科

概要

 放射線治療はがん治療における三大治療法の一つです。手術などの外科的治療や化学療法と並んで重要です。放射線治療は、体の外から病巣に放射線を照射し、がん細胞の遺伝子を傷つけることにより、がんやそれに近い疾患の治癒や軽快を目指します。放射線治療科は、手術や抗癌剤治療を行なう診療科と協力し、治療効果が高く、副作用の少ない安全で精確な放射線治療の実施に注力しています。放射線治療は、がんの種類によっては治癒を目指すことのできる治療です。また、比較的進行したがんに対しても、有効な治療を検討することができます。

診療内容

 2機の放射線照射装置を用いて放射線治療を実施しています。アキュレイ社製のサイバーナイフM6は、定位放射線治療装置であり、いわゆるピンポイント照射を円滑に実施できます。バリアン社製TrueBeam(トゥルービーム)は、汎用型医療用直線加速器であり、様々ながん腫の病変に対して高精度な放射線治療を実施可能です。強度変調放射線治療(IMRT)の技術により、病変の形状にフィットする線量分布を実現し、抗腫瘍効果を高めつつも有害事象を低減できます。

院内のみならず院外からのご依頼にも対応しております。その際は当院の地域連携室にご連絡をいただき、初診の予約をお願い致します。地域連携の一環として、通院可能な方に対する緩和的放射線治療にも対応しております。ご紹介の際は事前にご相談いただきますようお願いいたします。

スタッフ

氏名 役職 資格
川瀬 貴嗣 部長 医学博士
放射線治療専門医・指導医(日本放射線腫瘍学会・日本医学放射線学会)
西村 修一 医長 医学博士
放射線治療専門医(日本放射線腫瘍学会・日本医学放射線学会)

診療実績

 2022年 治療実績(外来および入院)

疾患名 症例数
脳腫瘍・脊髄腫瘍 11
頭頚部癌 24
食道癌 14
肺癌・気管・縦隔腫瘍 87
(うち肺癌) 86
乳癌 36
肝癌・胆道腫瘍・膵癌 20
胃癌・結腸癌・直腸癌 48
婦人科系腫瘍 14
泌尿器科系腫瘍 128
(うち前立腺癌) 102
造血器リンパ系腫瘍 26
皮膚癌・骨軟部腫瘍 4
その他の悪性腫瘍 3
良性疾患 2
脳転移  28
骨転移  57

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